皆さんはどのくらいの頻度で、歯科クリニックに足を運んでいますか?定期的な「歯のクリーニング」に行かれる方が増えている一方で、「痛くなるまで行かない」という方もまだまだ多いようです。
今回は、どうして「歯のクリーニング」が必要なのかについて、ご説明しましょう。
日本デンタルセンター 北原 信也 先生
日本大学歯学部・昭和大学客員教授
ノブデンタルクリニック(東京)総院長
シンガポール日本人学校卒業
実は生死にも関わる歯の問題
歯科予防の先進国と言われるスウェーデンでは、早くから「虫歯・歯周病を防ぐ」ことに、国を挙げて取り組んできました。例えば、虫歯・歯周病予防の一環として、国民は19歳まで歯のクリーニングを無料で受けることができます。その結果、虫歯の患者数を劇的に減らせたことが報告され、世界の歯科医療界に大きな衝撃を与えました。
虫歯・歯周病の対策を先延ばしにしてしまうと、治療で痛みが出たり、歯を失いインプラントが必要になって治療費が高額になったりと、患者さんご自身に大きな負担がかかります。
日本における死因の3位は「肺炎」です。一見、歯は全く関係のないように思えますが、実はこの「肺炎」こそ、歯の健康と密接に関係しているのです。
この図を見てお分かりのように、「歯がなくても死なないでしょう」と後回しにするのではなく、「歯を大切にしないと死に至ることもある」と、今こそしっかり理解していただきたいと思います。
「歯のクリーニング」をしよう
日本でも「8020運動※」という活動が平成元年から始まっており、一定の効果が出てきていると言われますが、スウェーデンでは予防処置と共に、「歯のクリーニング」が日本以上に国民に浸透しています。そして世界で唯一、80歳にして平均20本の歯を維持する健康的な口腔環境を実現しています。大人の歯は全部で24本ですから、素晴らしい結果です。
「歯のクリーニング」は、虫歯を治す治療ではありませんので、受けられた方は「痛みもなく気持ちが良い」「すっきりした」というプラスの印象を持たれます。しかも、お子さまから大人まで、誰でも受けることのできる処置ですので、始める時期は年齢が早ければ早いほど良いとされています。統計的には3~4ヵ月に1度のクリーニングが有効と言われていますので、ぜひお子さまとご一緒に今日から「歯のクリーニング」を始めてみませんか?
※日本歯科医師会が推進する「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動
過去の歯科コラムもぜひご覧ください。
「歯の外傷」「歯周病とからだの病気」「ブラキシズム」「日頃のブラッシング」「咬むことと、お顔のバランスの関係」
https://www.spring-js.com/expert/5999/
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