新年度を迎えて

4月下旬、令和3年度入学式を行いました。コロナ禍のため、50人という人数制限がありましたが、保護者の方々にもぜひ参加していただきたいと、6つの学級を2つに分け、合計12回の入学式を短時間で行いました。石坂克己新校長は、すばらしい1年生になるために「勉強や遊び方など、たくさんのことを教えてくれる先生のお話をよく聞きましょう」「助け合うことの大切さを教えてくれるたくさんの友だちをつくりましょう」と話し、子どもたちは終始笑顔でした。

新年度を迎え、かつての日常に近づくことができるのではないかと楽観視していた矢先、シンガポール政府はPhase2-Heightened Alert（厳戒態勢）を発表しました。そのため、クレメンティ校も在宅学習を開始しました。

低学年では、子どもと教師、そして子ども同士がコミュニケーションを大切にしながら学習規律や学習習慣を学び、理解を深めます。読み・書きの能力が高まる高学年では、メディアを組み合わせたハイブリッドな学習を重視しました。画面越しだけでは学習意欲を維持することが難しいため、教材や提示の工夫を凝らしながら教室で行う「学び」を在宅学習で再現できるように取り組みます。

コロナ禍でも頑張る子どもたちに心から拍手を送り、保護者の方々のご支援に感謝申し上げます。今後も、子どもたちの学習意欲の維持に配慮しながら、絆の深まる在宅学習に取り組んでいきます。