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企業からの声

ワコール シンガポール株式会社 社長 古田 泰嗣 氏

2015.03.25

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グローバル時代を迎えた今、企業が求める人材、教育とは何でしょうか。企業の担当者に聞きました。

女性を取り巻く社会環境が大きく変化している中で、日本では「ワークライフバランス」という考え方の下、女性が社会で活躍する場が大きく広がってきました。東南アジアでは経済成長とともに女性の消費パワーは年々大きくなっています。「女性と共にある」御社にとって、このような社会・経済環境は更なる成長の機会だと思います。このような点を踏まえ、これまでの御社の歩みと概要についてお聞かせください。

1946 年、和装を守る風潮が根強かった古都京都にて、日本初の洋装下着会社として創業しました。グループの目標は「世界の女性に美しくなってもらう」ことで、その実現に向けて長年品質を追求し、世界中の市場で先駆的な商品を提供し続け、高い評価を得てきました。全社員数は約 18,500 名(国内約 9,000 名、海外約 9,500 名)で、海外出向者数は約 40 名です。

1970 年には韓国、台湾に初めて海外進出をしました。その後、海外マーケットにも積極的に進出し、現在では、世界22ヵ国で事業を展開、66ヵ国以上で商品を販売しています。特に米国、タイ、台湾では既にトップブランドとしての地位を確立しています。地域別の売上比率では日本が 62.2%、アジア・オセアニアで 25.6%、欧米が 12.4%です。海外での売上比率は上昇しており、今後も海外での成長がグループ全体の成長に貢献することでしょう。

御社が誇る「強み」とは何でしょうか。

海外における戦略は、日本におけるワコールブランドの強みを各国でも再現していくことです。ワコールの強みとは世界共通の徹底した品質、研究開発に基づいた商品開発力、そして「相互信頼」に基づく自主性・チャレンジ精神旺盛な社風です。どの国においてもグループ全社員に創業の精神や経営理念が共有されるよう努力をし、 また顧客ニーズには臨機応変に対応しています。近年では下着メーカーのみならず、ファーストファッション系のブランドも下着を扱っていますが、そのようなブランドは大量生産型のビジネスモデルで、一つの商品をより多くの国で販売し効率を高めています。しかし当社の場合は、現地の人の体型に合わせた形、各国の消費者ニーズに合うデザインのものをそれぞれの国で調査し展開することで高い信頼を得ており、日本でも海外マーケットでもこのような強みが成長につながっています。

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