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お勧めの一冊

お勧めの一冊 | オービットアカデミックセンター 教室長 満仲 孝則 先生 | 沈黙の春

2015.09.25

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「環境汚染」という言葉がまだない時代に、農薬等の化学物質の危険性を公にした古典的バイブル。1962年の発売と同時に、化学系企業から米大統領までも巻き込み、一大センセーションを起こしました。世界が環境問題に取り組むきっかけになった、まさに世界を変えた1冊といえるでしょう。

カーソンは、農薬を使用しない代替案として、ある地域に複数種の木を植えることが害虫発生や病気を防止するという、生物の「多様性」の必要性を訴えました。

これをアナロジカルに読み解くと、人間社会においても「多様性」を認める空間の必要性として捉えることができます。教育の現場に身を置く者としても、この「多様性」が保証された学習空間の方が、ものごとを多面的・複眼的な視点で捉える目を養えることを実感しています。

名著に触れることで、その分野の見識を深めるだけではなく、他分野にも通じる新たなものの見方や気づきが得られるものです。「一粒で二度おいしい」読書をおすすめします。

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