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体験記・子育て

海外生の今 ~海外で教育を受けた子どもたち~

国本幼稚園 年中 癸生川 雄也 くん
「シンガポールは子育て天国」母 癸生川恵里 さん 談

2016.12.13

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年齢と駐在期間を考えて

 シンガポールで日系幼稚園を選んだ理由は、主に二つあります。一つは、当時子どもが2歳半で日本語もようやく発語が増えてきたばかりという時期だったので、思考の土台となる母語を確立するためには日本語に触れる機会を増やした方が良いと考えたからです。もう一つの理由は駐在期間です。2~5年の駐在予定だったため、息子が小学校低学年くらいまでには日本に戻ると予想されました。10歳未満で帰国した場合、第二言語の保持が非常に難しいと聞いたので、多言語を習得することをあまり重要視しませんでした。それでも、英語を通じてシンガポールの人々や文化を理解してもらいたいという思いから、「日・英のバイリンガル教育」を行っている日系幼稚園を選択しました。いくつか親子で幼稚園を見学し子どもの様子を観察しながら、一番楽しんでいる様子だった園に通わせることにしました。カリキュラムのしっかりした幼稚園だったので、帰国後も、同じような教育方針の幼稚園を選ぶよう心がけました。

旧正月のイベントで

 

 親の気持ちが子どもに伝わる

 駐在前から生活全般についてインターネットなどでも調べていたので、 ほとんど不安なく新生活を始めることができました。来星当初から日本との違いを「不自由」と考えるのではなく「今ならではの貴重な経験」と考え興味を持って受け入れるようにしました。日本の知人向けにブログを始めるなど、日々楽しく過ごそうとする気持ちが通じたのか、息子自身も新しい環境にすぐになじんでくれたように思います。また、弦楽器を勉強中なので、息子も自然にバイオリンに興味を持ちおけいこを始めました。シンガポールでも日本人のよい先生に恵まれ、楽器を比較的安価に買えたことは嬉しい発見でした。帰国後の今でもバイオリンのおけいこは続けています。  子どもが小さいうちは親子でともに楽しむということが何事においても大切だといろいろな場面で改めて気づきした。帰国後、園の初日に「楽しかった」と元気いっぱいで帰ってきたのを見て、親の心配とは裏腹に子どもは新しい環境にもすぐに慣れる素晴らしい適応力を持っているのだなと感じました。そして改めて、親の役割はその子に合った環境を準備し、住む場所が変わってもできるだけ一貫性をもたせ、あとは見守ることなのだと思いました。

英語との関わり

 シンガポールでは、暑さのため日本ほど屋外活動を多くできなかったため、子どもの運動不足が心配でした。あえて日本人の少ないサッカースクールを選び、自然に英語で友達とふれあうようにしました。在星1年ほど経って息子が少し英語を話すようになってからは、日常生活の中で「お店の人に、英語で○○って伝えてごらん」などと促すようにし、英語を実際に話す機会を作るよう心がけていました。そうすることで、幼稚園の先生や店員さん、タクシーの運転手さんなどには自然に英語で話しかけられるようになりました。帰国後も、近所の英語教室に週1回通い続け、シンガポールで購入したDVDを見せるなど英語から離れない環境を心がけています。「すべてを忘れないこと」は無理でも、英語が少し得意だという意識を持ち続けてくれればと考えています。

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