シンガポールには幼稚園や保育園、乳幼児向けの一時保育施設など、就学前の教育・保育機関が数多くあります。海外でも日本の文化に触れることができる日系園や、プレスクールから高校まで同じ環境で一貫したプログラムを受けられるインター園、保育時間が長く働くママに優しいローカル園など、特徴もさまざまです。
お子さまの性格やご家庭の方針にふさわしい学びの場を見つけるため、実際に見学され、雰囲気を肌で感じることをおすすめします。お子さまの幼稚園・プレスクール選びに際し、本特集をご活用いただければ幸いです。
園にお問い合わせの際には「Springを見ました」とぜひお伝えください。
シンガポールプレスクール お役立ちマップ・リスト(幼稚園・保育園など)
<お役立ちマップ・リスト>
◎ このマップ・リストでは、プレスクール(Pre-School)、幼稚園(Kindergarten)、保育園(Child Care Centre)など、
未就学児を主な対象とする半日または全日制の教育・保育機関を掲載しています。
◎ 2019年12月現在の情報をもとにしたリスト及びイメージ地図です。
◎ リストの系列園については、一部抜粋でご紹介しています。シンガポール政府の認可有無を含め、お近くの園については、各園にお問い合わせください。
◎ 本誌掲載の記事・写真・データを無断で掲載及び複写することは法律で禁じられています。個人以外のご使用についてはお問い合わせください。
◎ 日本人学校小学部(クレメンティ校、チャンギ校)には学区がありますので、マップ上で色分けしています。学区に関わる最新情報は日本人学校ウェブサイトをご参照ください。
<お役立ちリスト>
◎ 掲載をご了承いただいた団体の情報です。詳細は直接お問い合わせください。
◎ 日の丸アイコンは「日本語クラス」が実施されている園です。クラスの開講曜日などは直接お問い合わせください。
◎ 保育言語の( )内は、日本語以外で選択可能な言語クラスです。年齢により開講クラスが異なることもあります。
◎ 一覧では、通常の預かり時間を記載しています。半日保育や延長保育、土曜日の開園状況については、各園に直接ご確認ください。
◎ 一覧は2019年12月現在の情報をもとに作成しています。詳細は各園にご確認ください。
<詳細は、各園のウェブサイトや本誌連載の「Inside the Pre-School」もご参照ください。>
シンガポールの幼稚園一覧はこちら
※次ページでは、先輩パパ・ママに聞いた園を選んだ決め手や、幼稚園選びのチェックリスト、プレスクールに関するよくある質問を掲載しています。ぜひお読みください!
先輩パパ・ママに聞きました!
園を選んだ決め手は何ですか?
選択肢が豊富で、それぞれに良さがあり迷ってしまう当地のプレスクール選び。保護者の方に、選んだ決め手を伺いました。
日系園 パパ
数年以内に帰国する予定だったので、日本語も学べる環境を希望していました。また、やりとり全てが英語だと妻の負担が大きいため、日本語でも対応いただける園を検討しました。
娘が通う園はそれらの条件を満たし、さらに英語や中国語、シンガポールの文化も教えてくださるので、当地ならではの学びもできており、有り難く思っています。
日系園 ママ
年齢相応の日本語を身につけさせたいと考えていたこと、また、子どもの偏食が心配で、食べ慣れている日本食を提供していただける園が良いと考えたことから、日系園を検討しました。日本人の先生がいることで、日々のコ
ミュニケーションも取りやすく助かっています。
また、給食は日本米が使われ、栄養面もしっかり考えられており、食育面でも安心です。
ローカル園 パパ
自然に英語に触れることができ、かつ子どもが馴染みやすい環境が良いと思い、小規模でアットホームな雰囲気のあるローカル園に決めました。ローカル園は、園ごとにカリキュラムや教育方針が異なり、それぞれ特徴があるのも魅力だと思いました。
娘の通う園は音楽やアートに力を入れており、娘も日々楽しみながら学んでいます。
ローカル園 ママ
当地ならではの体験をさせてあげたいと思い、ローカル園を検討しました。娘の通う園は基本言語が英語ですが、日本語レッスンもあり、日本の行事や歌もたくさん覚えて帰ってきます。アットホームな雰囲気で、娘も私もすぐ馴染みました。
お友だちに合わせて英語、日本語を使い分け、のびのびと園生活を楽しんでいるようです。
インターナショナルスクール パパ
当地滞在が長くなる予定だったため、幼稚園から小中高一貫のインターナショナルスクールを選びました。英語はもちろん、これからは中国語も重要だと考え、幼稚園から毎日中国語を楽しく学べる環境も決め手でした。家族ぐるみのお付き合いができ、子どもにとっては生涯の友人が世界中にいることが将来プラスになるだろうと感じています。
インターナショナルスクール ママ
日常会話に加え、英語の読み書きも自然に身につけてほしいと思い、インターナショナルスクールの幼稚園に決めました。国や文化が異なるお友だちと分け隔てなく仲良くなれることも大切だと感じています。万国共通の価値観である「思いやり」「勇気」「我慢強さ」などを具体的にクラスや行事で教えてくださる情操教育は、特に気に入っています。
幼稚園選びのチェックリスト
園見学やお問い合わせの際には、気になっている項目を事前にリストアップしておくことがおすすめです。
- 保育方針
- 保育言語(日本語クラスなど)
- 保育時間(半日保育、延長保育など)
- 園の規模、雰囲気
- 1日のスケジュール(お昼寝時間など)
- 1クラスの園児数(日本人の割合)
- 日本人教員・職員の有無
- 入学金、学費、設備費、支払方法など
- 長期休暇の時期
- 園バスのルートと乗車時間
- 園庭、室内プレイグラウンド、プールなどの有無
- 給食・おやつ・アレルギー対策など
- エンリッチプログラムの内容や料金など
- トイレトレーニングの有無
- シャワー設備
- イベントや保護者の参加内容
よくある質問にお答えします!
プレスクールQ&A
※詳細は各園にお問い合わせください。
Q. シンガポールの入園時期はいつですか?
A. 日系幼稚園は4月、ローカル園は1月が多く、またインターナショナルスクールは8月や9月など園によってもさまざまです。年間を通して入園を受け入れている園も多くあります。長期休みの時期や長さも異なりますので、予め年間スケジュールを確認することをおすすめします。
Q. 入園対象年齢は何歳からですか?
A. シンガポールには、日本の3年保育とは異なり、0歳児から6歳までを対象に受け入れている園もあります。お子さまの年齢に沿った園をお選びいただくことができます。
Q. 保育時間について教えてください。
A. 園によりさまざまですが、概ね日系園9:00~15:00、インター園8:30~15:30、その他の園(ローカル園含む)7:00~19:00が基本です。ローカル園では保育園の機能を兼ね、朝7:00から預かり、メインプログラムは8:00~9:00開始という園も多いようです。また、半日保育や放課後プログラムを実施している場合もあります。詳細は各園へお問い合わせください。
Q. 園のカリキュラムにはどのようなものがあるのでしょうか。
A. 国際バカロレア(IB)の幼稚園・小学校向けプログラムPYP(Primary Years Programme)や、モンテッソーリ教育、レッジョ・エミリア教育など、園ごとに教育方針もさまざまです。複数のカリキュラムを組み合わせ、独自のカリキュラムを実施している園もあります。見学の際にぜひ詳しくご確認ください。