学校・幼稚園コラム
第6回 社会奉仕活動

近年、学校教育の場では全人的教育が注目を集めています。従来の学力だけでなく「思いやりの心」や「奉仕の精神」といった人間性の育成、「調和」「つながり」を大切する「ホリスティック教育」など、学校外の地域社会と積極的に関わる活動が盛んに行われています。

例えばセントフランシス・メソジストスクールには、生徒が立ち上げた「Student Service Learning(SSL)」と呼ばれるプログラムがあります。老人ホームでのボランティアや寄付運動、募金活動や海外学習プログラムへの参加、ビーチ清掃などの社会活動を生徒たちが主体となって行なっています。

2020年度はコロナ禍により中止または規模を縮小した活動もありましたが、2 つの養護施設と 1 つの児童養護施設に対し、手書きのカードとともに生活必需品と食料品を送る寄付活動を行いました。

こうしたプログラムを実行するためには、発想力、行動力、評価力が必要になります。さらに計画性や意思決定力、コミュニケーション力など、社会で生きていく上で必要不可欠なスキルも身につけていくことができます。

地域の人々との交流活動を積極的に行いながら、自分たちが地域社会に対し、どのように責任を追い、どのような影響を与えていくことができるかという、理解を深めていくのです。

第6回 社会奉仕活動 協力:St. Francis Methodist School
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