学校・幼稚園コラム
第35回 小学部クレメンティ校

在宅学習の取り組み

新型コロナウィルスの感染拡大で休校になっている本校では、4月13日より在宅学習を開始しました。日頃よりICT活用に注力してきましたが、サーキットブレーカーまでの準備時間が非常に少ない中で、多くの課題を乗り越えなければなりませんでした。800名分近くの教科書と約 500台のChromebookを届け、デバイス設定など通常とは違った問題を解決するため、先生方も休日返上で取り組みました。4月に着任予定だった先生方12名が不在の中、音楽や理科担当の先生も急遽担任となりました。

第35回 小学部クレメンティ校

単に課題を与えて自習し結果を提出するだけでは授業として十分ではないとの考えから、在宅学習時も通常時と同様に時間割を組み、子どもと教師、子ども同士が繋がるよう工夫してきました。更に、取り組み状況から発達段階に応じた計画の必要性が明らかとなり、改善に取り組んできました。例えば、低学年ではリアルタイムのコミュニケーションを大切にしながら、学習規律や学習習慣の醸成を図っています。リテラシーが高まる高学年では、メディアを組み合わせたハイブリッドな学習の取り組みを重視しました。現在は、半分の子どもが隔日で登校し、登校しない子どもはオンラインの在宅学習を続けています。

急変した状況の中でも頑張る子どもたちに心から拍手を送り、保護者の方々のご支援に感謝申し上げます。今後も、子どもたちのより良い学習のため、一丸となって取り組んでいきます。

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