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体験記・子育て

教育の現場から

教育の現場から vol.7 白百合学園中学高等学校 副校長 田畑 文明 先生

2020.04.24

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「共感力と創造力を育む」

世の中は日々大きく変動し、先を見通すことが難しくなっています。またAIやロボットの技術の進歩により、従来あった仕事の多くがなくなっていくと言われています。そのような時代の中で、子どもたちは社会に出るまでにどのような力を身につけておけば良いのでしょうか。

まず、変化を受け入れ、失敗を恐れずチャレンジしていく力が挙げられます。そのような力を発揮するには、ありのままの自分を受け入れて大切にする「自己肯定感」を備えていることが重要になります。またグローバル化の進行に伴い、異なる背景を持つ人と上手にコミュニケーションをとる力も重視されるようになってきました。相手と心が通じ合うことができる「共感力」や、ともに新しいものを作り出していく「創造力」が備わっていると、より良いコミュニケーションをとることができるようになります。

本校を含め、キリスト教の精神を基盤に置く学校では、新しい時代を生きる上で必要となるこれらの力を身につける教育を行っています。

キリスト教の最も大切な教えの一つに「自分と同じように隣人を愛しなさい」というものがあります。これは「かけがえのない存在」として命を与えられた自分を大切にした上で、助けを求めている人がいれば積極的に手を差しのべなさいという教えです。この教えに基づき、生徒は「自己肯定感」を育んでいき、ボランティア活動などを通して「共感力」や「創造力」を伸ばしながら、誰かの役に立つことの喜びを実感していきます。

本校では日々の生活の中で祈るひと時を大切にしています。祈る心を持ち、自分が目に見えない力に支えられていることを実感している人は、命が与えられていることに感謝し、謙虚な気持ちで生きることができるようになります。

今地球には、世界中の人々が協力して解決をはからなくては、平和な世界を次の世代に残せなくなる問題が山積しています。皆が「共感力」や「創造力」を発揮し、感謝の気持ちや謙虚な気持ちを持って問題に関わることにより、少しずつ解決に向けて進んでいくことができると思います。

2000年前にイエス様が残したメッセージは、これからの時代にますます輝きを増して若い人たちの心の糧となり、激動の世界をより良く生きる力となることでしょう。

白百合学園中学高等学校
副校長 田畑 文明 先生

教育の現場から vol.7 白百合学園中学高等学校 副校長 田畑 文明 先生

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