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企業からの声

三菱電機株式会社 役員理事 アジア代表 三菱電機アジア社社長 萩原 稔 氏

2014.09.25

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グローバル時代を迎えた今、企業が求める人材、教育とは何でしょうか。企業の担当者に聞きました。

御社は一般には家電製品のイメージが強いですが、重電システム、 電子部品、メカトロニクス、人工衛星と非常に広く手掛けられ ています。まずは海外における御社のご紹介からお願いします。

三菱電機は2020年度の2月に創立100周年を迎える総合電機メー カーです。事業内容は多岐にわたり、家電製品から人工衛星まで幅広い製品を取り扱っています。2013 年度の連結売上高は4 兆543 億円で、2020年度までに5兆円を達成する目標を掲げています。現在、海外売上高比率が約4割まで上昇しており、今後もさらにグローバルで事業を強化していきます。連結従業員数は約13万人、連結海外関係会社は約70社あります。このうちアジア・オセアニア地域には28拠点があり、日本からの出向者・研修生の280人を含めた約2万人の従業員がいます。

海外におけるアジアの比重は、今後もますます大きくなりますか。

現在、連結海外売上高のうちアジア・オセアニア地域は約20%を占めています。今後、連結売上高5兆円を目指す中でアジア重視の傾向は強く、さらに強化していこうと考えています。アジアの中間所得層をうまく取り込みながら、新興国を中心にインフラ整備も推進していきます。アジアの新興国には、まだまだインフラが整備されていないところも多く、また、未進出の地域にも新たに活動の場を広げていくことを視野に入れています。

シンガポールでは、日本製のIT機器や家電製品があまり目立たないようにも感じます。

量販店では価格が重視されるので、どうしても日本製以外の求めやすい低価格帯の製品が並びます。しかし、小売店・専門店では日本製を中心的に取り扱ってくれています。B to C(一般消費者向けの製品とサービス)も大切ですが、当社はB to B(企業向け製品とサービス)にも力を入れており、一見目立たないところで良い製品を送り出し、 社会に貢献しています。特に省エネ性能などの技術には力を入れており、全ての分野で環境に配慮した製品を製造しています。

具体的には2007年に制定した「環境ビジョン2021」に基づき、製品製造時はもちろん、エネルギー効率を高めた製品を世の中に供給することで、グループ全体で環境への負荷低減に取り組んでいます。アジアの工場では数値点検を定期的に行い、フィードバックをしながら改善を図っています。シンガポールの自社ビルも太陽光発電やLED照明を備えており、配線を工夫したり空調設備を省エネ性能の高い機器に更新しています。この結果、シンガポール政府から最高位の「グリーンマーク・プラチナ」をいただき、そのトップ10に入るプレミアム館となっています。

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