本校に通う児童生徒は、平日インターナショナルスクールや現地校で学び、その上で日本語習得のため、土曜日の午後3時間、国語を学んでいます。
本校では年間40日間(120時間程度)の授業を行なっていますが、日本で学ぶ標準授業時数と比べると圧倒的に少ないため、それを補うための家庭学習は欠かすことができません。そのため担任は保護者と連絡を取り合い、家庭学習が充実するように宿題を出しています。
学力の定着のため、授業では基礎基本を学び、家庭では宿題として応用問題(作文)や漢字の習得に力を入れています。そのため保護者は「第二の担任」と呼ばれ、我が子の学習を支援しています。また、海外では国語力を維持するだけでも大変なので、家庭での「日本語環境」を整えることも大切となります。
学年が上がるにつれて学習内容も難しくなり、家庭での支援は読み聞かせや教える指導から、丸付けや意欲付け、励ましへと変化します。第二の担任として、最後まで支援したり関わったりすることが、子どもの日本語を学ぶ意欲の維持・向上につながっています。
補習校では、宿題や毎日の音読、漢字練習など本人の努力とともに、保護者の協力が必要不可欠なのです。