学校・幼稚園コラム
第14回 中学校の入学手続き

日本では住む地域によって学区がおおよそ決まっているため、お子さまがどこの中学校に入学するかは大変わかりやすいですが、シンガポールでは日本とは全く違う方式で決まります。

シンガポールでこの時期ニュースなどで耳にする大きな話題と言えば、「PSLE(Primary School Leaving Examination)」といわれる小学校卒業試験です。この試験の各科目の偏差値を合計した総合スコアに基づいて入学可能な中学校とコースが決まるため、子どもたちにとっては、その後の進路を決める一大事なのです。11月下旬にPSLEのスコアが各自に渡され、希望中学校への出願手続きが始まり、12月中旬以降に結果が発表、その後入学手続きをしていきます。

【中学校の選択と決定プロセス】

① 生徒は英・算・理・母語の総得点によって順位が付けられる。
② 自分の得点で選択可能な学校の中から、希望校を6校選ぶ。
③ 各中学には「足きり点」が設けられているため、それ以上の得点の生徒だけが申し込み可能。
④ 得点の高い生徒から受け入れられるため、定員に達した場合は、第2希望の学校、そちらも定員に達した場合は第3希望の学校となる。希望の学校すべてに入学が許可されない場合は、住まいから近くまだ空きのある学校を提示される。

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