シンガポールには皆さまご存知の人気スポットや、あまり知られていないもののご家族で楽しめる場所・施設がたくさんあります。そんなおすすめの「学びと体験の場所」を、幼稚園の園長先生にうかがいました。異なる視点で改めて訪れると、新たな発見があるかもしれません。今年はシンガポール建国50周年(SG50)を祝う特別なイベントも各所で開催されています。ぜひご家族お揃いで体験してみてください。
日本では珍しい熱帯植物や動物をじっくり観察
日本人幼稚園 小林 一英 園長
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ Gardens by the Bay
エアコンがよく効いた天井の高さ45mの世界最大の温室「フラワー・ドーム」には、世界各地のさまざまな植物があります。出かける前に、ボトムツリーやハイビスカス、ダリアなどの写真をインターネットや図鑑で見ておき、それがドームのどこにあるか、親子で探してみるのはいかがでしょう。未来都市を思わせる高さ50mのスーパー・ツリーを眺めながらお弁当を食べた後は、人口の山「クラウド・フォレスト」へ。35mの高さから落ちてくる滝の水しぶき、山頂からのスリルある空中散歩、その涼しさは格別です。
シンガポール植物園 Singapore Botanic Gardens
親子で広い園内を散策すると、不思議な植物に出会うことができます。植物のタネが落ちていたり、珍しい葉っぱが見られたり、日本では見られない熱帯特有の花が咲いていたり、シンガポール5ドル紙幣に登場するテンブスの木もあります。まさに「ふしぎ発見」の散策となることでしょう。道端に落ちている花を手に取ってじっくり見たり、広い青空を眺めながらのんびり過ごすのも良いでしょう。
シンガポール動物園 SingaporeZoo
世界的に有名なこの動物園。なぜかというと、この動物園には檻がどこにも見当たらないからです。ホワイトタイガーなどの猛獣や象、一角サイなどの動物が逃げ出さずにいるのが不思議です。「なぜ檻がないのか」「なぜ猛獣が人間に近づかないのか」など、動物の習性を学びながらどんな工夫がされているのか観察したり、絶滅の危機に瀕する動物について親子で考えてみてはいかがでしょうか。
非日常の空間で新しい発見をしよう
いろは幼稚園 山本 貴世江 園長 、Ms Munirah SH 園長
サイエンスセンター Science Centre
科学について身近に触れることができます。体の仕組みなど、幼児期 の子どもにも身近な内容の掲示や体験コーナーなどがあり楽しめます。 常設展示以外にも、いろいろな体験型の展示やイベントが開催されてい ます。現在開催中の「Human Body Experience」では、人間の体の中に 入って胃や血管などの仕組みを体験することができます。親子で一緒に 驚きや発見を共有し、楽しんでみてください。
スノーシティ Snow City
常夏の国で寒さを体験し雪遊びができます。シンガポールで生活していると冬を知らずに寒さを経験したことがない、雪を見たことがない子どもが沢山います。寒いところでは息が白くなることや、外との気温差を肌で感じることができます。
子どもと一緒に常夏のシンガポールで冬の遊びを満喫してはいかがでしょうか。
シンガポール動物園SingaporeZoo
世界的に有名なこの動物園。なぜかというと、この動物園には檻がどこにも見当たらないからです。ホワイトタイガーなどの猛獣や象、一角サイなどの動物が逃げ出さずにいるのが不思議です。「なぜ檻がないのか」「なぜ猛獣が人間に近づかないのか」など、動物の習性を学びながらどんな工夫がされているのか観察したり、絶滅の危機に瀕する動物について親子で考えてみてはいかがでしょうか。
さまざまな芸術に楽しく触れてみよう
Coco-Ro Learning House 高橋 万弥 園長
・シンガポール美術館 Singapore Art Museum
・ナショナル・ギャラリー・シンガポール National Gallery Singapore
・エスプラネード・シアターズ・オン・ザ・ベイ Esplanade Theatres on the Bay
シンガポールではさまざまな芸術に触れる機会がより身近にあります。多くの美術館では、子ども向けの展示やアクティビティーを6月や11月の現地校の長期休暇の時期などに合わせ、定期的に開催しています。展示は体験型のものが多いので、子どもも楽しく芸術に触れることができるでしょう。視覚芸術だけでなく、コンサートやバレエ、演劇などもぜひ積極的に情報を入手して足を運んでみてください。
やってみたかったことを体験してみよう
Superland Montessori Pre-school
Ms May J.M. Tung 園長
キッズストップ KidsSTOP
幼稚園児から小学校低学年の子どもが、いろいろな体験を通して科学を身近に感じることができます。子どもたちは遊びを通して最も多くのことを学びます。テーマごとに分かれた学びの場は、恐竜の発掘、お買い物、キッチン、飛行機の操縦と多岐にわたり、屋外でも遊ぶことができます。期間限定のプログラムも豊富に用意されていますので、ぜひ子どもたちと楽しく遊びながら科学に親しんでみてください。
本物の自然に触れて子どもの冒険心を育てよう
このはな幼稚園 毛利 安孝 園長
グヌンレダン Gunung Ledang(Mount Ophir)
マレーシアのジョホール州の国立公園にある山です。ジョホールバルから約170kmに位置する地元の人たちの避暑地リゾートでもあります。Ophir山の頂上は標高1,276mで360度パノラマの景色が楽しめ、涼しさも味わえます。登頂する道は途中険しいところもあり、冒険心をくすぐられるでしょう。登山道の途中に滝つぼがありますが、深くないので小さい子どもでも山の中の川遊びが楽しめます。
ウビン島 Pulau Ubin
シンガポール国立公園の島です。チャンギポイントフェリーターミナルからフェリーで10分ほどで、小さい子どもでも楽しく自然体験ができます。野生イノシシの親子連れや海岸沿いに生息する生物を、間近で観察できます。歩くだけでなく、レンタサイクルで島内をサイクリングすることもでき、ちょっとしたジャングルの雰囲気を楽しめます。
スンゲイブロー貯水池 Sungei Buloh Wetland Reserve
シンガポール国立公園の1つで、スンゲイブロー湿地保護区内にあります。車で手軽に行ける場所ながら、マングローブ林に生息するカニなどの生物や、野生のワニ、鳥などが身近に観察できます。水辺に住む鳥は、足やくちばしが長いなどの特徴があります。また、シンガポールに生息する鳥図鑑などが簡単に入手できるので、町中の鳥と比べてみるのも面白いでしょう。シンガポール滞在中に何種類の鳥と出会えるでしょうか。
詳細は各ウェブサイトにてご確認ください。
【グヌンレダン ジョホール】
【シンガポール国立公園】
www.nparks.gov.sg
上記ご紹介のウビン島、スンゲイブロー公園の詳細のほか、さまざまなシンガポール国立公園についても詳細がご覧いただけます。
【シンガポール動物園】
www.zoo.com.sg
Singapore Zoo、Bird Park、Night Safari、River Safariの詳細がご覧いただけます。
【ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ】
【シンガポール植物園】
【サイエンスセンター】
【キッズストップ】
【スノーシティ】
【エスプラネード・シアターズ・オン・ザ・ベイ】
【ナショナル・ギャラリー・シンガポール】
【シンガポール美術館】
【シンガポール国立博物館】
【SING ART ウェブサイト】
シンガポールのさまざまな美術館、アートギャラリーの詳細がご覧いただけます。