第64回 中学部
令和6年度も修了を迎えようとしています。中学部では、この1年間多くの学校行事などに取り組んできました。まとめである3学期、短い学期にも関わらず各学年、次のような取組を実施いたしました。紹介します。
取り組み
3学年は、SERANGOON地区にある日本人墓地公園を訪れ、草むしりを中心に清掃を行いました。天候にも恵まれ暑い中での作業ではありましたが、参加した生徒たちは無心に草むしりに汗を流していました。3年生は卒業を迎え、シンガポールの地を去って日本に本帰国する生徒も少なくないため、これまでシンガポールの地に住まわせていただいたお礼の気持ちや先人への感謝の気持ちを込めて作業に打ち込んでいました。
2年生は、シンガポール国内にある日系企業や現地企業さんにもご協力いただき、職業体験学習を実施しました。体験活動を通して、働くことの意義や責任感の重要性などを学び、自分の将来について深く考える良い機会となりました。体験したことを忘れず、将来の夢の実現に向かって努力を積み重ねてほしいと思います。


1年生は、1泊2日でシンガポール国内の各名所とマレーシア・ジョホールバル(タンジュンピアイ、イスカンダルフォレストシティ)を訪れる野外活動を実施しました。特徴的だったことは、2日目マレーシア工科大学の教授からSDGsの中の産業、環境、歴史について講義を受け、その後、タンジュンピアイ国立公園やイスカンダルフォレストシティを訪れ、受講した内容を踏まえ実地踏査できたことです。校内にいては学べないことを体験することができた2日間でした。
卒業証書授与式
今年度は、113名の生徒が学び舎を去っていきました。進学先は日本国内やシンガポール国内の学校に進学するなど、それぞれですが本校で培った力を自分らしさをもちながら発揮してくれることを祈念しています。


今後の取り組み
一年間、本校生徒の各行事取り組む姿を傍らで見守った一人として感じたことは、どの行事も成功させようとする熱意と一生懸命に取り組む姿がありました。と同時に、この姿勢こそが中学部の伝統になっているのだと感じました。各行事は本校を象徴する行事。新たな仲間を迎えても在校生が今後もよき伝統を継承し、また新たなものを創りだしてくれることを期待し、支え、見守っていきたいと思います。
2025年4月25日現在の情報です。最新情報は直接お問い合わせください。