グローバル教育
なぜ「国際バカロレア」なのか 第6回 ディプロマプログラム(DP)~IB日本語~ 編

なぜ「国際バカロレア」なのか
第6回 ディプロマプログラム(DP)
~IB日本語~ 編

※DP : Diploma Programme

 前回までの記事はこちら☞
https://spring-js.com/global/global01/iinternational-baccalaureate/

シリーズでお届けしているこの特集では、第1回 入門編、第2回 初等教育プログラム(PYP)編、第3回 中等教育プログラム(MYP)、第4回 ディプロマプログラム(DP)~実施校での取り組み~編、第5回 ディプロマプログラム(DP)~学習具体例~編と、連載でご紹介してきました。今回は、国際バカロレア・ディプロマプログラム(IB DP)~IB日本語~編をお届けします。

国際バカロレア(IB)では、2言語以上の習得が求められる一方で、母語教育も重視しています。IB DPの「言語A」の科目は、文学作品を深く探究するなど、日本語力のみならず、深い考察力が求められます。ましてや海外在住歴が長いお子さまの場合は、どのように学んでいるのでしょうか。実際どのような授業が行われているのかなど、IB実施校で日本語科目を担当している先生にお話しを伺いました

取材協力:五十音順・アルファベット順
〈日本〉
アオバジャパン・インターナショナルスクール(東京)以下、アオバジャパン
K.インターナショナルスクール(東京)以下、KIST
玉川学園中学部高等部(東京)以下、玉川学園
立命館宇治中学校高等学校(京都)以下、立命館宇治中高
〈シンガポール〉
Chatsworth International School 以下、Chatsworth
EtonHouse International School(Orchardキャンパス)以下、EtonHouse
Overseas Family School 以下、OFS
UWC South East Asia 以下、UWCSEA 
XCL World Academy Singapore 以下、XWA
磯崎みどり先生 以下、磯崎先生
シンガポール日本語文化継承学校校長、Tanglin Trust School日本語講師、Australian International School Singapore 日本語講師、British School Manila IBDP SSST指導講師、Marlborough College Malaysia IBDP SSST指導講師
〈学習塾〉
WAOシンガポール
早稲田アカデミーインター校
参照:
国際バカロレア機構 以下、IBO
文部科学省IB教育推進コンソーシアム 以下、IBコンソーシアム

IB DP科目「言語A」とは?

6つの科目グループ
グループ ①「言語と文学」(母語)
グループ ②「言語習得」(外国語)
グループ ③「個人と社会」
グループ ④「理科」
グループ ⑤「数学」
グループ ⑥「芸術」
  科目名 取得可能な言語 レベル
グループ ①
「言語と文学」
(母語)
言語A:文学 日本語含む55言語 HL/SL
言語A:言語と文学 日本語含む17言語 HL/SL
文学と演劇 基本は英語
(リクエストによりスペイン語とフランス語も可能)
SLのみ

HLとは

Higher Level上級レベル(各科目240 時間)
ディプロマ取得には、6つの科目のうち最低3つはHLでの取得が条件となる。

SLとは

Standard Level 標準レベル(各科目150時間)
科目について、詳しくはこちら ☞https://spring-js.com/global/17886/

IB DP 6つの教科グループのうち、グループ1「言語と文学(母語)」を日本語で履修する場合は、「言語A:文学」か「言語A:言語と文学」から1つを選択して履修する必要があります。

※提供されている科目は学校により異なります。
※グループ1で2つの科目を選択し、それぞれ別の言語で履修することで、「バイリンガルディプロマ」を取得することが可能です(それぞれ3点以上を獲得するなど、条件があります)

言語Aの具体的な学習内容は?

文 学 さまざまな時代(上代~中世、近世、近代、現代)やジャンル(小説、随筆、詩歌など)、文学的技法の作品を分析し、知識と理解
を深め、文学作品を批評する力を身につける。IBOによる「指定作家リスト」および「指定翻訳作品リスト」の中から、2年間でHL
で少なくとも13作品、SLでは9作品を、学校の先生が選び、学習する。
言語と文学 文学(HL/6作品、SL/4作品)の他、政治演説や広告、手紙やニュース報道、SNSなど、さまざまなスタイル(文体)
を分析し、考察する。

※詳しくは、IBOより発行される最新の「カリキュラムガイド(シラバス)」をご確認ください。

なぜ「国際バカロレア」なのか 第6回 ディプロマプログラム(DP)~IB日本語~ 編 (画像提供:アオバジャパン・インターナショナルスクール)

「言語A(日本語)」のレベルは?

たとえ日本語が堪能でも言語A(日本語)、特にHLで高得点を取得するのは容易ではありません。志望する学校に言語AのHLが必要か、また自身の得意・不得意を見極め、言語A(日本語)をSLで履修、あるいは英語など他言語を選択する道もあるでしょう。

なぜ「国際バカロレア」なのか 第6回 ディプロマプログラム(DP)~IB日本語~ 編 (画像提供:玉川学園中学部高等部) なぜ「国際バカロレア」なのか 第6回 ディプロマプログラム(DP)~IB日本語~ 編 (画像提供:K.インターナショナルスクール)

日本語レベルよりも「文学的センス」と
自身のアイデンティティを見つめ直すことが大切

シンガポール日本語文化継承学校校長
複数のインターナショナルスクールで日本語を担当
磯崎 みどり先生

なぜ「国際バカロレア」なのか 第6回 ディプロマプログラム(DP)~IB日本語~ 編

IBDPの「言語A(日本語)」を履修するにあたり、日本語を英訳してみて内容が理解できる、もしくは、自分で語彙の意味を調べて内容が理解できる、と感じられるのであれば、日本語レベルが問題なのではなく、文学的センスの方が大切です。

日本国内のみで育った純粋の日本人であっても、国語、つまり文学を好まない方はたくさんいると思います。文学作品を読んでも面白いとも何とも思えない、という方も多いでしょう。所属する学校の意向もあり、高得点を取れそうにない生徒は選択しないように、などというお達しが出ていることもあるでしょうし、生徒自身が、日本語でIBDP文学を学ぶのは難しそう、などという思いで挑戦しないこともあるようです。

私は、教師として、バイリンガルの子どもを育てた親として、点数の問題は二の次で、生徒がアイデンティティをどう捉えるかで、多少日本語解読に時間がかかるようであっても頑張ってみようと思う生徒、多少日本語力に難があっても、文学を好む生徒であれば乗り越えられると思います。逆に、文学を全く好まない、理解できないという生徒の場合、取得点数がうんぬんよりも、自分のアイデンティティをどこに置くかを考え、言語とアイデンティティを見つめ直し、文学は苦手だけど頑張ってみようと思えるなら、選択すればいいと思います。

アメリカの国連学校ではIBDPで日本語を選択する生徒については、この「アイデンティティ」を最も重視しています。シンガポールのような点数競争社会ではないということも理由だとは思いますが、やっとの思いで日本語を読めるレベルの読解力しかない生徒でも、本人が希望するならば選択させているところを見てきました。私はそれこそが、本来のIBDPの意味だと感じました。社会背景の違いや学校によって、選択科目への考え方は違ってくると思われますが、合格点を取れそうにないと、担当する教員から言われない限り、日本語文学を選択するための足切りはないものと考えて良いように思います。

学校に「日本語」担当の先生がいない場合は?

School Supported Self Taught Programme(SSST)という手段があります。「言語A文学」で母語の指導ができる先生がいない場合、学校のサポートを受けながら、自学し、履修できる制度です。ただし、SLでの取得となります。また、学校と連携して指導をサポートするチューターを置くなど、条件があります。

※実際の運用は学校により異なります。今回取材にご協力いただいた学校については、記事下部をご覧ください。

Spring編集部が
日本語担当の先生に聞きました。

実際に授業で扱った作品やテーマは?

◆ 文学 実際に扱われた作品例

<<日本語訳で読む『外国文学』も学習対象に>>

作品名 作者 ジャンル 時代
変身 カフカ ドイツ 小説 近代
コンビニ人間 村田 沙耶香 日本 小説 現代
ダルちゃん はるな檸檬 ノルウェー 戯曲 近代
こころ 夏目漱石 日本 小説 近代
金閣寺 三島由紀夫 日本 小説 現代
父と子 ツルゲーネフ ロシア 小説 近代
異邦人 カミュ フランス 小説 近代
沈黙 遠藤周作 日本 小説 現代
鹿鳴館 三島由紀夫 日本 戯曲 現代
グレードギャッツビー フィッツジェラルド アメリカ 小説 近代
授業ではまず作品内容の理解をし、作品が描かれた当時の時代背景や作者の文化的・歴史的背景などについても勉強します。 (EtonHouse・XWA・KIST)
ツルゲーネフの長編小説「父と子」を題材に、社会階級、世代、性別、生まれ育った環境などをもとに、「観点」を作り上げる要素と、それがアイデンティ、社会にどのように影響するのかを考察しました。(アオバジャパン)
なぜ「国際バカロレア」なのか 第6回 ディプロマプログラム(DP)~IB日本語~ 編 (画像提供:アオバジャパン・インターナショナルスクール)
IBの示す学習者像や概念をもとに「他者と競う」のではなく、「他者と生きる」ことを念頭に学習を進めています。生徒たちはカミュ『異邦人』や遠藤周作『沈黙』、三島由紀夫『鹿鳴館』など異なる価値観が顕在化する作品を、グループワークを通して仲間とともに読み解き、自分たちの意見をプレゼンテーションやエッセイとして発信しています。 (玉川学園)
「日本語A」は、作品の分析や自分の意見を持って説明することが中心となっており、日々の生活や社会の在り方、ひいては人間の本質とは何かについて洞察を深めることが大きな特徴です。 (立命館宇治中高)
基本的には、その図書に何が書かれていたか(作者の意図、主題など)を掴むことは最低限の理解であり、そこから、自分にとってその文学作品がどういう意味を持つのか、自分はどう考えるのか、といった、「自分」を見つめ直す機会となる授業だと考えています。ですから、「この作品はこんな風に読むべきだ」ということを一方的に生徒に伝えるのではなく、ディスカッションで授業を進めていきます。
現在のコロナ禍にあって「不条理」をテーマに選びました。自分の努力とは関係なく、頭で理由は分かっていても、なぜこんな目に合わなければならないのか、と理不尽に思う気持ちを抱える気持ちが表現されていた図書を現代に限らず過去に遡って読み、ディスカッションをしました。 (磯崎先生)

◆ 言語と文学

新聞媒体と動画媒体のメディア分析を行い、メディアの「形式」や「スタイル」について「概念ベース」で理解できるように授業を計画・実施しています。ここでの「概念」とは、すべての教科に転移可能な普遍的・抽象的な原則・観念を指します。 (OFS)
作り手の意図とその効果を言語化する過程により、自らも表現者としての視点を身につけることを目標としています。
テクスト例:日系食品会社(味の素)の広告、ミシェル・オバマのスピーチ(翻訳)の分析。
生徒が興味を持ちやすい上に、分析するに足りる奥深い内容をテクストに選んでいます。 (XWA)
最終試験では、その場で出された記事の抜粋や広告について分析文を書いたり、学習した文学作品について与えられたテーマに基づいたエッセイを書いたりします。 (KIST)

◆ 日本の「高校国語」との違いは?

作品を読み、内容を理解するだけでなく、文体や表現技法とその効果、時間の使い方などさまざまな概念的要素にも重きを置いています。
学んだ作品とグローバル・イシュー(地球規模の問題)を関連づけて考える授業を行なっています。IBならではの横断的学習で、他教科との繋がりを見つけながら、学習を進めています。(EtonHouse)
近年の学習指導要領改定によって、日本の国語にもアクティブラーニングなども取り入れられ、以前よりIBとの親和性は高くなっていますが、IBには教科書がなく、扱うテクスト(作品や素材)を、その年によって柔軟に変えることができる自由さがあります。(XWA)
なぜ「国際バカロレア」なのか 第6回 ディプロマプログラム(DP)~IB日本語~ 編 (画像提供:XCL World Academy Singapore)
IBの言語A(日本語)には「正答」はありません。解答にいたるまでのプロセスの中で根拠をもとに、説得力のある意見が求められ、高い思考力が鍛えられます。より創造性の高い、革新的かつ批判的な意見が生まれる可能性も必然的に高くなります。 (アオバジャパン)
日本の高校国語では文章の意味や解釈について問う問題が出題され、それぞれ正解が存在します。一方で、日本語A言語と文学においては、それに加えて文章の作成者が取った選択について考察することが求められます。たとえば、作者が“ぼく”と書いたならば、なぜ漢字の“僕”ではなく平仮名の“ぼく”を選択したのか、その選択が文章のメッセージ性にどのような効果を与えているのか、などです。日本語A「言語と文学」では、文章の意味や背景を踏まえた上で、作者が行った選択とその効果についても目を向けることが求められます。(KIST)
一般的な国語の学習よりも、自分の意見を発信し、異なる意見を受け入れ、その上でともに高い次元の意見を生み出すことを重視していると思います。グループワークなどで競う相手は「自分」であり、「他者」は自分の歩みを助けてくれる仲間です。 (玉川学園)
なぜ「国際バカロレア」なのか 第6回 ディプロマプログラム(DP)~IB日本語~ 編 (画像提供:玉川学園中学部高等部)
作品中に現れたグローバルな問題について議論を深めることで、作品世界と実社会へのつながりを持たせます。IBの理念でもある「教師は指導者ではなく、生徒と共に学びを深めたり、生徒の学びの整理を進めたりする存在であるという点」で授業を行っている点も特徴かと思います。 (立命館宇治中高)
日本の「国語」を長く学習してきた生徒が、「課題図書をどう分析するか」と問われると、感想文を書いてしまう例が多くみられます。作者がどの様に自分の思いを読者に伝わるように構成や文体、使用語彙を工夫して書いているかを分析できることが、「文学」の最終的な目的ですから、指導者側は、文学分析は感想文ではないことを理解させる必要があります。 (磯崎先生)

◆ 言語担当の先生がいない場合のサポートは?

独学で履修したい生徒は、毎週学校で母語コーディネーターか、外部の母語教師による文学の授業を受けます。SSSTの日本人生徒には、外部の日本人講師(文学)が週1回授業を行っています。母語コーディネーターは、外部の母語教師と協力し、プログラムの要件に確実に対応できるようにしています。SSSTを受ける場合、課題を確実にこなしていかなければならないため、自己管理能力が必要となります。 (Chatsworth)
IBO公認のオンラインコースを提供しています。品質が保証されたプロバイダーとのみ連携し、教師、教材、コミュニケーションツールによるすべてのレッスンが受講が可能です。現在、言語A(スウェーデン語)と言語B(フランス語)の初心者クラスの科目はこの方法で行なっています。 (EtonHouse)
Grade11になる前に、生徒の教育的・文化的背景を理解し、ご自身で家庭教師を見つけることをすすめます。家庭教師はIBの理念を理解し、言語A(対象言語)の訓練を受け、経験を積んだ人が理想的だと考えます。本校のIBコーディネーターは家庭教師と連絡を取り合い、コメントやフィードバック、レポートを通じて生徒を管理し定期試験を実施します。独学で学ぶ場合は、自己組織化能力とタイムマネジメントスキルが必要です。ご家庭では子どもが自己学習することに協力的でなければなりません。 (アオバジャパン)
生徒は自分に合うと思う教師を選ぶことができるため、独学制度(SSST)はかえってメリットがあることもあります。私も実際にSSSTでシンガポール国外の生徒を数名指導しています。学内に教員がいながら、SSSTを導入している学校もあります。そういった学校でも、SSSTの基本的な考え方からすると、学校側が認めさえすれば、生徒が自分で選んだ教師の指導を仰ぐことはできると思います。したがって、お子さんが通学する学校が日本語はSSSTでの選択となる際は、自分で教師を選択できるかどうか確認すると良いと思います。(磯崎先生)

Spring編集部が
学習塾の先生に聞きました。

日本語の学びについて

「母国語で学びを積む」ことが大切

受験生へ捧げる 応援メッセージ

早稲田アカデミー インター校 五十嵐 敢 校長先生
小学校高学年から中学生のご家庭より、「IBディプロマに向け事前に準備できることは何か」と聞かれるケースが増えました。その都度こちらでお答えしているのは、「科目に関わらず、中学までの学びをしっかり母国語で積むこと」です。
具体的には、IB日本語A
の試験は手書きの小論文形式で、IB数学の方はしっかりした計算力があった上で問を解釈する力が求められます。日本式の教育の良さは知識の豊富さと正確性を求められることで、この要素は多国籍で学ぶIBディプロマの中でも強みになると考えています。
また、IBの取得は手段であって、目的は
希望の大学と学部で学び、将来なりたい人物像に近づくことです。IBでの科目選択は、大学の進学先や学部選びと直結していますから、15歳以上の方は「自分が将来向いているものは何で、そのためには何が必要か」という考え方を持つことが必要だと思います。

知識と興味を持って本を読みましょう

WAO Singapore オーチャード校 佐々木 舞子先生
IB 日本語は課題の取り組みが困難で履修に悩んだり、苦手意識を抱える学生が少なくないのが現状です。IB 日本語が難しい科目として立ちはだかる原因のひとつは、文学、社会などの知識と興味が不十分なまま授業に参加していることではないでしょうか。
例えば、明治時代とその時代の価値観や生活にふれたことも、興味もない、「夏目漱石は何者ぞ」という中で『こころ』の分析が始まるわけです。男女の三角関係でもつれた話のように見えますが「明治の精神」と何の関係があるのだろうか …となります。
そのような問題を解決する一つの方法は「本を読む」ことです。前述のケースでは『こころ』を読んだら、次に森鴎外の『興津弥五右衛門の遺書』を読み、乃木希典を調べてみる。そのなかで漱石先生のメッセージが浮かび上がってきます。
また、良い文章を書くためにも良い文章をたくさん読むことは効果的です。論拠のヒントや、文章構成の手本がそこにあるからです。

DPが始まるまでに準備しておくべきことは?

IBDPは学問的に厳しいプログラムであるため、成功するためには、自己規律と良心的な態度が不可欠です。生徒は各科目を理解し、複数の締め切りと多くの仕事量をこなしながら、概念的に強い自己管理能力があれば、2年間をうまく乗り切ることができます。その準備をしておいてください。 (Chatsworth)
知識を増やし、ニュースやドキュメンタリーを見たり、世界的な問題に関心を持ってください。これまで学んだことを復習することは、新しい勉強の基礎になります。今のうちに一生懸命勉強する覚悟をして、良い学習習慣を身につけるよう心がけてください。IBDPは簡単に取得できるものではありませんが、だからこそ、世界中の一流大学から高く評価されているのです。 (EtonHouse)
なぜ「国際バカロレア」なのか 第6回 ディプロマプログラム(DP)~IB日本語~ 編 (画像提供:EtonHouse International School)
2年間という期間、勉強を推し進めるために、時間管理をしっかりとする習慣をつけていくことが大事です。 (OFS)
履修する科目を検討する前に、自分がどの学びを楽しんでいるのか、あるいは大学で何を専攻するのかを考え、どの科目が自分に合っているかを確認しておきましょう。大学進学アドバイスとキャリアガイダンスのプログラムが開かれているので、アドバイスを受けるのも良いと思います。 (UWCSEA)
グループワークも多いですが、基本的には自らの興味・関心を探究することが大切です。そのため、自分で自分の学びに責任を持つ姿勢が求められます。時間管理能力や自己管理能力を磨くことが大切だと思います。 (立命館宇治中高)
なぜ「国際バカロレア」なのか 第6回 ディプロマプログラム(DP)~IB日本語~ 編 (画像提供:立命館宇治中学校高等学校)
読書習慣を身に付けておきましょう。本を読む習慣は、言語は何であれ、必ず身に着けておかねばならない習慣です。絶対に日本語で、ということではありません。読書を楽しめる習慣が身に付いているか、読書をして考える、自分を振り返る習慣が身に付いているかが一番重要な観点だと考えます。(磯崎先生)
英語力(読む、書く、話す)が必要ですので、11年生になる前にリーディングとライティングに重点を置くことをおすすめします。MYP(6~10年生)で身につける「IB学習の方法」は、生徒がIB DPやそれ以降の学習で成功を収めるために不可欠なものです。これらのスキルと自分の長所、さらに伸ばしたい分野は何かを考えてみることが大切です。 (XWA)
非常に難易度が高いプログラムですので、ディプロマプログラムを始めるまでに必要な知識、スキル、勉強の習慣及び自己管理能力を身に付ける必要があります。また、常に「自分が将来何をしたいのか」について考えることで、自分の目標に合った科目選択をすることができます。 (KIST)
探究心や批判的・創造的思考、コミュニケーションスキルとチームワークの基礎とスキルを身につけてほしいと思います。(アオバジャパン)
これまで学んだことを継続して振り返り、「自発的に学ぶ姿勢」を身につけてください。各教科の内容のどこが違い、どのように関連し合っているのかを理解を深めておくと、知識の質が高くなります。 (玉川学園)
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