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【インター校・現地校編】</br>日本語は家庭学習で維持できるのでしょうか。英語の習得も課題なので、「2兎を追う者は1兎をも得ず」状態にならないか不安です。

新たに渡星されるご家族のみなさま、ようこそシンガポールへ。新生活に向けて期待感が募る一方、海外での子育てに関する不安も多いことでしょう。

今回は「インター校・現地校編」として、先輩ママたちにシンガポール在住経験を通してのアドバイスや、本帰国を経験した今だからこそ抱く思いを聞きました。ぜひご参考にしてください。

先輩ママプロファイル
何でもQuestion & Suggestion
Aさん:中3・高1・高3の3人お母さま。4年間シンガポールに在住。
Bさん:小4・中1のお母さま。8年間シンガポールに在住。
Cさん:小5・中2・高1の3人のお母さま。5年間シンガポールに在住。

Q?日本語は家庭学習で維持できるのでしょうか。英語の習得も課題なので、「2兎を追う者は1兎をも得ず」状態にならないか不安です。

Bさん
英語が日増しに強くなっていく子どもたちは、日本語はあくまで本読みやお稽古・補習校・塾で学んでいました。日本語が面倒くさくなったり嫌いになったりしてはいけないので、日本のテレビを活用して、自然と日本語に親しませる方法もおすすめです。帰国後は、日本語そのものはどんどん吸収できます。海外滞在中に思うように国語力が伸びなくとも、落ち込みすぎず、「継続は力なり」と信じて学習をやめないことが大切だと思います。

Cさん
日本語は、家庭内の日常会話だけでは学年相当の言葉の力はついていかないので、補習校などに通ったり家庭での音読や漢字の学習をしたりする必要がある思います。読んだり聞いたりして理解するだけでなく、話したり書いたりするアウトプットの力をどう伸ばすかも課題でした。

Aさん
「国語」では、漢字や語彙の量で大きく遅れをとってしまうようです。特に漢字の学習量が増える小学3・4年生と、熟語や難しい言葉が増える高学年の時に、学習の大変さに直面します。毎日のリズムで勉強を続けることと、夏休みや冬休みなどにある程度まとめて国語を補強するなど、ご家庭の工夫が必須です。

~ポイント~
現地校・インター校の場合は普段の生活の中で日本語に触れることが難しく、意識して国語に触れる機会を増やす必要があります。

日々の生活に追われてつい後回しになりがちですが、生活の中のルーティーンとして漢字の学習などに取り組んだり、シンガポールでは補習校や日系学習塾の選択肢も豊富なのでお子さまに合った方法を考えましょう。

※過去の「何でもQuestions & Suggestions」はこちらに掲載中です。
ぜひご活用ください!

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