学校・幼稚園コラム
第9回 補習校での足跡

3月のこの時期は卒業式や修了式が行われ、補習校では一年間の総まとめとなります。卒業式では卒業生一人ひとりに校長先生から卒業証書が手渡され、修了式では各学年の代表者に修了証が渡されます。この一年間は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、いろいろな面で学習活動に制限がかかり、例年以上に負担となったことでしょう。しかし、年間40日間にわたる授業を続け、例年同様に充実した日々を送ることができました。

第9回 補習校での足跡

今年度を振り返ると、4月から突然の遠隔授業で始まり、夏休み明けから感染予防対策を取っての対面授業を実施してきました。そこには先生方や同級生との出会いがあり、さまざまな出来ごとや課題に向き合って学習を進めてきました。この軌跡が「補習校での足跡」なのです。

補習校では19名の担任と9名の副担任、32名の教員ボランティアによる授業を展開しています。もちろん、授業を創造するのは各担任が中心となりますが、それを下支えする教員集団がいて、児童生徒一人ひとりを複数の目で見守っています。また、家庭では「保護者が第2の教師」として不足している学習時間(学習の定着)を補っています。このような連携のもとに、補習校での学力の向上が期待され、これからも日本語及び日本画面越しの交流 の伝統文化を学ぶ意欲は継続されていくのです。

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