学校・幼稚園コラム
第43回 中学部『コロナ禍での取り組み』

この2年間は、新型コロナウイルスの対策を考えながら学校の授業や行事を実施してきました。そのような中、1・2学期に中学部が行った2つの取り組みをご紹介します。

まず1つ目は、獅和祭です。獅和祭は第3回目を迎えた文化祭です。午前の部ではテーマ「一校一心 ~仲間と共にコロナクラッシャー~」の下、イメージ動画を作成し発表をしました。午後の部では、テーマ「挑戦 笑顔までの道のり」で、釣った魚を料理する動画「釣り」や他作品の発表がありました。どの作品も素晴らしいものでした。

第43回 中学部『コロナ禍での取り組み』 発表会の様子

コロナ禍の前に開催された獅和祭では、練習の成果が当日に実を結び、一度しかできないパフォーマンスがクラス共通の達成感を生みました。しかし、コロナ禍での獅和祭は動画撮影になり、クラス全体が結末を想像する力を要求されるという難しい部分もありました。

第43回 中学部『コロナ禍での取り組み』 動画作成の様子

2つ目は、臨時休校によるオンライン授業の取り組みです。多くの教員が入念な教材研究を行い、生徒と双方向の授業を展開しました。教室での授業とは違い、全てを把握することができない状況でしたが、教師と生徒の信頼関係が授業の効果を高めました。

新型コロナウイルスが与えた否定的な影響は、学校生活を一変させました。しかし、これら2つの取り組みは、私たちに前向きな努力を思い起こさせました。大きな壁が立ちふさがった時、英知を結集して「新たな創造を目指す自信」を手にすることができました。

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