学校・幼稚園コラム
第23回 小学部チャンギ校

「英語教育改革」について

日本では2020年度より、新学習指導要領が小学校で全面的に実施されます。それにより、5・6年生は教科としての「英語」が週2時間、3・4年生には週1時間の外国語活動が導入されます。

これに先駆けること数十年、シンガポール日本人学校小学部では会話を通じての英語教育を取り入れ、ネイティブ教員による指導を1年生から6年生まで週3時間程度行ってきました。そして今年度からは、昨年度策定した「シンガポール日本人学校グローバル人材育成大綱」に基づき、小学部の全学年に「英語科」を設置することになりました。

シンガポール日本人学校の広場
英語科Ⅰは、これまで通り英会話を中心とした指導が行われ、同時に日本の学習指導要領の内容も網羅しています。クラス編制は、これまでと同様に学年毎に学習別レベルの12グループに分けて少人数で行います。さらに国際標準規格の語学レベルの指標である「CEFR」を導入しますので、一層個々の目標が明確になります。

英語科Ⅱは、各クラス担任の指導による活動です。英語のレベルが異なる児童が協同して課題に取り組むことによって、より実践的な「使える英語」によるコミュニケーション能力を養うことが期待できます。

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