シンガポール日本人学校の広場
第25回 中学部
合唱コンクール 開催
9月下旬に体育館で合唱コンクールが行われました。学年別に各クラスで金・銀・銅の賞を競うため、単に曲を歌い上げるだけではなく、クラス全員で息を合わせ、心を一つにして曲を完成させなくてはなりませんでした。歌詞の意味を考え、そこに込められたメッセージについて良く話し合い、自分たちだけの一曲を歌い上げました。
コンクール当日までは、教室だけでなく、廊下や、体育館に生徒たちの練習する歌声が響き渡りました。生徒自らが仲間に声掛けする姿や、丁寧にアドバイスする姿、輪になって音程や口の大きさを確認し合う姿があちらこちらで見られ、クラスの団結がより強固になり、絆が深まっていくのを目の当たりにしました。
学校行事には今回のように、一致団結して何かを成し遂げる場面が多くあります。その過程ではさまざまな意見のぶつかり合いがあり、不平不満をさらけ出すこともあるでしょう。しかし、生徒同士が声を掛け合い、問題を乗り越えていく術を学ぶ場でもあります。そこで得られる達成感は、今後のさまざまな意欲につながる貴重な体験となるはずです。今ある環境を活かし、学び、仲間と共に成長する、それこそが合唱コンクールの意義だと思っています。