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第40回 「能力別クラス」は科目ごとに

2022.04.25

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シンガポールの公立小学校では、かつては3年生頃から学習能力に応じてクラス分けが行われてきましたが、「幼い頃から成績でレッテルを貼るのは良くない」「さまざまな能力の子どもが一緒に活動することで全体のレベルが上がる」などの議論が高まり、近年、ホームルームは能力別には分けない学校が増えています。その代わりに、英語(国語)、算数、理科、母語※1のそれぞれの科目ごとに「標準クラス」と「基礎クラス」の2つのレベル分け「Subject-based banding」が行われています。
生徒によって、例えば「英語と母語は標準クラス、算数と理科は基礎クラス」など、科目ごとにさまざまな組み合わせが可能です。また小学校卒業試験でも、どの科目も「標準」と「基礎」のどちらかで受験できます。※2

シンガポール 公立学校の広場 第40回 「能力別クラス」は科目ごとに

中学校でも、これまでは小学校卒業試験の成績により4年間で卒業するExpressコースと5年間のNormalコースがはっきりと分かれていましたが、このコース分けも2024年の廃止が決まっています。

「ギフテッド」と呼ばれる、特に学習能力が高い子ども「High-ability learners」を小学4年生から振り分けて専門のカリキュラムで教えるGifted Education Programme(GEP)については今後も継続され、また学校によっては放課後の補習などで能力のある生徒にGEPに準じた指導を行うなど、エリートを養成するための教育は今後も続けられるようです。

MOEウェブサイトhttps://www.moe.gov.sg/primary/curriculum/subject-based-banding
※1… ただし母語(中国語・マレー語・タミル語のいずれかが選択可能)については更に上級クラスも有り、全4科目で標準以上の成績が取れていることを条件に、母語が得意な生徒は選択することができます。卒業試験で上級レベルを受験すると加点されるため、少し無理しても上級クラスを頑張る生徒は多く見られます。
※2… GEPについては、当コラムのバックナンバーをご覧ください 
https://spring-js.com/singapore01/sg-pubschool/page/3/

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