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外での運動の機会が少ないことが気になっています

2013.01.10

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暑い気候のために、外での運動の機会が少ないことが気になっています。体力不足を補うために、どのようなことをすればよいでしょうか。

Sanwa Tennis Schoolより

子どもに必要な運動とは、「走る」「投げる」「打つ」「跳ぶ」「泳ぐ」です。テニスは、ボールを打って走り独特のフットワークが組み合わされますので、「泳ぐ」以外の運動を網羅するバランスのよいスポーツと言えます。

プロのテニスプレーヤーが必ずトレーニングに取り入れているのは縄跳びです。当校でもウォーミングアップとして縄跳びを使い、8 歳児には7 分で1000 回跳べることを目標にしています。小学校高学年でも子どもによっては難しいと感じると思いますが、リズム感や手首をまわすコツを体得しながら体全体の筋力アップにつなげられます。ご家庭でも兄弟や親子で始めてみてはいかがでしょうか。 縄跳びができない子でも、毎日少しずつ練習することで目標を達成できますので、お子さんにとってもいい学びになると思います。

一般的に、テニスというとハードなスポーツという印象を抱く方も多いかもしれませんが、実際は3 歳から80 歳代までが楽しめる年齢層の広いスポーツです。2人いればプレーできる気軽さ、テニスコートが敷設されたコンドミニアムが多いという恵まれたシンガポールの環境をぜひいかしていただきたいです。

保護者の方がキャッチボールをできないと、お子さんがキャッチボールをできるようにならないと言われています。ぜひ、保護者の方も一緒に外に出て運動するようにしましょう。スポーツをひたむきに頑張るお子さんの姿を見れば、お子さんの違った良い面を再発見できると思います 。

◎Metropolitan YMCA Singapore Japanese Sectionより

文部科学省が行っている「子どもの体力・運動能力調査」では、昭和60 年ごろから現在まで低下傾向が続いていると発表されています。仮に、親が40 歳で子どもが10 歳とすると全てのテスト項目で親世代が子ども世代より上回っており、全国的に子どもの運動能力が課題です。

シンガポールでおすすめなのは、手軽にでき、水のもつ特性から多くのメリットがある水泳です。「水圧」のため水中に立っているだけでも血流が促進され、呼吸筋の発達も促します。また、「水温」は脂肪燃焼に効果的で、水の「 抵抗」で水中1mを1 秒で歩くと陸上で28mを走るのと同じ効果があります。さらに、「浮力」により関節の可動域を増大させ体重を陸上の約90%まで減少させるので、ジャンプ時など関節への衝撃も軽減してくれます。 ぜんそく疾患を持っている子に水泳が良いと言われる理由も水温・水圧・湿気とほこりの少ない環境で行う運動だからです。

心肺機能を強化できる水泳は一見万能に見えますが、単調な動きで予測の付く運動なので調整力がつかないという弱点があります。そこで、水泳と球技両方の運動をすることが理想です。 水泳では持久力とタイムなどの目標に対しての向上心や精神力を鍛え、球技では調整力や協調性・社会性を身につけましょう。球技としてはバスケットボールなどのチームスポーツもおすすめですが、ひとつのスポーツだけでなく野外活動やキャンプも心・体・精神の発達には有意義です。

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