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特別企画

シンガポールの大学で学ぶ日本人留学生

2015.11.25

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世界ランク急上昇!

世界的に有名な大学ランキングとして知られる「QSランキング」によると、2015年はシンガポール国立大学(12位)、南洋工科大学(13位) が飛躍的に順位を上げ、アジアの大学の中でもトップとして注目を集めています。Spring編集部は、シンガポールで学ぶ日本人留学生に「未来のグローバル人材」として等身大の思いを語っていただきました。

井野口 碧依 さん

東京大学教養学部国際関係論コース専攻。同大を休学しシンガポール国立大学(NUS)人文社会学部にて交換留学。筑波大学附属高校出身。
アジアの中で目覚ましい発展をとげた国で学び、将来のキャリアにつなげるためシンガポールを目指した。「NUSは世界の大学ランキングでも上位であり、英語で学べ欧米より留学費用も安く、理想的な環境だ」と語る。

高橋 里佐子 さん

東京外国語大学言語文化学部マレーシア語専攻。シンガポール国立大学(NUS)人文社会科学部に交換留学。女子学院高校出身。
シンガポールで幼少期3年間を過ごす。「第二の故郷」であるシンガポールの大学で学ぶことが、小さい時からの夢だった。アジア文化人類学の授業を積極的に受講している。

和田 浩平 さん

東京大学公共政策大学院にて国際公共政策専攻。ダブルディグリー制度のもと、 シンガポール国立大学リー・クアン・ユー公共政策大学院にてMaster in Public Policyを専攻。栄光学園高等学校出身。
マレーシアで幼少期5年間を過ごす 。東京大学在学中にマレーシアのペトロナス社でインターンを経験。シンガポールの公共政策に関心を持ち、シンガポールで学位制度のある東大大学院進学を決めた。

留学生に聞きました

① シンガポールでの留学生活の感想
② 日本人として感じていることは?
③ あなたにとってグローバル人材とは?
④ 日本の中高生に伝えたいことは?

井野口さん

① 欧米の学生は発言力が高く、活発に授業に参加している印象を受けます。シンガポール人は非常に勤勉ですが、それは大学の成績そのものが就職に直結しているからだと感じました。

② 日本のサブカルチャーを良く知っていて価値観が近いアジア諸国の留学生は、友だちになりやすいと感じています。多国籍の学生たちと協同で課題に取り組んだときには、チーム内でモチベーションに温度差があり苦労したこともありました。

③ 英米諸国だけでなく、色々な国の人が話す英語に慣れることが大切です。NUSの学生が第三言語となる外国語を 、週7コマの授業と日々の自学で、きちんとマスターしてしまうのには感心しました。

④ 学部の4年間は思った以上に短いです。大学入学後は、留学でも旅行でも何でも、「生き急ぐ」くらい前倒しにあらゆることに挑戦する姿勢で良いと思います。第二外国語もぜひ習得してください。

高橋さん

① 50~200人規模の講義や、1クラス20人程度のゼミに参加していますが、シンガポールの学生は発言が多く勤勉です。課外活動などは控えめで学業に専念している印象を受けました。

② 英語での討論に危機感を持ち、一生懸命授業についていこうとしている韓国人や中国人留学生は、日本人学生にとても近いと思います。韓国人の同級生と互いに妥協案を出しながらプロジェクトも完成でき、良い経験になりました。

③ 他の国の文化を学ぶ以前に、「日本の文化と成り立ちをしっかりと伝えられる人」になることだと思います。

④ 日本と違う世界を沢山見聞きして、日本の社会だけが世界の常識でないことに気づいてほしいです。日本国内でも、ぜひ「自分から」率先して外国人とコミュニケーションをとるよう心がけてください。

和田さん

① 東大大学院でも留学生が半数程度でしたが、こちらの院では留学生が全体の9割なので驚きました。授業では、各国の学生の議論の進め方の違いが勉強になります。

② 計画に基づいた実行力、全体の意見を調整する力、バランス感覚が日本人の強みではないでしょうか。他の仲間から「日本人は議論の進め方が上手だ」と言われたこともありました。

③ 日本では、英語が完璧でないことを恥ずかしいと感じたり、外国人との間に精神的な壁がある学生が少なくありません。現地の人々と親しくなって暮らしていけるような環境適応能力が、グローバル人材の絶対条件だと思います。

④「 自分の力が世界でどこまで通用するか」を自分も試したいですし、後輩にも挑戦してほしいと思います。 そして、世界での経験を日本に持ち帰ることが、理想だと思います。

※2015年2月の取材当時をもとに編集しています。

編集部より

取材当時、観光業に関心があると目を輝かせていた高橋さん、シンガポールにいる間に出来る経験は全てしたいと語ってくれた井野口さん、公共政策の修士論文に追われる中駆けつけてくれた和田さんは、10ヵ月のシンガポールでの留学を終え、この夏再び日本に戻りました。先輩に続き、今年もまた留学生たちが世界各地で新しいことに挑戦していることでしょう。皆さんの更なる飛躍を応援しています。

「海外大学特集 シンガポールの大学編」はこちら

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