グローバル教育
英語を本気で強みにする! ~日本の学校の取り組み~(2023)

英語を本気で強みにする!         
~日本の学校の取り組み~2023年度版

急速なグローバル化が進む中で、 世界の共通言語である英語の重要性がますます高まっています。 東京都では、公立の中学3年次に英語スピーキングテスト (ESAT-J) が導入されるなど、「話す力」を評価して高等学校の学びにつなげる動きが本格化しています。大学進学や就職などでも重要度が増す英語をいかにして習得するか、 学校教育の現場でも柔軟な対応が求められているようです。Springでは昨年に引き続き、「英語を本気で強みにする」 取り組みについて、 「海外生の受け入れに積極的な学校」にアンケート調査を行いました。 43枚からの回答をもとに、 時代の変化に伴い進化する日本の教育現場での英語学習をご紹介します。特集の後半では、 実際に英語を強みにした帰国生が現在、 どのように英語を生かして活躍されているのかをSpring 編集部が伺いました。 ぜひご覧ください。

シンガポールプレスクール お役立ちマップ・リスト(幼稚園・保育園など)(2023年1月現在 保存版) ※紙面と同じ一覧がPDFでご覧いただけます。

◎ 取材協力校一覧(全43校、50音順)         
英数学館中・高等学校、大妻多摩中学高等学校、         
大妻中野中学校・高等学校、海城中学高等学校、海陽中等教育学校、         
学習院女子中等科、学習院中等科、鎌倉学園中学校・高等学校、         
カリタス女子中学高等学校、関東学院六浦中学校・高等学校、         
啓明学院、啓明学園中学高等学校、神戸国際中学校・高等学校、         
国際基督教大学高等学校、国際高等専門学校、静岡聖光学院中学校、         
芝浦工業大学附属中学高等学校、昌平中学・高等学校、         
昭和女子大学附属昭和中学校、白百合学園中学高等学校、         
逗子開成中学校高等学校、聖園女学院高等学校・中学校、         
聖心女子学院中高等科、青稜中学校高等学校、滝川中・高等学校、         
中央大学杉並高等学校、土浦日本大学高等学校、         
土浦日本大学中等教育学校、田園調布学園中等部・高等部、         
東京都市大学付属中学校・高等学校、桐光学園中学高等学校、         
同志社国際中学校・高等学校、同志社中学校、         
桐朋女子中学校・高等学校、豊島岡女子学園中学校・高等学校、         
富士見丘中学高等学校文化学園大学杉並中学・高等学校、         
宝仙学園中学校・高等学校共学部理数夕一、         
武庫川女子大学附属中学校・高等学校、茗溪学園中学校高等学校、         
山梨英和中学校・高等学校、立命館宇治中学校・高等学校、         
麗澤瑞浪中学・高等学校

今回のアンケートでは各校の取り組みについて、主に以下の点について伺いました。

① 帰国生対象の授業の取り組み:取り出し授業や習熟度別クラスの指標         
② 授業外での取り組み:クラブ・課外活動・外部試験対策         
③ 海外生・帰国生へのアドバイス:日本人学校生・インターナショナスクール生・現地校生へ向けて

 

 

 

Q 帰国生の英語力を伸ばすための取り組みは?


・英語圏の教育課程に準じた英語カリキュラムとテキストを使用。         
・少人数制で個々人のレベルに合わせたきめ細やかな指導。         
・授業内外でタブレット端末を使用した課題の実施。         
・英語のイマージョン教育を実施。         
・国際バカロレアのプログラムや米国AP、         
 カナダ学習課程・英国のAレベルなどを導入。         
・経験豊富なネイティブ教員が英語取り出し授業を指導。         
・ランゲージアーツや多読、 TOEFL対策など         
 ハイレベルなプログラムを展開。

主な外部英語試験

英検実用英語技能検定大学・高校などで英語入試の免除や加点対象などとなることがある。海外留学の語学力証明として認定する学校も。
TOEFLTest of English as a Foreign Language大学入試、大学入学後の英語力測定などに用いられることがある。得点により単位の付与、交換留学生の選抜基準として利用することもある。
SATScholastic Assessment Testアメリカの大学が志願者に受験を要求する共通テスト。日本の大学の入学試験の一部として使用されることもある。
IELTSInternational English Language Testing Systemイギリス、カナダ、オーストラリアを中心に海外大学への出願基準として広く認められている。
TOEICTest Of English International Communication大学入試、大学入学後の英語力測定などに用いられることがある。得点により単位が付与されることもある。
GTECGlobal Test of English Communication日本発。英語4技能を測定する。国内大学で英語入試の免除や加点対象、出願基準となることがある。海外大学でも使用可。

 

 

専門家の声日本人に求められる真の英語力について、 専門家の先生に伺いました。


ネイティブ・スピーカー並の発音より         
「相手に伝える気持ち」を大切に

昭和女子大学国際学部国際学科 特任教授         
学長補佐・グローバル推進委員会 委員長         
柏木厚子先生

日本人はなぜか 「ネイティブ・スピーカー (NS) のような発音」に こだわるところがあります。 もちろん、 発音は良いほうが通じます が、 「NSのような発音」 ができなくてもコミュニケーションには問題 ないことが、 最近の研究でも分かってきています。 例えば、フラン ス人やドイツ人は/6/(thinkのthの音です) の音が苦手で/s/の音 で代用しながら堂々と英語を話しています。 もちろん、基本の子音や母音(全てではありません) をきちんと 発音することは大切ですが、それができれば通じます。 「流暢な英 語には聞こえなくても、自分の言いたいことを相手に伝えることが 目的であれば何の問題もありません。 カナダでのある試算によると、 英語の中級レベルに達するだけ でも2,100時間という膨大な時間が必要です。 他の試算では、 中級 レベルに必要な語彙数は6,000~8,000語(英検準1級相当)が不可 欠です。 「NSのような発音」という不可能に近いゴールを目指す時間はないかもしれません。


次ページからは、 実際に英語を強みにした帰国生が現在、 どのように英語を生かして活躍されているのかをSpring 編集部が伺いました。後半では、 各校が行う魅力的な取り組みの一部をご紹介します。

 

幼少期を海外で過ごし、現在さまざまな分野で活躍する先輩方のストーリーをご紹介します。

Story         
高橋 宗知 さん 東京大学医学部医学科在籍

[プロフィール】         
東京生まれ。 高校卒業まで15年間イギリスに滞在。現 地の小学校・中学校・高校を経て、ケンブリッジ大学(コンピューターサイエンス専攻)卒業。現在、東京大学 医学部に在籍しつつ、国内外のラボで情報科学の技術 を融合した免疫学の研究を行っている。


「英語が強みとなっている」と         
感じますか?         
~科学界の共通言語は英語~


科学研究では、 新しい現象を発見すると、 その現象を言語化し、 他人に理解してもらう必要があります。 科学界の共通言語は英語であるため、発見した現象を英語で説明し、 その魅力を英語で伝えな ければいけません。 海外で長く暮らしたからこそ身につけられた言 葉の感覚や表現力のおかげでわかりやすく説明することができ、多くの人たちと気軽に研究の魅力を共有できます。 また、英語力を身につけることで、より深く研究の議論ができるため、 新しい角度からサ イエンスを楽しむことができていると思います。


英語を習得するまでに、         
どのような努力をしましたか?         
~現地のコミュニティに積極的に溶け込む~

人口 3,000人の村で、現地の小学校に通いました。 最初の頃は、日 本の友だちが恋しく、生活に慣れるまで苦労をしたので早く帰国したいと思っていました。 英語を身につけることができたのは両親のお かげだと思っています。 家族で現地のコミュニティに積極的に溶け 込むよう意識をして生活しました。 同級生の家族と一緒に旅行やサッカー、誕生日を祝ってくれたことは良い思い出です。 母からは「遊び すぎて心配していた」 と言われるほど、 現地ならではの生活を十分に 体験しました。 英語が話せなくても、こうした楽しい経験から仲の良 い友だちができ、 英語を話す機会が増えたことが上達につながった と感じています。
 


海外在住のご家族に、         
アドバイスをお願いします。         
~勇気を持って、失敗を恐れず、いろいろなことに挑戦を~


海外に移住し、 これまで日常的に触れたことのない文化や言語と 向き合いながら、 新しい生活を始めるのは大変難しいことだと思い ます。 しかし、海外に滞在するチャンスは限られた人にしか与えられ ません。 いろいろな面において、 日本では経験できない貴重な機会 が数多くあるので、 そのような機会を最大限に生かすことが大切だと思います。 お子さまの異文化教育や世界各地への旅行、 ご家族と ゆっくり過ごす時間など、 海外在住中には多様な学びと体験の場があり、その体験には決して正解はないと思います。 勇気を持って、失 敗を恐れず、いろいろな機会に挑戦してください。

 

Story         
渡辺 こころ さん 総務省 勤務


[プロフィール】         
8~13歳までアメリカ・ニューヨーク州に滞在し現地校に通う。         
帰国後、渋谷教育学園幕張中学校に編入、同高等学校を卒業。         
東京大学に進学し、教育心理学を専攻。 2021年、 総務省に入省。         

「英語が強みとなっている」と         
感じますか?         
~日々の業務も円滑に対応~


私は現在、総務省で行政官として郵政行政に関連する仕事をしています。 国際会議への出席や海外の郵便事業体への出張の対応など、 英語を使う 機会がよくあります。 また、締め切りが短い案件も多く、一つひとつに時間 をかけて対応することが難しいときもあります。 しかし、すでに英語が身に ついていることでスムーズに対応できることが多く、 英語が強みになってい ると思います。 中央省庁の行政官は、 国費により諸外国の大学院などで研究活動に従事 できる制度があります。 制度を利用する際には英語力の審査があるため、 多くの希望者が日々の業務をこなしながら懸命に英語を勉強しています。 私自身が将来、この制度を希望するためにも日頃から英語力を高めておく ことは非常に大切だと感じています。


英語を習得するまでに、         
どのような努力をしましたか?         
~語源や構造を意識して学ぶ~


渡米して間もない頃、先生が私の名前の綴りを間違えていることを英語 で伝えることができず、 悔しい思いをしたことがあります。 「言いたいことが 言えない」「相手が何を言っているのかわからない」「授業の内容がわからな い」ということに強いストレスを感じていました。 その状態を改善するため に、 電子辞書を片手に知らない単語を徹底的に調べました。 すると、 「語根 (root)」 「接頭辞 (prefix)」 「接尾辞 (suffix)」 といった概念に気がつき、 「英語 はパズルのようだな」と興味を持ちました。 それからは、ただ単語を暗記す るのではなく、語源や構造を意識しながら過ごしました。 英語について体 系的な理解を深めていく過程は爽快で、 英語力はみるみる向上し、 その後 の人生において語学が好きになるきっかけになりました。


海外在住のご家族に、         
アドバイスをお願いします。         
~ゲームを攻略するような気持ちで~


大学入試や公務員試験の受験では、 英語を習得していることは評価され るポイントになると思います。 私自身、 英語を学ぶことにより、 他言語の習 得にも役立っていると感じています。 これからの時代は、英語力を持つ人材 は重宝されるでしょう。 海外に住むということは苦労もありますが、 貴重な 機会の宝庫です。 わからなかったことがわかるようになる楽しさを味わいな がら、 ゲームを攻略していくような気持ちで習得されてはいかがでしょうか。

 

Story         
木村 有花 さん 公益財団法人 日本ゴルフ協会 勤務


[プロフィール】         
2005~12年までアメリカの現地校に通い、その後、慶應義塾ニューヨーク学院高等学校へ進学。慶應義塾大学を経て現職。         

「英語が強みとなっている」と         
感じますか?         
~仕事の幅が格段に広がる~


職場では外交・ゴルフ振興を担当しており、英語を生かして、資料作成や翻訳作業、海外との窓口業務、試合に出場する海外選手の日本でのアテンドなどをしています。昨年、JOC(日本オリンピック協会)国際人養成アカデミーを英語にて受講する機会がありました。各スポーツ界からの参加者と協力し、知識を深める経験はとても素晴らしいものでした。これらの経験や現在担当している業務は、英語を身につけていなければ任されることのない仕事です。英語を習得したことで、私の仕事の幅は格段に広がりました。


英語を習得するまでに、         
どのような努力をしましたか?         
~現地の友だちとの交流が助けに~


英語を身につけることができた大きな要因は、アメリカでの生活環境とクラスの友だちのおかげだと思います。私が通った現地校は、日本人が一人も在籍していませんでした。英語の補習クラス(English as Second Language)もなく、英語を話すことができない生徒は私だけでした。そのような環境でしたが、たくさんの友人がプレイデートや誕生日会、お泊まり会などに声をかけてくれたためすぐに周囲と馴染むことができました。「英語が話せなくても遊べるね!」とみんなが受け入れてくれ、気がつけばいつの間にか英語を話せるようになっていました。現地の友だちとの交流の機会を大切にしてくれた両親には今でも感謝しています。


海外在住のご家族に、         
アドバイスをお願いします。         
~家族で過ごす時間を大切に~


海外での学校選びには、なるべく日本人の在籍者が少ない学校を選ぶことをおすすめします。日本人がいる環境は安心である一方、「楽」でもあります。海外で生活することは不安も多く、心細く思うこともありますが、勇気を持って新しい生活に飛び込んでください。そして家族で過ごす時間を大切にして欲しいと思います。日本と異なり、お子さまが一人で外出することが制限されている国もあると思います。私が過ごしたアメリカでは、留守番ができる年齢は13歳以上だったので、外出する際はいつも家族が一緒でした。振り返ってみると、海外で「家族が一緒に過ごした時間」は本当にかけがえのないものです。現在、海外に在住されているご家族には、「家族で過ごす時間を大切に、そして強い絆を結んでください」とお伝えしたいです。

 

Story         
渡辺 啓太 さん 神戸市立医療センター 勤務 臨床研修医

[プロフィール】         
日本生まれ。9~14歳までニューヨークの現地校に通学。帰国後は渋谷教育学園幕張中学校、同高等学校を経て、国立大学医学部医学科入学。6年間医学を学び医師免許取得。現在は神戸市立医療センターにて臨床研修医として、救急対応・初期治療などを中心に勤務。       

「英語が強みとなっている」と         
感じますか?         
~医学の分野でも英語力は必須~


医療分野のみならず、大学や国の研究機関の公用語は英語です。最新の研究をもとに治療を選択しなければならない医学の世界では、英語力は特に必要最低限のスキルだと感じます。薬物治療を行う内科、術式を選択する外科でも毎年、常識がひっくり返るような学術論文が多く発表されます。ひと昔前に行われていた治療が、実は患者にとって有害であったというようなことは往々にしてあります。そのため、正しい医療を行うためには英語を身につけることが必要不可欠です。また、学術論文を執筆する際にも英語を習得しておく必要があります。

英語を強みにすることで、将来の選択肢は増えると思います。例えば、米国の医師免許を取得して海外で働いたり、基礎研究のために海外留学することも可能になるからです。


英語を習得するまでに、         
どのような努力をしましたか?         
~伝えようとする努力と経験が大切~


ニューヨーク現地校での生活は、慣れるまでに時間がかかりました。特にクラスの友だちとコミュニケーションがとれず苦労していましたが、ある時、勇気を出して自分から話しかけたことでサッカーに混ぜてもらうことができました。そこからは身振り手振りで友だちを作り、拙く間違った英語でも臆さず話すことで少しずつ会話ができるようになりました。笑われたり、大失敗したりすることもありましたが、伝えようとする努力と経験が大切です。その過程を経て正しい英語を話せるようになっていくと思います。テレビを見る際は、アニメではなく実写のディズニーチャンネルを見ることをおすすめします。学校を舞台にした作品も多く、簡単な英語で実用的な言い回しが学べるのでためになりました。


海外在住のご家族に、         
アドバイスをお願いします。         
~英語だけでなく別のスキルも~


お子さまが英語を習得することで高校・大学受験、就職活動においてはアドバンテージを得ることができるでしょう。しかし、英語さえできれば良いという時代は終わりを迎えていると感じます。語学に加えて、別のスキルをいかに伸ばすかがこれからの時代は重要です。私の場合は、英語で浮いた勉強時間を理系科目に回したことで、昨春ついに医師としての一歩を踏み出すことができました。私にとっての海外移住は、最初は大変で苦労もしましたが、あの5年間がなければ今の自分はいなかったと思います。海外経験をさせてくれた両親には感謝しています。日頃からお子さまの話をよく聞き、求められたときにはいつでもサポートする親御さんの姿勢が、お子さまの健やかな成長と自我形成につながると思います。

 

英語を本気で強みにする! ~日本の学校の取り組み~

関東学院六浦中学校・高等学校

https://www.kgm.ed.jp/     
英語は「教科」ではなく 「生きるための力」。     
英語学習は、 自分を生かすための「コミュニケーションツール」の習得


英語クラス形式     
●「学びの国際化を加速し     
世界で通用する「英語運用力」を養う

Global English Teachers (GET) のみで行う授業、 GETと日本人教員によるTT(ティーム・ティーチング)で行う授業 日本人教員のみで行う授業をバランスよく展開することで「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能を育成し、 生きた英語を身につける。 高い英語力を持つ生徒対象の取り出し授業も展開。Global English Teachers (GET)は、アメリカ・カナダ・オーストラリア・台湾・マレーシア・スリランカなどから集まった個性豊かな外国人教師のこと。
高等学校に設置しているGLE (Global Learning throughEnglish) は、 一般クラスとは異なる独自のカリキュラムで3年間学ぶ。 科目の約半分はGLEクラスの独自設置科目で、オンラインのマンツーマン英語レッスンをカリキュラムに組み込み、 英語圏でも評価されるような高いレベルでの4技能獲得を目指す。 正規カリキュラムの中にIELTS対策の授業を入れて、 IELTS 5.5~6.5の獲得を目標としている。
DDP (Dual Diploma Program) は、 卒業と同時にアメリカの高校卒業資格が認定されるプログラム。通常カリ     
キュラムとは別に、 英語で行われる週6時間の学習に約2年間取り組むことで海外大学進学がより身近になり、卒     
業後はアメリカの19大学の学部への推薦進学が可能。
CLIL (:Content and Language Integrated Learning.「内容と言語の統合型学習」と呼ばれる学習方法)を導入。     
内容を習得目標言語の 「英語」で学びながら、同時に話題の中で使われる語彙や表現で英語を必然的に習得していく。

その他の取り組み

●外部検定試験     
中学生は年2回、 英検を受験 英検3級以上は学年の72%。2級以上は28%。 その割合は年々増加。 3年生以上はGTECにも取り組み、 新しい大学入試制度にも対応できる力を育成している。     
●校内英会話教室     
放課後に行われる、 本校外国人教員 (GET) による英会話教室 (有料)。 外部の英会話スクールに通わず、 時間を有効活用できる。 教員1名に対して生徒2名、 または、 教員1名に対して生徒1名。 各自のレベルに合わせて力をつけることが可能。

教材

CLIL では 「TIME ZONES』 を使用。 また、ナショナルジオグラフィック社が提供する豊富な世界のコンテンツに触れることで、世界に目を向け視野を広げていく。 本校オリジナルのカリキュラムは、 IB教育の経験があるGETチームが中心になって作成。     
海外プログラム     
●多様な異文化体験を通して「気づきの力」を養う。

オルティガス語学研修:フィリピン・ルソン島のオルティガスにある語学学校での短期集中型マンツーマン英語研修。
カンボジアサービス・ラーニング研修:カンボジアの小学校や中学校を訪問し、教育ボランティアを経験。 歴史や     
文化にも触れ、幅広い学びを体験。
台湾研修:アジアの時代の到来を中高生の視点で感じる研修。 伸びゆく市場経済を     
現地調査を含めて見聞し、 学校訪問では、 プレゼンテーションなどで交流。

進学実績     
●海外大学: UCSI University、 オランダ国立アムステルダム大、 中国文化大学、中原大学、 国立中興大、 Griffith University.The University of Melborne, University of Oregon、フロリダ国際大学、 Arkansas State University、     
University of Manchester, King's College Londonなど多数     
●国内大学 東京医科歯科大、お茶の水女子大、 東京学芸大、 横浜市立大、九州大、 国際基督教大、早稲田大、慶應義塾大、立教大、青山学院大、学習院大、 白百合女子大、 日本大、東京女子医科大、国際医療福祉大、立命館大、 関西学院大、 同志社大 など多数

※関東学院六浦中学校・高等学校の詳細はこちら

https://www.spring-js.com/japan/school/5427/

 

国際基督教大学高等学校

https://icu-h.ed.jp

「帰国生であること」、それはかけがえのないアイデンティティ

英語クラス形式

●全ての授業は英語教授法の研究を基に、生徒の特色や能力に合わせて考えられたカリキュラム「英語で考える力」を育む教育。

英語の授業は4段階に分かれる。 入学時にレベル分けテストを受け、自分に最も適したクラスで学ぶ。
1年生は週6時間、 ネイティブまたはバイリンガルの教員による「英語コミュニケーション」の授業。 英語圏やインター校のような授業 (シェークスピアやさまざまなジャンルの小説の原書を年に4-5冊読む) とライティングのクラス。
エッセイやリサーチペーパーの書き方を徹底的に学ぶ。 その他、 大学入試準備のための英文法や長文読解のクラスもあり。
3年次選択科目にはMedia StudiesやCommunication andDebate, International Perspective が置かれ、大学入試のための「英文法演習」や 「長文読解」を選択することも可能。 海外の大学に進学する生徒にはSATやTOEFLの指導もあり。

その他の取り組み

●「外国語としての英語(EFL : English as a Foreign Language)」 カリキュラム

・国内生が多く所属

・3年間を通して「多読システム」に重きを置く

・1500冊以上のGraded Readers (英語を母語としない人向けの 「段階別」 読み物) が備えられており、 生徒は授業外で週に1冊というペースで読破。 英語が不得意な人でも無理なく読めるように。

・英語以外にもフランス語、ドイツ語、スペイン語、 中国語があり、基礎クラスは2年次に選択可能。 上級クラスは帰国生向けで、 高度な内容。

2021年度 進学実績

●国公立:東京大学、 一橋大学、 東北大学、 岩手大学、 九州大学、長崎大学、 東京農工大学、 横浜国立大学 国際教養大学 など

●私立: 国際基督教大学 上智大学、慶應義塾大学、 早稲田大学、明治大学、法政大学、立教大学、 青山学院大学 、 中央大学 、北里大学 順天堂大学、立命館アジア太平洋大学、東京理科大学、 樋教医科大学 など

● 海外大学: 世界中の大学に進学実績あり

アメリカ:Boston University, Harvard University,Massachusetts Institute of Technology など多数

中国:北京大学、上海交通大学など多数

カナダ:University of British Columbia, University of Toronto,University of Victoria, St. Mary's University など多数

英国: University College of London, Newcastle University、University of Bristol, Kings College London など多数     
 

※国際基督教大学高等学校の詳細はこちら

https://www.spring-js.com/japan/school/5450/

 

白百合学園中学高等学校

http://www.shirayuri.ed.jp/

フランスの修道女会を設立母体として創立以来、外国語教育に注力

英語クラス形式

●中学では全員が英仏2ヵ国語を3年間学習。

英語を週5時間(帰国生対象の英語クラスでは、 週5時間ネイティブ教員が指導。 英語圏の現地校の教育課程に準じたカリキュラムで、ハイレベルな英語力の習得を目指す)
仏語を週1時間

●英語4技能をバランスよく伸ばす学習。

中学:学習方法から学習習慣に至るまできめ細やかに指導。 スピーチ、クリエイティブ・ライティングなど自己表現の機会が豊富。 発音テストや即興会話などによる評価も行う。
高校:一般生英語クラスでは週5時間のうち2時間をネイティブ教員が担当。社会でも通用する英語力を見据え、多様なジャンルの教材を題材に高度な読解力・表現力の習得へ。

教材

●一般生英語クラスでは、日本人教員が検定教科書と文法を強化する副教材、ネイティブ教員が 「Metro※1」 を使用。

●帰国生クラスでは、 「Impact※2」 と 「Real Reading ※3」 を使用。

※1・・・オックスフォード出版局の4技能を伸ばすテキスト ※2・・・Cengage Learningの4技能を伸ばすテキスト※3・・・ピアソンロングマンの読む力と語彙力を伸ばすテキスト

その他の取り組み

授業内で多読活動を取り入れている。 図書室には初心者向けの絵本から上級者向けのペーパーパックまで約5,000冊の洋書を備え、生徒たちの多読活動をサポート。

海外大学の進学実績・推薦制度など

合格実績として、 Georgetown University、Wellesley College、Smith College、 MinervaUniversity など。

●卒業生による海外大学進学講演会も実施。


白百合学園中学高等学校の詳細はこちら

https://www.spring-js.com/japan/school/5494/

 

清泉女学院中学高等学校

https://www.seisen-h.ed.jp

「コミュニケーションツール」としての語学教育に特化した多彩なプログラム

英語クラス形式

中1・2は3つのクラスで、きめ細やかな授業を展開。

ARE(Advanced Returnees' English: 帰国生対象アドバンストクラス 英検2級以上程度)全英語の授業の90%程度をネイティブスピーカーの教員が担当
AE(Advanced English class: 英検3級合格者対象クラス)全英語の授業の10%程度をネイティブスピーカーの教員が担当
SE(Standard English class: スタンダードクラス)全英語の授業の10%程度をネイティブスピーカーの教員が担当

⇒中3は更に4つのクラスに分割。

その他の取り組み

●国際模擬国連にも積極的に参加。 19年度はアブダビ、 22年度はバンコクで行われた模擬国連に参加。

●授業内で一対一でのオンライン英会話を実施 (2022年度は中2AE 中3~高2全員)。 希望者は授業外でも受講できる。

海外プログラム

清泉オリジナルの英語を活用した多彩な「国際理解・異文化体験プログ「ラム」で帰国生と一般生がともに英語力を伸ばす。

① 姉妹校の清泉インターナショナルスクールへの 「国内留学」 プログラム。世界60ヵ国約650名の生徒が学ぶ同校に通学し、 国際バカロレア認定を受けたオールイングリッシュの授業に参加 ( 1週間)。中3希望者
②ニュージーランド・ターム留学 (3ヵ月)、 語学研修 (12日間)。 中3・高1希望者
③ アメリカのボストンカレッジで行われる 「Ever to Excel」というリーダー養成プログラムに、 日本からは清泉女学院と栄光学園の希望者だけが参加可能 (9日間)。高1・2希望者
④ アイルランドの姉妹校との交換留学を計画中。専任のネイティブ教員による英語の授業。ボストンカレッジ・リーダー研修。

※清泉女学院中学高等学校の詳細はこちら

https://www.spring-js.com/japan/school/5465/ 

 

佼成学園中学校・高等学校

https://www.kosei.ac.jp/boys/

2021年 「グローバルコース」を新設、世界中からの帰国生受け入れ

英語クラス形式

●帰国生対象に「取り出し授業」「習熟度別 (4段階) 授業」 を実施。

●ネイティブ教員による豊富な授業と資格試験対策。

グローバルコース(中学校):シンガポールで2年間研修した教員がシラバスを構築。「取り出し授業」 は週4時間をネイティブ教員が担当。 実用的な英語をカバーし、 外部検定対策も行う。
グローバルコース(高等学校)CLIL教材を使用し、 グローバル社会で通用する英語力の向上を目指す。 「取り出し授業」 は週4時間をネイティブ教員が担当。 海外大学、 総合型選抜入試にも対応。

海外プログラム

● 多彩な海外プログラムで異文化に触れ、世界的視野をもったグローバルな人材を育成 (下記はグローバルコース生必修)。

モンゴル異文化体験プログラム・マニラ平和学習プログラム・タイフィールド実践プログラム・東南アジア SDGs 研修・アメリカアントレプレナーシップ研修

その他の取り組み

新入試を見据え、 ICTやネイティブ教員を活使用して「英語4技能」を育成。| 

2023年度合格実績速報 (3月5日現在 現役のみ

早慶上理44名 GMARCH 107名


※佼成学園中学校・高等学校の詳細はこちら

https://www.spring-js.com/japan/school/5441/

 

静岡聖光学院中学校・高等学校

http://www.s-seiko.ed.jp/

ICTを駆使したグローバルリーダー育成型の英語教育、海外大学進学に特化したプログラムを提供

英語クラス形式

●ネイティブ講師による 「取り出し授業」と「習熟度 (3段階) 授業」 を週に5コマ実施。

本校はグローバルリーダー育成に尽力しているため、取り出し授業では全て英語によるコミュニカティブ・アプローチを採用。 ICTを駆使したプロジェクト型の授業、 ネイティブ講師による丁寧なライティング指導、そして英検や各種資格対策を実施。

●世界各国の海外大学に進学できる 「A Level プログラム」。

●高水準の海外教育を提供する「IGCSE」も受講可能。

海外大学への進学サポートとして、ケンブリッジ大学国際教育機構(CAIE) の認定A Level (高校1年~) とIGCSE (中学2年~) をオンラインで専門講師が指導。学内では、 A Levelを取得している外国人講師がサポート。

海外プログラムなど

多くの海外校と交流あり。 Apple Distinguished School 認定校。
本校主催で7ヵ国の参加校を迎えた国際サミットの経験も。

※静岡聖光学院中学校・高等学校の詳細はこちら

https://www.spring-js.com/japan/school/5470/

 

昭和女子大学附属昭和中学校

https://jhs.swu.ac.jp/

学内に米国ペンシルベニア州立テンプル大学を併設、一層グローバルな環境へ

英語クラス形式

●本科コース、グローバル留学コースともに少人数の取り出し授業を実施。

グローバル留学コース:高校で全員が10ヵ月カナダ留学へ。帰国後は補習授業を実施 次学年への円滑な進級をサポート。

隣接するプリティッシュスクールとの交流などで、 英語学習のモチベーションを高める。

●高大連携プログラム

テンプル大学と昭和女子大学のダブルディグリーが可能となり、両大学との高大連携プログラムも充実。

日頃の授業ではICTを積極的に活用し、 生徒参加型の授業が展開している。

海外プログラム

●学園内のインターナショナルスクールや海外研修施設を活用。

①中高部に隣接するブリティッシュスクールとは、 両校の高校生がお互いの校舎で授業を受ける 「ショート・エクスチェンジ」など、 交流プログラムが充実。
②米国の 「昭和ボストン」 研修でグローバルな視点の育成へ (12日間)。中2全員対象

※昭和女子大学附属昭和中学校の詳細はこちら

https://www.spring-js.com/japan/school/5457/

 

田園調布学園中等部・高等部

https://www.chofu.ed.jp

新たに海外大学進学を後押しする制度が始動、高みを目指す英語教育

英語クラス形式

● FLT (Foreign Language Teacher) による取り出し授業。

中等部 英検2級程度の生徒対象。 中1 (週6時間) 中2 (週5時間)、中3 (週3時間)。
高等部 英検準1級以上の生徒対象。 高1・2 (週3時間)。

●取り出し授業以外は中1~高2、20名程度の少人数制 (グラマーの授業を除く)。

教材など

中等部の取り出し授業では、 主に海外の教科書 小説を使用し、 ディスカッションやディベートを通じてクリティカルシンキングの力を育成している。 中等部ではコンピューターのプログラミング言語も英語で学ぶ。

取り出し授業では、 英検準1級・1級取得や模擬国連への参加、海外大学進学を視野に入れて学ぶ。

海外大学の進学実績 ・ 推薦制度など

・「海外大学進学協定校推薦入試制度 (UPAS)」 の加盟校として、校内基準を満たした生徒が海外大学へ進学できる制度が2019年度より開始。TOEFLなどの英語試験と高校の成績で英国・米国・オーストラリア・カナダの大学に出願することが可能 (大学によっては返済不要の奨学金を受けることも可能)。

・同制度の初年度からすでに米国の大学進学者が確定。

・2023年春は2名が海外大学へ進学。 うち1名が同制度を利用。     
 

※田園調布学園中等部・高等部の詳細はこちら

https://www.spring-js.com/japan/school/5478/

 

文化学園大学杉並中学・高等学校

https://bunsugi.jp

吹き抜けるカナダの風中学から日本とカナダのカリキュラムを同時に学ぶ

英語クラス形式

●1年次からカナダの教員が主導(希望者)。

中学:英検2級以上の希望者は中学1年からカナダ・ブリティッシュコロンビア州の教員によるハイレベルな授業を展開。 「DD7」 では理数科目7時中学 間を含めた週 17時間の英語の授業。 「Advanced7」 では週10時間の英語の授業となるが、 理数科目は日本のカリキュラムをしっかりと行うため先取り教育が可能。
高校:「ダブルディプロマコース」では日本とカナダの卒業資格を同時に取得。英語圏の卒業資格が取得できることで、海外大学への進学がスムーズに 国内の大学も、 海外枠での受験が可能で、 受験のチャンスが倍増。

ダブルディプロマコースの卒業生は今年で6期生まで輩出。

中学生の状況

中学生在籍393名中193名がカナダのカリキュラムを学んでいる。 中学全体で英検2級以上の生徒が95名。 準1級以上の生徒が33名在籍。(2023年3月時点)

卒業生の進路

1期生から5期生まで125名の卒業生が出ています。 過去5年間の合格実績は海外大学55名、 国公立早慶上理ICUに33名、 GMACH関関同立に37名合格が出ています。     
 

※文化学園大学杉並中学・高等学校の詳細はこちら

https://www.spring-js.com/japan/school/5499/

 

東京女学館中学校・高等学校

https://tjk.jp/mh/     
20年の実績を誇る伝統の「国際学級」でインクルーシブ・リーダーシップと英語実用力を身につける     
英語クラス形式     
● 帰国生と一般生が共に学ぶ。

1学年1クラス。 中1・2はネイティブ教員と日本人教員の二人担任制。

ネイティブ教員の指導で実践的な英語力を高める。

●習熟度別授業

独自のLanguage Artsの授業を少人数グループ (レベル別3分割) で実施。 中3までに英検2級、 高3までにTOEFL iBT80以上の取得が目標。

Language Arts 授業例

中3:英語劇 『ロミオ&ジュリエット』。 クラス全体で協力し劇を制作。
高2:校内模擬国連。 世界の問題について調べ英語で議論。 学びの集大成。

海外プログラム     
タスマニア研修 (中3希望者) ボストンリーダーシップ研修 (高1必修) 派遣留学 (高1 選抜) ・ タイ、マレーシア、韓国への文化研修     
希望者) 姉妹校からの訪問団との交流大使館訪問 姉妹校とのオンライン交流・海外大学進学協定校推薦入試制度 (UPAS) に加盟

※東京女学館中学校・高等学校の詳細はこちら

https://www.spring-js.com/japan/school/5483/

 

各校の情報 PDF版はこちらをクリック↓

 シンガポールプレスクール お役立ちマップ・リスト(幼稚園・保育園など)(2023年1月現在 保存版)

※2023年3月25日現在の情報です。最新情報は各機関に直接ご確認ください。

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