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Vol.4 日頃のブラッシングが一番大切です!

プラーク内では何がつくられているのでしょうか?

そもそも『プラーク』ってご存知ですか?   
プラークは、朝起きた時などにお口の中の[ネバネバ」の原因となっているものです。お風呂場のスミや排水溝とか、水廻りの汚れた所にヌルヌルとしたものが表面にありますが、歯の表面のネバネバも同じような性質のものです。

プラーク付着のイメージ プラーク付着のイメージ

歯みがきの最大の目的は、『細菌の巣であるプラーク』の除去と、食べ物のカスや糖類などを取り去ることです

歯の溝の中や歯と歯の間、歯全体にベッタリと張りついたプラーク(=細菌の巣→後に歯石化する)の除去はとても大切なことです。プラーク内で増殖した細菌が歯を溶かす酸(虫歯の原因)や毒素を本格的につくり出す前に、歯みがきでプラークをきれいに落としてください。一日の中でも特に就寝前の歯みがきはしっかりとみがいてください。歯ブラシでは落とし難い場所のプラークの除去には、歯間ブラシやフロス(掃除用の糸)をお使いください。また、歯みがきでは落ち難くなったプラークや落とせない歯石は、6ヵ月に1度くらい、歯科医院でしっかりとしたクリーニング&チェックを受けると、トラブルの回避につながります。

日頃のブラッシングが一番大切です!

しっかりとみがいて、フッ素と各種成分をフル活用

最近の歯みがき剤には、歯や歯肉を守るための優れた効果を発揮する成分が含まれています。虫歯を防ぐ効果が広く認められ、歯科医院でもご要望により塗布しているフッ素や、歯の表面を修復する作用(専門的には再石灰化と言います)を助けるリン酸カルシウム、CPC※1、IPMP※2に代表される各種殺菌成分、抗炎症作用のある成分などが含まれ、商品ごとにそれぞれに大きな特徴が示されていますので、目的や症状に合わせてお選びください。

歯磨きの効果のイメージ

※1 CPC(塩化セチルピリジニウム)のど飴やうがい薬などにも含まれている強い殺菌力を持った殺菌剤   
※2 IPMP(イソプロピルメチルフェノール)薬用石鹸やデオドラントスプレーなどにも含まれている殺菌剤

日本デンタルセンター 北原 信也 先生 日本デンタルセンター 北原 信也 先生

Vol.4 日頃のブラッシングが一番大切です!

※2016年9月25日現在の情報です。最新情報は各機関に直接ご確認ください。

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