学校・幼稚園コラム
第20回 「一筆一筆」に心を込めた書道体験

本校では、毎年11 月に「書道体験」を行います。

今年度は各学級で 「書き初め」の由来を学んだ後、小学1・2年 生は多目的室で「水書」を行い、小学3年生以上は道場で「墨を 使った書道」を体験しました。

第20回 「一筆一筆」に心を込めた書道体験 水書(小1・2)

この書道体験は、日本の伝統文化に触れ、親しむことがねらいです。また、正しい筆の持ち方や姿勢に気をつけながら「一筆一筆丁寧に書く」ことを大切にしています。

書道の良さ
正しい文字の書き方や筆の運びを身につける学習効果が期待できる
「とめ・はね・はらい」の感覚を理解できる

特に「とめ・はね・はらい」に留意して字形を書くことは、まとまった字が書けるようになる秘訣です。書道を行うことで「字をよく書こう」とする意欲が芽生えます。また、多くの作品が日本人会の「書初め展」に出品されるため、児童生徒にとって貴重な経験となっています。

今回の書道体験では、皆が心を静め、落ち着いた雰囲気の中で取り組むことができました。

低学年の小学1・2年生はしっかりと椅子に座り、お手本の字を見ながら水書に取り組んでいました。時間いっぱいになるまで字を書いている姿は、とても立派でした。

小学3年生以上は、「正座」の姿勢に慣れていない様子でしたが、一筆一筆丁寧に筆を進めていました。集中して取り組んでいる姿に成長を感じました。特に学年が上がるにつれて参加態度も落ち着き、日本の伝統文化をしっかりと感じることができました。

児童生徒たちの作品も展示される日本人会「 書き初め展」は、1月1日(日)~15日(日)に「日本人会会館2階アトリウム」にて開催される予定です。この書道体験を実施するにあたり、多くの保護者の方に支援いただきましたことに感謝申し上げます。補習校の学校行事は、保護者の方のご協力があってこそ実施できるものが多いため、これからも充実した学習を円滑に実施できますよう、ご協力をお願いします。

水書(小1・2)のポイント
水をたっぷりと付ける
余分な水分は落とす
墨を使った書道(小3以上)のポイント
墨をたっぷりと付ける
余分な墨は落とす
筆を立てて持つ
ひじを上げる
第20回 「一筆一筆」に心を込めた書道体験 墨を使った書道(小3~中学生)
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