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【幼児編】日本の小学校受験のために何から始めればよいでしょうか

2012.06.11

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日本で小学校受験を考えています。日本を離れている今、何から始めればよいでしょうか。

◎こどもクラブより

海外に住んでいるとなかなか受験対策は難しいですし、情報も簡単には入ってきませんが、ご家庭で実践できる5つの取り組みをご紹介します。

1:日常生活の中で日本語でのきちんとした挨拶を習慣づける。

2:日本語での指示動作をスムーズに出来るように意識し、家庭の中で行う。

3:海外ならではの楽しい経験を得ながら、自然にのびのびと育てる。

4:受験したい学校について正しい情報を得る。

5:ペーパー試験用の準備ドリル等を使って試験問題を解く力をつけておく。

1、2 については「帰国子女枠」を目指す場合に、特に気を付けて頂きたいポイントです。数年前までは海外から受験をする際は「英語が出来れば良い」という風潮もあったようですが、今は英語だけではなく「日本語もしっかりと話せる」ことが大切で、日本人としての所作ができているかも見られるようです。

3については抽象的で難しいですが、せっかくの海外生活ですので知識ばかりを詰め込むのでなく、日本では得難い体験をし、家族で楽しい思い出を作ることをお勧めします。多様な文化に触れることができるシンガポールで学んでいること自体が貴重な体験ですから、あまり気負わず、自然にのびのびと育てましょう。小学校側もそういう子どもを望む場合が多いようです。

4については、帰国の際に受験したい学校に問い合わせをして、実際に学校を訪れることをお勧めします。先生と直接話をしたり、学校の雰囲気を肌で感じることで、お子様の性格やご家庭の方針に合う環境かどうかを知ることができます。インターネットの情報だけでなく、お子さんと足を運び正しい情報を得ることが大事です。

5については、最近はペーパー試験の出来もきちんと評価されるそうで、70%以上の点が採れていないと行動観察が良くても合格は難しいと聞いています。ペーパー試験用の準備ドリル等を使い試験問題に取り組むなどご家庭で知識の整理をし、試験に慣れる訓練も必要でしょう。

 WAOシンガポールより

まずは志望校の情報を集めることから始めて下さい。

小学校受験のテストは主に3 種類に分かれており(1)筆記試験 (2)行動観察 (3)面接 があります。このどれが欠けてもいけませんが、どこに比重を置くかは学校によりさまざまです。

小学校受験は10 倍を超える倍率の学校も多く、そのような学校は5~6日を費やして試験を実施するため、受験者にとっては他の志望校と受験日が重なってしまうことも多々あります。受験者にとってはどの学校を受験するかという組み合わせが難しいものです。

毎年日程がほぼ変わらない学校も多いため、夏休み等に日本へ一時帰国しお父様かお母様のどちらかだけでも学校説明会に参加され、志望校の試験情報を集めることをお勧めします。

これまでの当社の経験によると、年長から小学校受験の準備を始めるのは少々遅いと感じます。それぞれの学年により対策するべきポイントがあるので、受験をすると決めたら早めに準備を始めましょう。

年少のお子さんには、語彙を増やすことに重点を置き、指導しています。教材も市販されているものもありますので、海外で生活しているご家庭ではそのような教材を活用されることをお勧めします。

年中のお子さんには、増やしてきた語彙をもとに行動観察対策のためのグループ学習を行っています。

年中以降に行われる行動観察対策などでは、学習塾でなければ分からないこと、練習できないことも多々あると思われます。試験は主に年長の秋ごろに行われますので、遅くても受験の半年前(お子様が年長の春になる頃)には、お母様とお子さんだけでも日本へ帰国し、経験・実績を積んでいる小学校受験対策塾へ通うことがお勧めです。                   

 

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