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海外生の今 ~海外で教育を受けた子どもたち~

文化学園大学付属杉並高等学校1年 唐澤城司さん
「積極的なコミュニケーションが大きな鍵に」

2018.12.25

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日本からドイツへ

私は小学校5年生の時にドイツ・ベルリンへ移りました。在籍した ベルリン・インターナショナル・スクールの生徒は、ドイツ語圏の出 身者が6割で、その他は非ドイツ語圏の出身者でした。授業は英語のみならず、ドイツ語での授業も一部ありました。最初は英語もドイツ語もほとんど話すことができず、友達をつくることも、授業を理 解することもできずとても苦労しました。日本と授業形式が異な り、ディスカッション形式やプレゼンテーションが多い授業に慣れるまで、まさに苦労の連続でした。

文化学園大学付属杉並高等学校1年 唐澤城司さん<br />「積極的なコミュニケーションが大きな鍵に」

サッカーで広がった友だちの輪

心の支えは、幼少期から打ち込んでいたサッカーでした。ドイツ 代表選手を多数輩出したベルリンの強豪チームに3年間所属するこ とができたので、学校以外の友だちの輪も広がり、みるみる英語やドイツ語が上達しました。

友人関係で 特に心がけていたことは、一人でも多くの人に積極的に声をかけてコミュニケーションを取るようにしたことです。また、英語で映画・音楽鑑賞をしたり、子ども向けの英語の本をたくさん読んだりしたことも、効果があったと思います。友だちができると、 誕生日会やお泊り会などに招かれるようになり、そうした楽しい交 流を通じて、更に英語やドイツ語が伸びました。

印象に残っているのは、一つのテーマについて5人でグループワークをしたことです。グループの中で意見の食い違いが生じることが度々あり、そうした時は一人ひとりが納得いくまで意見を伝え合うことで解決していきました。この課題で、自分の意見をしっかりと述べることの大切さや、プレゼンテーションの仕方を学ぶことができました。とても良い経験だったと思います。

文化学園大学付属杉並高等学校1年 唐澤城司さん<br />「積極的なコミュニケーションが大きな鍵に」

クラブチームのサッカーの試合

帰国後の生活

帰国後は地元の公立の中学校に編入し、じっくりと情報を集めて高校受験に備えました。ドイツ在住中は英語に思い切り触れることを重要視して、日本語の勉強はほとんどしていませんでした。そのため帰国当初は日本語をだいぶ忘れており、言葉が通じないことや理解できないこともありました。特に国語や数学、理科に戸惑いました。そこでしっかりと予習復習をし、漢字の勉強を意識することによっ て克服していきました。また海外に比べて、日本ではあまり思ってることを口にしない文化があることにも戸惑いを感じました。それでも海外にいた時と同じように、皆に積極的に話しかけているうちに、友だちも増え楽しい日本の中学生活を送ることができました。

海外で生活している皆さんへのメッセージ

私は海外生活を通して、自分からいろいろな人に声をかけ意見を言うことができるようになり、コミュニケーション力がつきまし た。また、海外のインターナショナルスクールで、欧米のみならず、ロシアやアラブ、アフリカやアジアなど、さまざまな国の友人と接 したことで、多様な価値観を肯定的に捉える力もついたと思います。

海外生活や帰国後は、文化の違いなどで戸惑うことがたくさんあると思います。し かし、それを自分から行動する「積極性」でぜひ突破していただきた いと思います。

文化学園大学付属杉並高等学校1年 唐澤城司さん<br />「積極的なコミュニケーションが大きな鍵に」

ドイツ全土のインター校の陸上大会

お母さまより

帰国後は、あまり焦らずじっくりと子どもが納得できる学 校やクラブを探すことが、遠回りのようで近道のように感じ ます。海外でも日本でも、何をするにしても正解は一つだけ ではなく、子どもに合ったものを見つけることが一番大切だと思います。

※文化学園大学付属杉並高等学校に関する情報はこちら
https://spring-js.com/japan/662/

『海外生の今』バックナンバー
https://spring-js.com/global/global02/kaigaisei/

唐澤城司さん

10歳(小5) ~14歳(中2) ベルリン・インターナショナル・スクール

 

<海外在住歴>
ドイツ

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