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第42回 小中学校の統廃合

人口が増え続けている都市国家シンガポールでは、日本の人口過疎地などで見られるような学校の統廃合はあまり無いと思われがちですが、実は近年この国でも、小中学校の統廃合が盛んに行われています。

2019年には合わせて28の小中学校が統合して14校になり、また今年始めには小学校2校が統合されました。さらにシンガポール教育省は2023~25年の間に小学校6校を3校に統合し、また中学校(セカンダリースクール)10校を5校に統合する計画を発表しています。シンガポールの中でも、国の北部など比較的若い家族が多く住む新興住宅地では新しい小中学校が次々とオープンしましたが、同時に、住民の高齢化が着実に進みつつある地域では学童期の子どもの数が減る傾向が続き、小中学校の統廃合が着々と進められているのです。

第42回 小中学校の統廃合

統合が決まった学校では、生徒たちがお互いの学校を行き来して交流し、同級生と仲良く知り合える機会を設けたり、統合先の学校の校舎では 教室数を増やす改装工事が行われるなど準備を行います。また、新しい学校名を決める話し合いなども、さまざまな意見を取り入れながら慎重に進められます。教育省ではそれぞれの統合前の学校の歴史や伝統について展示するスペースを、統合後の校舎内に必ず設けるように定めています。

「母校がなくなることになった」 と寂しがる卒業生の声も聞かれますが、人口動態に合わせてこのように学校数の調整が柔軟に、かつ急ピッチで進められるのは、いかにも効率重視のシンガポールらしい動向でもあります。

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