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「英語4技能」試験特集

小学生から大学生まで必見!「英語4技能」試験特集 Vol.3

2016.11.25

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2020年度には、大学入試センター試験に代わる新テスト「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」が予定され、日本の英語教育は各方面で変化しています。注目が高まる英語4技能試験について、最終回の今回は TOEFL iBT と TOEIC 主催者にお話をうかがいました。

小学校低学年でも受けられる?
大学受験に必要な試験は?
受験するのは日本で?海外で?
うちの子に合っているテストは?

大学・大学院で通用する「英語力」を測定
大学・大学院で通用する「英語力」を測定 TOEFL iBT

TOEFL®は、英語を母語としない人々の英語運用能力を正しく公平に測定するために、米国の非営利教育団体であるEducational Testing Service(ETS)によって、1964年に開発されました。テスト開始以来、これまでにのべ約3,000万人以上が受験しています。2005年からはスピーキングセクションが加わり、「読む・書く・聞く・話す」の4技能を測定できる実践的なテストとなりました。開発当初はペーパー形式(PBT:paper-based test)でしたが、現在は、オンライン形式(iBT:internet-basedtest)が主流となり、一般的にTOEFL iBT®と呼ばれています。大学・大学院などの高等教育機関で通用する「英語力」を測定するための資格試験として、広く認知されています。

大学・大学院で通用する「英語力」を測定 TOEFL iBT

※ETS:世界中の人々に英語教育の質と公正さを向上させるというミッションのもと、TOEFL®、TOEIC®の開発・実施・採点を行っている。 国際教育交換協議会(CIEE:Council on International Educational Exchange)日本代表部が日本のTOEFL®事務局を務める。シンガポールでの試験は、月に3~5回程度開催。

  • 出題内容 : 文章を「読み」、大学の講義を「聞き」、関連した質問に対して「話す」など、複数の技能を同時に測る問題が含まれる。「ライティング」は、手書きではなくタイピングで解答。「スピーキング」は試験官との対面式ではなく、課題に対して、マイクに向かって話して音声を録音する形式。
  • 採点基準 : 解答と採点基準のポイントが詳細に公開され、透明性が高い。
  • 試験日 : 年間45回ほど設定。3~4ヵ月先の試験日まで予約可能。
  • 試験時間 : 合計所要時間は4~4.5時間。4技能が一日で測定可能。
  • 活用例 : 大学・大学院で活用できる「英語力」の測定。日本では大学入試、大学入学後の英語力測定、高得点者に対する単位の付与、交換留学生の選抜基準など。

TOEFL iBT®の構成・時間配分・内容

TOEFL iBT®の構成・時間配分・内容

http://www.cieej.or.jp/toe?/toe?/toe?_testtaker_guide_in_Japanese_full.pdf より抜粋。

担当者に聞きました

国際教育交換協議会(CIEE)

国際教育交換協議会(CIEE) 日本代表部
事業統括本部長 根本 斉氏

国際教育交換協議会(CIEE) 日本代表部 事業統括本部長 根本 斉氏

日本の大学一般入試での利用は5倍増
CIEEでは、日本の高等教育機関での活用状況を定期的に調査しています。その調査から、TOEFL iBT®を活用する大学が確実に増えていることがわかります。

◎ TOEFL iBT®を「大学入学者選抜試験に利用している」と答えた大学

2012年219校(回答総数509校の内、約43%)
→15年257校(回答総数547校の内、約47%)

◎ 一般入試でのTOEFL iBT®スコアの利用

2012年11校 → 15年51校(約5倍増)

米国の大学の8割以上が、他の英語試験より高く評価
TOEFL iBT®のスコアは130ヵ国・9,000以上の教育機関・団体で利用されています。ETSの調べでは、TOEFLiBT®スコアを取得して大学を出願する者のうち、9割以上が第1志望または第2志望の大学から入学許可を得ており、米国大学の8割以上の入試担当者が、他の英語試験より高く評価しているとの結果を示しています。

理由として、採点基準が明瞭であること、測定された英語力への信頼性や妥当性が高いことが、このような高評価につながっていると考えられます。

今後の展望
2016年現在では、日本の大学における入学者選抜試験へのTOEFL iBT®導入は、毎月のように拡大しています。また、昨年の時点では、日本の200以上の大学でTOEFL iBT®の高得点者に単位を認めるなどの措置を取っています。これは、同テストによって、大学での学習に必須とされる高度な英語運用力を証明することができたからです。一方、TOEFL®主催団体ETSは、近年、小中高生を対象としたTOEFL Primary®やTOEFL Junior®というテストを新たに開発し、早期段階での英語学習への取り組みにも力を入れています。

今日ではアメリカ、カナダ、英国、オーストラリアなどの英語圏だけでなく、英語を母語としない国々でも、「英語による授業」を展開する大学・大学院が、かつてないほど急速に増加しています。 世界を舞台にしたキャリアを描くために、真に役立つ英語力を測定するTOEFL iBT®が、今後もますます世界で受け入れられていくことでしょう。

※日本国内におけるTOEFL Primary®およびTOEFL Junior®の事務局は、株式会社グローバル・コミュニケーション&テスティング(GC&T)http://gc-t.jp/

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