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21世紀のICT教育

21世紀のICT教育 第3回

2014.01.10

  • ICT教育
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シンガポールからアジア全域へ進むICT教育

日立グループのICT教育への取り組みとしては、学習効率向上のために開発した電子黒板「StarBoard」を、1998年から2012年度までに24万台、71 ヶ国に導入していることが挙げられます。シンガポールでは、2004年から販売を開始し、現在は東南アジアの販売統括拠点となっております。また、事業に加えて「日立スカラシップ」など日立国際奨学財団を通じた教育への貢献にも注力しております。

世界の潮流

主に初等中等教育におけるICTの世界的な潮流は、ネットワークとPCといったインフラ整備の時代から、電子黒板などの学習環境や無線LANと低価格タブレット端末を使った学習ツールの導入に変化しています。現在はデジタル教科書活用が視野に入った状況ですが、いかに自ら学ぶ力をつけさせるか、どのように効率的な「体験学習」の手法を確立し提供すべきかなど、質に関する課題も増えています。

また、近年高等教育では、教育機会の格差をなくす試みとして主要有名大学の有名教授による講義がオンライン講座として公開され、 世界中から無料で受講できるだけでなく、修了者は修了証を得ることができる教育サービス(Massive Open Online Courses: MOOCs)が注目されています。日本では、東京大学や京都大学、シンガポールではシンガポール国立大学(NUS)に続いて南洋工科大学(NTU)が参加しています。このようにMOOCsの参加大学、学習者は世界的な規模で急激に増えています。

今後の展望とクラウドへの期待

最近、「クラウド」への期待や注目が高まっていますが、クラウドの先端技術/トレンドをいかに教育の場に浸透させられるかについて、日立は北海道大学殿と一緒に様々な角度からのチャレンジを進めてきました。その結果、2011年に国内で初めての本格的なアカデミッククラウドを提供するプロジェクトを成功させました。クラウドは、社会インフラとして着実に浸透しつつあり、社会インフラ全体に貢献する日立が、注力すべき分野です。日立の教育ICT事業は、初等中等教育から、スーパーコンピュータやクラウドを活用する高等教育までカバーしており、技術で世界の教育に貢献していきます。

Spring 編集部より

今回の取材により、日本の教育現場がさまざまな角度からICTを活用して、より良い教育・研究環境を創造し、国際競争力を上げようとする姿勢を実感できました。以前はあまり身近に感じられなかった教育のICT化ですが、デジタル教科書の開発が進むことで、初等・中等教育の現場にも広くICTの恩恵が行き渡る日がすぐそこまで来ていることを強く感じました。

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