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シンガポールに残りIBをとるのか、日本の高校を卒業させるか迷っています

2013.01.09

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インター校に通っています。(G6です)将来的に、シンガポールに残りIBをとるのか、日本に戻って、日本の高校を卒業させるか迷っています。いつごろまでに決断を出さなくてはならないでしょうか。(主人の帰国とは別に考えています)

◎駿台シンガポール校より

 G6であれば、IBを始めるまでまだまだ時間があります。ご家族の帰国時期が選べるのであれば、帰国高校受験と帰国大学受験のどちらがお子様にとって有利かを考えることが必要です。帰国高校受験では、帰国枠であっても英語・数学・国語の3教科の学科試験のある高校がほとんどですので、インター生であっても数学と国語の学習を日本人学校生と同じように勉強しなければなりません。また、英語は日本式の文法中心の英語です。帰国してからもしばらくの期間(1年間が一般的)は帰国枠を保持できるので、日本人学校を卒業する前に帰国しても帰国枠のメリットを享受できる場合があります。一方、帰国大学受験を目指すなら、統一試験のスコアを獲得しながら学部によっては小論文・面接などの準備を行っていくことになります。その流れの中で、IB の勉強が統一試験の一つとして登場します。以上のことから考えると、インター校に移って日が浅く、国語・数学が苦にならないようであれば高校受験のタイミングでの帰国を目指し、逆にインター歴が長く英語は得意だが国語が苦手だという生徒は英語でIB の勉強に打ち込み、ハイスコアをとって帰国大学入試を目指すのが得策ではないかと思われます。

◎オービットアカデミックセンターより

 帰国時期がお子様の進路方針に影響を与える大きな分かれ目として、G10 がひとつの目安になります。

 まず、中学3 年~ G10 の時期までの帰国を前提でお考えであれば、基本的には高校受験の準備とインター校の学習を両立させることが可能です。インター校に在籍していることが日本の高校受験に不利に働くことはありません。この場合、高校受験の合格結果を見てから日本に帰るか、インター校に残るかを考えることも可能です。

 高校受験をする場合の注意点としては、まず、国語と数学の学習を専門の学習塾を活用して並行して行うことが必須です。インター校生の場合、弱くなりがちなのが国語です。長文読解はもちろん、古文や文法、文学史などの知識はIBの日本語でもかなり役に立ちます。IB の日本語対策としても必ず学習しておきたいところです。また、数学も高校受験独特の出題パターンに慣れなければならないため、日本式の数学の学習が必須です。ただし、インター校での学習との両立を効率的にするために、インター校で習った分野・概念を必ず日本語でどのように表現するかをチェックしておきましょう。英語については、幾つかの人気校でTOEFL のスコアが有利にはたらくので、TOEFL の対策をしておきましょう。また、インター校から高校受験をする場合は、学校の成績も合否判定の重要な要素となります。

 次に、G10以降も在星される場合ですが、基本的には現在在籍しているインター校の卒業を目指すことになります。この場合、ほとんどの学校でフルIB取得を目指すカリキュラムになっています。IBを取得して日本や海外の大学進学の選択肢が広がることを考えれば、日本で大学受験準備をするよりはるかに有利です。また、昨今のグローバル化の流れを考えると、できるだけ長くインター校に在籍をさせたほうが、お子様が将来世界で活躍できる素地を作ることになります。

 万が一、急な辞令等で帰国を余儀なくされた場合は、寮が付設されているか、ガーディアンを紹介してくれる学校に移ることを検討すればよいでしょう。

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