なかなかシンガポールの同世代の子と交流する機会がありません。どういうきっかけで交流できるのでしょうか。
◎シンガポール日本人会より
シンガポールに暮らす日本の子どもたちは、学業に追われあまり遊ぶ時間がないと言われています。それでも、同じコンドミニアムのシンガポールの子どもたちに積極的に話しかけたり、水泳教室などの習いごとを一緒に行ったりするなど、シンガポール人との交流の機会は身近にあるものです。また、日本の「家庭料理」のもてなしは、シンガポール人に大変喜ばれますので、ごちそうする機会を作り家族同士で親しくお付き合いをするのも良いでしょう。
日本人会で主催しているボランティアに参加することもおすすめです。日本語を学んでいるシンガポール人が日本人と話す機会を月2回設けています。また、日本人で社会奉仕活動のボランティアをしている方々も約80名います。地域交流として意義のある活動を通じてシンガポール人と交わる良い機会でしょう。
日本人学校では「ホームステイ交換プログラム」を進めています。多数のシンガポールの子どもたちが日本人家庭でのホームステイを望んでいます。その方々を受け入れる日本人家庭がまだまだ少ないようですので、ぜひ体験してみてください。
シンガポール人の多くは日本人との交流を望んでいます。きっかけは身近にあるものです。私たち日本人が一歩を踏み出すことで、チャンスはいろいろ巡って来ることでしょう。
◎ジャパンクリエイティブセンター(JCC)より
ここシンガポールに限らず、海外に短期駐在することになった保護者の皆さんは、同じような「悩み」を抱えるケースが多いと思います。
現地校に通う日本人生徒がごく少数である当地においては、基本的に学校と家(場合によっては塾)との往復になりがちでシンガポール人の子どもたちとの交流の機会は全くないというケースがほとんどだと思います。しかし、お住まいが集合住宅であれば、同世代の子どもを持っているシンガポール人の住民と顔を合わせる機会もあるでしょうから、施設内で思い切って声をかけてみることは解決策の一つでしょう。
また、職場に同世代の子どもがいる現地スタッフをホームパーティーに招いて交流する機会を設けるのも良い方法ではないでしょうか。
最寄りのコミュニティー・センター(CC)で子供が参加できるプログラムがあれば(例えばスポーツ関係)、それに参加するということも一案だと思います。
人と人との交流という意味で考えれば、保護者の方が積極的に現地の方々と交流すると、子どもたちもお互いに交流する機会を持つことが出来るのではないかと思います。まずは、勇気を持って自らアクションを起こしてみてください。
日本語を使って日本人の若者と話をしたいと思っているシンガポール人の若者は多いと聞きますので、JCCでもこうしたニーズを汲み上げて、お互いが日本語で交流できるような機会を設けることができればと考えています。