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Kid's Health

解熱剤について

2015.01.09

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日本メディカルケアー 吉國 晋 医師
解熱剤について教えてください

高熱時の注意点

体温は測定方法や部位、時間により異なりますが、一般的に年少で あるほど高く、朝よりも夕方が高くなります。小児では、脇の下で測定したときの体温が37.5°C以上を発熱、39°C以上を高熱といいます。生後3カ月以内の赤ちゃんが38°Cを超える場合は尿路感染症や髄膜炎など細菌感染症の危険があるので、すぐに受診して下さい。4カ月以降の乳児でも3日以上の高熱が続いたり、高熱でなくても発熱が5日以上 続く場合は、受診が必要です。発熱の経過を口で 説明するのは難しいため、 朝昼晩1日3回体温を測定 し、表に記録して受診の 際にお持ちいただくと大変参考になります。また 咳・鼻水、嘔吐・下痢、けいれん、哺乳力の低下など発熱以外の症状にも注意してください。

効果的な解熱法は?

発熱時の基本は、患児が気分よく過ごせる環境を作ることです。体温を下げるために頚部、脇の下、そけい部などをガーゼにくるんだ保冷剤などで冷やしたり、水で絞ったタオルで体を拭くなどのクーリングが有効です。乳幼児は体温調節機構が未熟なため薄着にしたり、室 温を25°C前後に下げて熱の放散を促しましょう。発熱時は体温上昇により脱水傾向になりやすいので、こまめに水分補給を行いましょう。

使用目的と種類

小児に解熱剤を使う目的は平熱まで解熱させるのではなく、高熱のため睡眠や水分摂取に問題がある場合に体温を0.5 ~ 1°C程度下げることで睡眠や水分補給を行いやすくすることです。小児の解熱剤は、大きく分けてアセトアミノフェンとそれ以外の非ステロイド性解熱鎮痛薬(イブプロフェン、ジクロフェナク、アスピリンなど)があります。

ここに注意!

インフルエンザ罹患時は高熱に伴い、「インフルエンザ脳症」を発症する危険があります。これは複雑なけいれん発作(15分以上続く、繰り返す、左右非対称)や意識障害、異常行動などの症状を起こします。インフルエンザ脳症は主に6歳以下の小児に生じ、最高体温が40°C~ 41°C以上と高熱になればなるほど死亡率も高くなります。脳症の際に高熱を下げるために解熱剤としてジクロフェナクやメフェナム酸を使った人は、使わなかった人に比べて死亡率が高くなるため注意が必要です。そのため日本ではジクロフェナク(商品名:ボルタレン, Cataflam)やメフェナム酸(商品名:ポンタール, fenagesic)は小児 の解熱剤としての使用は勧められません。

また非ステロイド性解熱鎮痛薬のアスピリンはライ症候群(小児が水痘やインフルエンザ感染後に生じる急性脳症や肝障害)との関連が指摘されているため、日本では15歳未満の水痘、インフルエンザ患者には投与していません。

小児の解熱剤としてインフルエンザなどにも使用が推奨されているものはアセトアミノフェンです。非ステロイド性解熱鎮痛剤の中でもイブプロフェンは米国や日本で小児への投与が認められています。アセトアミノフェンやイブプロフェンは、投与後6時間以上たてば発熱した際に再度投与できます。

種類と商品名

グレニーグルス院

TEL: 6474-7707  FAX: FAX : 6474-4391
平日13:00~21:00 土曜日10:00~16:00

6A Napier Road #03-37 Annexe Block, Gleneagles Hospital Singapore 258500


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総合診療(内科、小児科、婦人科、外科、皮膚科、他)、予防接種、 健康診断、乳幼児健診(予約不要)、各種ドック検診、専門医のご紹介。

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Website:www.nipponmedicalcare.com.sg

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