マレーシアへの修学旅行

クレメンティ校では、10月下旬に6年生がマレーシアの首都クアラルンプールへ2泊3日の修学旅行に行きました。目的は大きく3つあり、その目標に向けてさまざまな活動を行いました。

1つ目は「Cross-Cultural Understanding：異文化理解」です。「カンポンビジット」という現地の各家庭でショートホームステイをし、小学校の子どもたちとの交流会ではマレー語や英語で会話をしました。言語だけでなく国・文化などの違いを超えて気持ちを通じ合うことができました。

2つ目の目的は「Autonomy：自治的活動」です。実行委員会がしおりの作成から交流会の準備・練習に至るまで全てを担い、移動中のバスの中で合唱やクイズを出すなど皆が楽しめるアクティビティを企画しました。アイディアを出し合い積極的に行動したことで、仲間との絆を一層深めることができました。

3つ目は「Public Spirit：公共の精神」です。子どもたちに日本人のマナーが世界中で評価されていることを事前に伝えたことで、空港やホテル、観光地など多くの人が利用する場で、「日本代表」としての自覚を持って過ごすことができました。

教室を離れ異国の文化や習慣に触れることは、その国との「心の距離」が縮まるだけでなく、自国の魅力の再発見にもつながります。この3日間の体験が、小学校生活の楽しい思い出の1つだけにとどまらず、子どもたちそれぞれの深い学びへとつながってくれることを心から願っています。