平成最後の修学旅行

日本人学校の中学2年生が、今年の2月に修学旅行でベトナムを訪れました。今回の修学旅行のテーマは、「過去に学ぶ」「現在に触れる」「未来を生きる」でした。事前にベトナムと日本・シンガポールを比較した学習を行ったため、随所で生徒たちの「学ぶ者」としての真剣な姿を見ることができました。結合双生児だったドクさんの講話では、ベトナム戦争やご自身の人生のことをお話しいただきました。「今は未来のことを考えよう。戦争のない社会、平和な社会を実現することを考えよう。一人の人として平和を求めてください。」というドクさんの言葉は、生徒たちの心にも届いたに違いありません。

現地の体験活動では、格闘技の「ボビナム」やベトナム料理作り、民族衣装のアオザイ試着・撮影など、現地ならではの「本物に触れる」体験をしました。

この修学旅行での学びは、一人ひとりの未来への一歩だと確信しています。「未来をどう生きるか」ということは、未来のために「現在（いま）をどう生きるか」ということです。そして現在に本気で向かうことは「毎日を大切に過ごす」ということでもあります。修学旅行をきっかけに「未来への一歩」を踏み出したことで、失敗を恐れず挑戦をし続け、今後もたくさんの感動に出会えることを期待しています。