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第32回 メガネっ子が多い?小学生の近視対策

2020.01.10

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日本でも子どもの近視率は年々増加傾向にあるようですが、シンガポールでは日本以上にメガネをかけている子どもが多いと感じませんか。当地の小学生の近視率は1年生の時点で28%ですが6年生では65%と高く※、大人になる頃には8割以上が近視を患っていると言われており、そのため近年その予防対策について議論が高まっています。

第32回 メガネっ子が多い?小学生の近視対策

欧米の研究により、近視の予防には1日2時間の屋外活動が有効であることが分かっています。しかしシンガポールでは、幼稚園や小学校が早く終わる日でも、暑さを理由に子どもを室内で過ごさせる家庭が多く、日中に子どもが外で遊ぶ姿をあまり見かけません。卒業試験(PSLE)が迫る6年生になると放課後のクラブ活動は「引退」し、代わりに補習が増えるなど室内で過ごす時間が更に多くなりがちです。

こうした中、子どものうちに近視予防をする必要性が叫ばれるようになり、ここ数年、公立小学校でも徐々に対策が始まりました。保健体育の時間には「目のケア」について学び、多くの学校では屋外活動を促すために、体育の時間にしか使えなかったスポーツ用具や遊具などを休み時間にも自由に使えるようになりました。他にも、6年生でもクラブ活動を引退せず自由参加制にしたり、できるだけ屋外での活動時間を減らさないように工夫する学校が増えています。とはいえ、小学生のうちからスマホが普及している当地では、ゲームや動画視聴の時間も急増しており、近視の予防は簡単ではなさそうです。

※出典:Health Promotion Board, Singapore

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