新型コロナウィルスによりイベント等は急な変更もございます。事前に必ずお問い合わせください。

シンガポールの教育情報 SPRING

国・地域を選択する

体験記・子育て

海外生の今 ~海外で教育を受けた子どもたち~

工学院大学附属高等学校 1年 岡本 真実さん「海外で培った「語学力」と「適応力」が財産に」

2022.09.22

LINEで送る
Pocket

幼児期に海外にわたって

私が海外で生活するようになったのは5歳の時でした。まだ幼かったため、日本を離れることの寂しさや海外で暮らすことへの不安などはあまり感じませんでした。両親は、海外在住中に現地ならではの経験をさせたいという思いがあったようで、学校は当初からインターナショナルスクールに通いました。そのおかげで、物心ついた時から英語に自然と親しむことができたことは良かったと思います。

工学院大学附属高等学校 1年 岡本 真実さん「海外で培った「語学力」と「適応力」が財産に」

初めての衝撃

海外生活の中で、今でも衝撃として鮮明に覚えていることは、初めて空港に降り立った時に目の当たりにした「置き引き」です。平和で安全な日本での日常生活からは想像できない出来ごとに、小さいながら大きなショックを受けました。日本との治安の差を感じたとともに、海外で暮らすことの厳しさを肌で感じ、背筋が伸びた感覚を今でもはっきり覚えています。

海外生活の醍醐味

課外活動はサッカーをしていました。プレー中は、多少言葉が通じなくても不思議と相手の思いは理解でき、意思疎通が可能なものです。サッカーを通して他国籍の人へのハードルが下がった とともに、一緒に練習に励みチームとしてプレーをしたことは、言葉や文化の壁を超え心が一つになるという大変貴重な経験でした。海外のチームと対戦したことも多く、スポーツを通してさまざまな文化に関わることができました。

中学の時にはデザイン思考や探究教室、高校では2年時に「グローバル・プロジェクト」があり、国の垣根を超え、世界が直面する課題にどう取り組むかについて現在進行形で深く学んでいます。現在も、日々ニュースやインターネットの情報を見聞きし、世界で何か起こっているのかについて常にアンテナを張り深い関心があります。他国で起こっている報道を見るとその国出身の友人の顔が浮かぶため、とても他人ごととは思えません。現在の私の世界観は、間違いなく海外生活の貴重な経験から築かれたものだと改めて感じています。

工学院大学附属高等学校 1年 岡本 真実さん「海外で培った「語学力」と「適応力」が財産に」

2015年 香港スタジアム
サッカーエスコートキッズにて

海外で育まれた長所

私は、インターナショナルスクールと日本人学校の両方に在籍しました。学校が違えば雰囲気も異なるため、常に貪欲にさまざまな挑戦をしました。語学面では、毎日英語に触れられる環境に身を置いたため、英語力だけでなく海外特有のコミュニケーション能力も身についたと感じています。どんな環境でも、どの国籍の人でもおじけることのなく自分らしくいられる適応力も養われたと思います。これらは私にとって生涯の財産になると思います。

日本での学校生活

工学院大学附属中学校は、ICTを駆使しアクティブラーニングが盛んであったこと、大学のキャンパスに隣接しており日頃から恵まれた環境を享受できることが魅力だと感じていました。また、インターナショナルコースがあり、高度な英語力が養えるだけでなく、理科や数学も英語で学べるイ ージョン教育を受けたいと思い、入学を決めました。

工学院大学附属高等学校 1年 岡本 真実さん「海外で培った「語学力」と「適応力」が財産に」

2022年 高校体育祭 クラスメイトと一緒に

実際に英語の授業では CEFR※のC1を目指す内容で、Cambridge のテキストを用い るだけでなく、文学や哲学など質の高い思考や対話ができるようになっています。コミュニケーション能力が必須の時代に、英語と日本語のどちらでも討論や議論ができるよう になれれば、将来大きな武器 になるに違いありません。

工学院大学附属高等学校 1年 岡本 真実さん「海外で培った「語学力」と「適応力」が財産に」

2022年 サッカー地区予選の試合にて

入学して初めての運動会はとても印象的でした。海外では経験したことがないソーラン節や応援合戦などが本当に楽しく、入学して良かったと心から思える瞬間でした。帰国して困ったことはありませんでしたが、サッカーに従事していたことはあらゆる場面で自信につながり、助けられたと感じています。将来は、人とたくさん関わる仕事につきたいと考えています。サッカーの指導者か、学校の先生になり顧問として何かのスポーツの指導に関わりたいと思っています。

※CEFR(セファール): 外国語の習熟度や運用能力を同一の基準で評価する国際標準。国際的な英語力のものさしとしてヨーロッパ圏を中心に世界中で活用されている。

海外で暮らす方へのメッセージ

海外は絶好の「挑戦の場」で、日本では体験できないことがたくさんできると思います。自ら厳しい環境に身を置き、未知のことに挑戦したことが、私自身を大きく成長させてくれました。日常生活の中で人と関わることがとても多く、コミュニケーションスキルを培うには最適です。

皆さんも果敢に挑戦し、海外でしかできない体験をすることで後悔のない海外生活を送ってください。

岡本 真実さん

5~10歳(年中~小4) Delia school of Canada(香港)
10~11歳(小4~5) 香港日本人学校グローバルコース
11~13歳(小5~中1) 蘇州日本人学校

 

<海外在住歴>
香港→中国→日本

LINEで送る
Pocket

PAGE TOP