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笑顔になれるコラム

vol.6 「教育システムの違いを楽しむ」

2016.09.23

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古今東西、子育ての悩みは尽きません。特に海外では、海外ならではの環境も加わり、悩みは深くなりがちです。Springでは、これまで当地で数多くのご家族を見守り、支えてきた専門家の方からの温かいメッセージをお届けしています。

Academic Advisor
GEMS World Academy(Singapore)
Mr Jonathan Cox

Mr Jonathan Cox

インター校に入学することは、数々のチャレンジを意味します。自国の環境とは大きく異なる場で、お子さまの負担は心身ともに少なくありません。ここではより良い学校生活を送るためのヒントをご紹介します。

インター校の教育システムは「生徒」を中心としており、教師は子どもたちの「探究心」と「議論する力」を育てるサポーターの役割を担っています。日本のシステムと異なる点も多いため、戸惑う方もいらっしゃるでしょう。

ところが子どもたち自身は、異なる環境であっても驚くほどたやすく順応します。入学当初は困惑するかもしれませんが、その後はオープンな校風にとけ込み、存分に学校生活を楽しむようになるでしょう。保護者の方は、インター校とかつて通っていた学校との違いを楽しみ、お子さまに支えが必要な際には、ともにサポートしていただきたいと思います。

高校生になる頃に直面する深刻な問題に「母語の喪失」があげられます。いわゆる「セミリンガル」と呼ばれる状態ですが、大学入試や将来の就職においても不利にならないように、留意して学習することが大切です。

「文化」と「言語」は密接に関係していますから、「言語」はアイデンティティーを形成する上で大変重要な要素になります。ご家庭でのサポートと、母語教育も取り入れたインター校選びが重要になってきます。

インター校に通わせた保護者の中には、帰国後、お子さまがそれまでとは異なる環境に馴染むことができるのか、大学入試や就職について十分な備えがあるのかなど、不安を抱えている方も多いようです。しかし最近の調査によれば、この不安は主に保護者だけが持っており、当の子どもはあまり気にしていないとの結果が出ています。

日本の環境に違和感を感じた場合は、無理して適合させるのではなく、国際バカロレア(IB)で日本語を選択したり、英語で講義を受けられる日本の大学に進学するのも良いでしょう。日本の大学は入試も多様化していますので、ぜひお子さまにふさわしい大学を調べていきましょう。

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