学校・幼稚園コラム
第17回 小学部チャンギ校

「心の錬磨に基礎をおかない限り、知性の開拓が人間を尊貴にすることはできない」という、スイスの大教育者ペスタロッチの言葉があります。本校でも今年度、教育活動として「6本の柱」を推進しています。

① 「生きる力」を育むための基礎・基本の徹底
② 英語教育の充実
③ 国際理解教育と現地校交流の推進
④ ICT教育の充実
⑤ 特別支援教育の充実
⑥ 家庭・地域との連携

更に、それぞれに細分化された重点事項を掲げています。例えば「生きる力」を育むための基礎・基本の徹底は、

◎ 自ら考え判断し表現する問題解決能力の育成
◎ 自らを律し他者を思いやる豊かな心や自己指導力の育成
◎ 逞しく生きるための健康や体力の育成
という3つです。

3年生道徳の時間の学習より 3年生道徳の時間の学習より

本校では、今年度から6月と12月を「人権月間」と称し、心を耕すためにさまざまな取り組みを行います。学年の発達段階に合わせて、自分や友だち、シンガポールの人々を含めた周囲の人がかけがえのない存在であることを学習します。また、日々の授業でも「自己決定」「自己肯定感」「共感的人間関係」をベースに授業を組み立て、友だちと協力して問題解決に努力するよう導いています。このようにして、チャンギっ子たちの心を鍛え、「知・徳・体」をより逞しく骨太にし、持続可能な社会づくりに貢献できるグローバル人材の育成を行っています。

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