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第30回 小学校卒業試験(PSLE)のストレスは…

2019.09.25

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今年もシンガポール公立小学校の全国統一卒業試験(Primary School Leaving Exam、以下PSLE)の時期になりました。試験結果によって進学できる中学が決まるPSLEの筆記試験は、毎年9月末に行われます。

試験の概要を見て最初に驚くのは、試験時間の長さです。英語の筆記試験は合計で3時間、算数と母語(中国語、マレー語、タミル語のいずれか)はそれぞれ2時間半、理科は1時間45分です。理科以外は問題用紙が2部に分かれていて間に休憩が入りますが、それでも1科目1時間程度の日本の中学入試と比べると長く感じます。

第30回 小学校卒業試験(PSLE)のストレスは…

さらに英語と母語の2科目では、筆記試験の他に「口頭試験」が8月中に、「リスニング」の試験が9月後半にそれぞれ行われ、4技能の運用力が精査されます。特に口頭試験は学外から来る試験官と1対1で行われるため、生徒たちは緊張して臨みます。

「12歳の大きな試練」と言われるPSLEですが、日本の中学受験とは異なり全員が必ず受けるものです。子どもたちにとっては、「同じ形式で行われる毎学期の定期テストの延長」のような感覚でとらえている向きもあります。一部のメディアでは「PSLEのために悲壮感が漂うのは、もっぱら保護者や教師たち」「子どもたちのストレスは、試験そのものよりも親や教師のピリピリした態度」などとも指摘されています。子どもたちを温かい眼差しで応援することは、どの国の大人にとっても難しいことのようです。

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