Kids' Health~お子さまの健康維持について~
<お子さまの歯科矯正>
歯並びは見た目だけでなく、お子さまの健康に大きな影響を及ぼすこともあります。
お子さまの適切な矯正時期についてお聞きしました。
ヘルスウェイジャパニーズ デンタル 山本 能康 先生
Q. 歯科矯正の時期について
A. 早い方がおすすめ、しかし虫歯などのリスクが
お子さまの骨は柔らかく、歯が動く際に感じる痛みが少ないため矯正の時期は早ければ早いことをおすすめします。一方で、早過ぎると歯磨きが上手にできないことが多いので虫歯になる可能性やワイヤー矯正の場合は装置が外れ、針金が頬の裏に刺さるなど細かなトラブルが治療期間中に起こるなどの欠点があります。
Q. 歯科矯正を始める目安は?
A. 上下永久歯前歯が4本生えそろった頃が目安
矯正をお考えの場合は、目安として上下永久歯前歯が4本生えそろう、小学3年生後半から4年生頃を目安に始めると良いでしょう。
永久歯がすべて生えそろってから矯正を始めると、抜歯の必要がある場合や、習いごと・受験・クラブ活動などで治療に行く機会が失われる可能性があります。
Q. 矯正の種類は?
A. 医師にご相談ください
最近では、マウスピースでの矯正がお子さまにも適応できるケースがあります。ワイヤー矯正の欠点が改善され、歯磨きがしやすくなる・目立ちにくい・来院回数が少なくて済むなどのメリットがありますが、時期や症例が限られています。ワイヤー治療の途中からマウスピースの治療に変更することも可能です。矯正をご検討の際は、クリニックに足を運んでいただき医師にご相談ください。
お子さまの健康維持や心のケアが気になりながらも、実際に病院を受診する機会は少ない、という方もいらっしゃることでしょう。
Springでは、日系及び日本語で相談できる病院・クリニック・歯科の先生方にご協力いただき、当地での健康維持に役立つアドバイスをいただきました。
連載でご紹介しています。
海外で生活を送るご家族の皆さまが安心して過ごせますよう、今号ではお子さまのウィルス性のイボと心の不調の対処法についてご紹介します。