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第20回 ユニークで楽しい! シンガポールの「卒業」

2018.01.10

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シンガポールの公立校の年度は、1月始まりです。そのため各校では年度末の長い休みに入る前、11月の半ば頃に、小学6年生のための卒業イベントが行われます。日本では伝統的に厳かな雰囲気の中、保護者も同席する涙まじりの卒業式が一般的ですが、シンガポールでは卒業証書を校長先生から受け取るというセレモニーはごく一部です。それよりも「卒業」という門出を思い切り祝うという姿勢が一般的で、その内容は学校ごとに実にさまざまです。

お祭りのようにフェイス・ペインティングをしたり、フォトブースが立ち並ぶ中、友だちと思い思いのポーズで記念撮影を楽しむ学校もあります。また、学校によっては講堂で綺麗にセッティングされたテーブルで、6年生と先生方が英国式の「ハイ・ティー」を楽しんだり、夜に親子で出席する卒業ディナーを開催する所もあります。

6年生は10月上旬に卒業試験(Primary School Leaving Exam, PSLE)が終了すると、卒業まで1ヵ月あまりの時間があります。この間は学校の授業もそこそこに、ダンスや演劇の練習などの卒業イベントに向けた準備や遠足など、試験勉強一本だったそれまでの日々とは打って変わった気楽で楽しい毎日を送ります。PSLEの結果が出るのは卒業から1週間が過ぎたころ。点数をもとに各自で志望校リストを申請し、進学先の学校が最終的に決まるのは更に1ヵ月後のクリスマス前です。試験の点数や進学先が決まる前に、思いっきり楽しむことを推奨するこの卒業スケジュールは、最後に「楽しい小学校の思い出」を作る貴重な期間なのです。

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