昨今では、英語4技能の重要性が声高に叫ばれるようになり、「読む」「書く」に加え、英語をより実践的に使うために「話す」「聞く」の能力が求められるようになってきています。大学センター試験に取って代わった共通テストではリスニングの配点が倍になったり、東京都立高等入試でもスピーキング試験の導入を予定するなど、教育現場でも大きな変化が出てきています。机上で学ぶだけの英語から、日常生活やビジネスの場で実際に使える英語が求められる世の中へ変革していく中で、ますます英語教育への関心度は高くなるばかりです。
そこでSpringでは昨年に引き続き「英語を本気で武器にする」ために、日本の中学・高校の取り組みについて伺いました。Spring誌面などでご紹介している「海外生の受け入れに積極的な学校」108校に「英語での取り組み」についてアンケート調査を行い、回答を得た60校からの情報発信をもとに、時代の変化に伴い進化する日本の教育現場での英語学習についてご紹介します。
?前号の特集はこちら?
「社会で通用する英語力とは」https://spring-js.com/global/10179/「幼児・学童期に育む英語力」https://spring-js.com/global/10946/「小学校で育む英語力 日本人学校の取り組み」https://spring-js.com/global/12155/「中学校で育む英語力 日本人学校の取り組み」https://spring-js.com/global/12496/「インターナショナルスクールのESL/EAL」https://spring-js.com/global/13290/「日本の学校の取り組み(2020)」https://spring-js.com/global/14230/
◎ 取材協力校一覧(全60校、50音順) 育英西中学校・高等学校、上宮学園中学校・上宮高等学校、英数学館小・中・高等学校、英理女子学院高等学校、江戸川学園取手中学校、桜美林中学校・高等学校、大妻多摩中学高等学校、大妻中野中学校・高等学校、海城中学高等学校、海陽中等教育学校、学習院女子中等科、学習院中等科、鎌倉学園中学校・高等学校、カリタス女子中学高等学校、関東学院六浦小学校、関東学院六浦中学校・高等学校、啓明学院中学校・高等学校、工学院大学附属中学校・高等学校、佼成学園中学校・高等学校、神戸国際中学校高等学校、国際基督教大学高等学校、国際高等専門学校、札幌聖心女子学院中学校・高等学校、静岡聖光学院中学校・高等学校、実践女子学園中学校、芝浦工業大学附属中学高等学校、松蔭中学校・高等学校、昌平中学・高等学校、昭和学院中学高等学校、昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校、白百合学園中学高等学校、逗子開成中学校、聖心女子学院中高等科、清泉女学院中学高等学校、聖ドミニコ学園中学高等学校、青稜中学校高等学校、洗足学園中学校、滝川中学校・高等学校、玉川学園、中央大学杉並高等学校、中央大学附属中学高校、土浦日本大学中等教育学校、田園調布学園中等部・高等部、東京女学館中学校、東京都市大学付属中学校・高等学校、桐光学園中学高等学校、同志社国際中学校・高等学校、同志社中学校、桐朋女子中学校・高等学校、東邦大学付属東邦中学校高等学校、豊島岡女子学園中学校高等学校、ノートルダム女学院中学高等学校、広尾学園小石川中学校・高等学校、広尾学園中学・高等学校、不二聖心女子学院中学校・高等学校、富士見丘中学高等学校、文化学園大学杉並中学・高等学校、宝仙学園中学校・高等学校、茗溪学園中学校高等学校、立命館宇治中学校・高等学校 |
今回のアンケートでは各校の取り組みについて、主に以下の点について伺いました。
? 帰国生対象の取り出し授業・習熟度別授業の有無
? 帰国生対象の取り出し授業の入級基準
? 習熟度別授業の入級基準とクラス分け数
? 英語力を向上させるための学校の取り組み
? 帰国生(日本人学校生・インターナショナルスクール生・現地校生)へのアドバイス
アンケート結果 ...1
Q. 「帰国生を対象にした取り出し授業」または「帰国生以外も含む習熟度別授業」を行なっていますか?
A. 8割以上の学校が、生徒のレベルにあった英語の授業を実施しています。
今回回答を寄せていただいた学校の1/4では、「帰国生を対象にした取り出し授業」と「帰国生以外も含む習熟度別授業」の双方を行なっており、生徒の英語能力に応じたよりきめ細かな英語授業が展開されていることがわかります。
帰国生取り出し・習熟度授業の有無
帰国生対象クラスには、帰国生以外の英語能力が高い生徒も対象にしている学校もあります。 |
アンケート結果 ...2
Q. 帰国生対象の取り出し授業の入級の基準は?
A. 学校により千差万別です。興味のある学校を事前に調べておくことが大切です。
帰国生対象の取り出し授業の入級基準は学校によって異なります。
「帰国生入試で入学していること」「実用英語技能検定(以下、英検)で一定の級数以上であること」「現地校・インターナショナルスクールで過ごした期間が一定の年数以上であること」「学校の定期テストで一定の点数以上であること」などが挙げられました。
アンケート結果 ...3
Q. 習熟度別授業での最上位クラスの入級基準は?
A. 学校内で独自の基準を持っている学校が最多となる一方、英検では準1級程度が最多でした。
帰国生以外も含む習熟度別授業での最上位クラスの入級基準として、学校内で独自の基準を持っている学校が多いものの、英検を指標としている学校も多くありました。準1級~2級程度を最上位クラスの入級基準としている学校が多いようです。
最上位クラスへの入級基準
Q. 習熟度別授業のクラス分けの数は?
A. 2クラスが最多ながら、5クラス以上に分けている学校も1割に上りました。
習熟度別授業を行っている学校は7割近くありますが、各校クラス分けを細かく行っていることがわかりました。生徒の英語能力に応じた、きめ細やかな授業が少人数制で展開されているようです。日本人学校・インターナショナルスクール・現地校での英語学習の差異はもちろん、個人差が大きくなる傾向にある英語学習において、手厚い習熟度別クラスはその後の英語の伸びに大きく影響するでしょう。
習熟度によるクラス分けの数
アンケート結果 ...4
Q. 帰国生の英語力を伸ばすために、学校ではどのような授業・取り組みがされていますか?
A. 各校で回答の多かったキーワードは下記の通りです。各校の詳細な回答は次ページ以降の回答詳細ををご覧ください。
ネイティブ教員※ | ネイティブ教員による授業数が大半を占める学校もあり、アカデミックな英語を習得できる体制を整えている。カリキュラムをネイティブ教員が考えている学校もある。 |
アウトプット | ディベート・ディスカッション・プレゼンテーションなどで発信力を鍛えるプログラムが多数。英作文やエッセイの作成・添削の機会を多く設けている学校も多い。 |
PBL (Project Based Learning) | 英語を用いて課題解決を行う過程で、問題解決能力・思考力など実社会で必要となる能力と英語力を身につけるプログラム。 |
English Language Arts | 英語を「国語」科目として学ぶプログラム。語学としてではなく、国語として学ぶことで生きた英語を学ぶことができ、英語圏の教科書を使用して授業を行う学校も増えている。 |
※ネイティブ教員とは、英語を第一言語とする教員のことを指します。
専門家の声
帰国後に英語力を保持・強化するにはどうしたら良いでしょうか。英語教育専門の先生に伺いました。
レベルにあった英文を
Wayne Kempson 先生
British Council in Singapore講師
2008年に来日、British Council in Tokyoでは私立小学校での英語指導を担当。19年よりBritish Council in Singaporeに移籍、日本人生徒の指導にも携わる。
さまざまな国の友だちと知り合うことができるシンガポールは、英語習得には理想の環境と言えるでしょう。しかし、日本に帰国してから英語力を維持することは決して容易なことではありません。英語力向上のために最も効果的なのは「文章を読む」ことです。書籍やニュースを読むことは、新しい語彙や文法に慣れ親しむだけでなく、新しい世界に出会えるワクワクする楽しい体験にもなります。
お子さまのレベルに合ったリーディング教材を使用することで「お子さまの英語力に合っているか」「読んでいる内容の大半を理解できているか」をぜひ保護者の皆さんに確認いただくことをおすすめします。教育機関を活用するのであれば、お子さまの語学力を正確に把握し力量に合った教材を使用しているかを見極めましょう。
帰国後は英語を使う機会が減ってしまうかもしれませんが、ぜひインターネットを効果的に活用してください。世界中どこの国からでも参加できるオンライン講座に参加して、「読む」ことで吸収した語彙や表現を、実際に「話す」「書く」にも反映し、使っていきましょう。
※British Councilhttps://spring-js.com/singapore/498/
アンケート結果 ...5
Q. 帰国生への海外での過ごし方・帰国後の英語学習のアドバイスは?
帰国生みなさんへのアドバイス |
● 現地で「人」「異文化」「多様な価値観」に積極的に触れ、帰国後も海外の言語・文化への興味関心を大切に。
● 貴重な時間を過ごしているということを忘れずに。その経験は皆さんの糧であると同時に、社会の力になります。
● その地でしか経験できないことは必ずや視野を広げ、多様性を受け入れる心を育ててくれます。その経験を日本の学校の生徒にも還元することを期待しています。
日本人学校生へのアドバイス |
● 海外生活をしていることに自信を持ち、日常的に英語に触れるようにしましょう。英語の必要性を知っているからこそ、伸びが早いです。
● 日本人学校の学習をしっかりすることで、帰国後の学習にもすんなり馴染めます。
● バランスよく日本語と英語を学習していることは必ずプラスになります。
現地校生・インターナショナルスクール生へのアドバイス |
● さまざまな価値観の人との協働を通して、多角的な視野を身につけてください。
● 謙虚に正しい文法や表現を学ぶ姿勢が英語力向上の鍵となります。
● 英語圏の学生向けの英語雑誌・新聞・ニュースに触れ、アカデミックな英語を学んでいきましょう。
専門家の声
帰国後には学校での学習とともに、家庭でのサポートも必須です。
バイリンガル教育専門の先生に伺いました。
「楽しむ」が継続の鍵
田浦 秀幸 先生
立命館大学 大学院・言語教育情報研究科 教授
全国海外子女教育国際理解教育研究協議会 所属
千里国際学園教諭退職後、大阪府立大学、シドニー工科大学、エセックス大学などの教授・研究員を経て現職。
海外生と一言で言っても、何歳から何年間海外で過ごしたかにより英語力は千差万別です。しかし、多くのお子さんは帰国後概ね6~12ヵ月程度で、「英語が出にくい」「会話力が鈍った」と実感するようになります。英語力を維持・向上させるためには「exposure(聞く・読む)」と「use(話す・書く)」の2つが重要です。特に大切なことは、英語に触れることを「楽しむ」動機があり、継続することです。
英語学習を継続するために外部の機関を利用する場合は、「帰国生の事情をよく理解しているか」「言語習得の理論に基づいた教育か」「読み書きにも力を入れているか」を事前に確認しましょう。特に「読み・書き」のスキルは、英文の本やニュースに触れ、それについて同じレベルで英語を書くことで、帰国後も強化することが十分に可能です。英語の動画配信サイトの視聴やSNSを活用して海外の友人と話すことは手軽かつ有効ですので、おすすめです。
日本に帰国すると、国語力をはじめ他の教科でも同級生と比較し劣等感を持ったり、強みであるはずの英語にさえ誇りを持てないこともあるでしょう。お子さんがアイデンティティ・クライシスを起こさないためには、保護者の方が褒めてあげることが一番のサポートになります。年齢相応の認知力(思考力・理解力・表現力など)は社会を生き抜くために必須です。国語力が年齢相応に身に付いているかどうかを保護者の方が意識して見てあげましょう。
海外生は「日本の宝」です。ぜひ親御さんが「あなたの英語や体験は将来きっといろいろな場所で活躍できる貴いものだ」と言い続けてあげましょう。
※関連記事はこちら「バイリンガルの育て方」https://spring-js.com/global/9392/
各校が行う魅力的な取り組みの一部をご紹介します。
江戸川学園取手中・高等学校
比類ない海外プログラムで国際社会で活躍する「真のリーダー」をめざす
<英語クラス形式>
● 中等部では「習熟度別クラス」で生徒のレベルにあった英語学習を実践。
授業は週に日本人教師の授業が5コマ、外国人教師の授業が1コマ※。
上位クラスはアウトプット中心のチームティーチングを実施。
●コースにあった特徴的な「英語学習プログラム」を展開。
東大コース | 東大アフタースクールでは、基礎から応用までハイレベルな演習を行う。 |
医科コース | 高校生が学年の枠を超え学び合う協働学習の分野の1つとして「科学英語」を設定。 |
※外国人教師の授業は20名以内の少人数制(中等部)。
<海外プログラム>
●高いコミュニケーション能力を養い、柔軟な知性を備えた「心豊かなリーダー」の育成を目指す充実したプログラム。
アメリカ・アカデミック・ツアー(8日間) ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学、国連本部、およびワシントンDCでの研修活動。 |
アメリカ・メディカル・ツアー(7日間) 医科コース(高等部)・医科ジュニアコース(中等部)に特化した 医療系海外研修。カリフォルニア大学サンディエゴ校での医科研修や学生とのキャンパスツアーを実施。 |
オーストラリア・ニュージーランド短期留学(18日間) 国際社会で活躍するリーダーの資質を培うためホームステイを行って、現地の仲間やホストファミリーとともに貴重な体験を積み重ねる。 |
SDGsベトナム・カンボジア研修ツアー(7日間) 課題発見型のプログラムで、JICAやNPO法人と連携しながらフィールドワークを行い、地球社会を取り巻く問題の最前線の現場を体験。 |
その他、「オークランド・ターム留学」「ブリスベン・ターム留学」「イギリス・フランス・アカデミックツアー」など多様な選択肢から参加可能。
<その他の取り組み>
● 高等部のカナダ修学旅行では、現地の高校を訪問。現地校の授業に参加し交流を深める。
● 全国中学生英語ディベート大会3位の実績を持つ「英語ディベート同好会」や「ESS同好会」では仲間と切磋琢磨。
● 英会話の実践の場である外国人教師によるEnglish cafeを定期開催。
カリフォルニア大学サンディエゴ校で教授の講習を受講。
※江戸川学園取手中・高等学校の詳細はこちら
https://spring-js.com/japan/14404/
白百合学園中学高等学校
フランスの修道女会を設立母体として創立以来、外国語教育に注力
<英語クラス形式>
● 中学では全員が英仏2ヵ国語を3年間学習。
英語を週5時間 (帰国生対象の英語クラスでは、週5時間ネイティブ教員が指導。英語圏の現地校の教育課程に準じたカリキュラムで、ハイレベルな英語力の習得を目指す) |
仏語を週1時間 |
● 英語4技能をバランスよく伸ばす学習。
中学 | 学習方法から学習習慣に至るまできめ細やかに指導。スピーチ、クリエイティブ・ライティングなど自己表現の機会が豊富。発音テストや即興会話などによる評価も行う。 |
高校 | 社会でも通用する英語力を見据え、多様なジャンルの教材を題材に高度な読解力・表現力の習得へ。 |
<教 材>
● 一般生英語クラスは、日本人教員が検定教科書と文法を強化する副教材、ネイティブ教員が「Metro ※1」を使用。
● 帰国生クラスは、「Impact ※2」と「Real Reading ※3」を使用。
※1…オックスフォード出版局の4技能を伸ばすテキスト
※2…Cengage Learningの4技能を伸ばすテキスト
※3…ピアソンロングマンの読む力と語彙力を伸ばすテキスト
<その他の取り組み>
● 授業内で多読活動を取り入れている。図書室には初心者向けの絵本から上級者向けのペーパーバックまで約5,000冊の洋書を備え、生徒たちの多読活動をサポート。
<海外大学の進学実績・推薦制度など>
● 過去の海外大学合格者は全て国内で学んだ一般生。合格実績として、Georgetown University、Wellesley College、Smith Collegeなど。
● 卒業生による海外大進学講演会も実施。
先住民のマオリ式のあいさつを体験。
※白百合学園中学高等学校の詳細はこちら
https://spring-js.com/japan/12408/
清泉女学院中学高等学校
多彩なプログラムで「コミュニケーションツール」としての語学教育に特化
<英語クラス形式>
● 中1・2は3つのクラスで、きめ細やかな授業を展開? 中3は4つのクラスへ。
ARE(Advanced Returnees’ English:帰国生対象アドバンストクラス 英検2級以上程度) 英語による授業の90%近くをネイティブ教員が担当 |
AE(Advanced class English:英検3級合格者対象クラス) 全英語の授業の10%程度をネイティブスピーカーの教員が担当 |
SE(Standard class English:スタンダードクラス) |
<海外プログラム>
● 清泉オリジナルの英語を活用した多彩な「国際理解・異文化体験プログラム」で帰国生と一般生がともに英語力を伸ばす。
① 姉妹校の清泉インターナショナルスクールへの「国内体験留学」プログラム。世界60ヵ国約650名の生徒が学ぶ同校に通学し、国際バカロレア認定を受けた授業にオールイングリッシュで参加(1週間)。【中3希望者】 |
② ニュージーランド短期留学(3ヵ月)・語学研修(12日間)。【中3・高1希望者】 |
③ カトリックリーダー研修として行われる「米国ボストンカレッジ夏季研修」には、日本からは清泉生と栄光学園の希望者だけが参加可能(9日間)。【高1・高2希望者】 |
④ 20年度から、アイルランドの姉妹校との交換留学が開始。 (現在はコロナ禍のため延期) |
<その他の取り組み>
● 国際模擬国連にも積極的に参加。19年度はバンコクとアブダビで行われた国際模擬国連に参加。
● 海外のネイティブスピーカーと、一対一でのオンライン英会話を実施(中3・高1全員。放課後は希望者)
※清泉女学院中学高等学校の詳細はこちら
https://spring-js.com/japan/9354/
茗溪学園中学校高等学校
帰国子女受入れ校として1979年創立
「世界的日本人の育成」を目指すIB認定校
<英語クラス形式>
● 英語授業(帰国生向け)
中学 | 英語の時間に週6時間の抜き出しの帰国生英語クラス(外国人教員による授業)に参加。海外のテキストを使用し、英語運用能力の向上とブラッシュアップを目指す。 |
高校 | 選抜を経て「特別クラス」(EEC)に入ると週4時間のネイティブスピーカーによるオールイングリッシュ授業に参加。ディベートや発表などの活動が多く行われより実践的な運用能力の育成を図る。 |
● 中学帰国生クラス・高校英語特別クラス(EEC)の英語力
TOEICスコア平均 5年間の推移 ● 中1海外クラス....700.6点 中2海外クラス....720.8点 中3海外クラス... 782.2点 ● 高1EECクラス.....791.8点 高2EECクラス......791.8点 高3EECクラス..... 850.0点 |
● 帰国生支援
第2外国語講座(放課後週1回 無料で実施) ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語 |
SAT/APテストセンターに認定 →学内で受験可能・受験料も一部補助あり(高校) |
<海外プログラム>
● 留学制度
留学機関AFS・YFU・EIL・JFIE を利用して1年間の留学 |
茗溪学園独自のプログラム(中長期) ニュージーランド:クライストカレッジ(1年)・ネルソンカレッジ(半年) |
茗溪プログラム(短期留学) 「SOSEP留学プログラム」(2週間の交換留学制度) 提携校:イギリス1校、オーストラリア1校、ニュージーランド3校、マレーシア1校 |
その他の研修など ニュージーランド英語研修、タイ学校交流訪問、インドネシア学校交流訪問 スーパーサイエンスハイスクール海外研修(実績:米国・欧州・タイ) |
※国費・私費ともに、積極的に海外留学生を受け入れ(学寮にて生活、寮生との交流・授業参加)。
<海外大学の進学実績・推薦制度など>
● IB教育の優れた点を日本の教育に当てはめ、日本だけでなく世界中の大学も視野に。
● 2020年春、第1期生(13名)全員が「IBディプロマ」を、さらに5名が「バイリンガル ディプロマ」を取得。海外大学「奨学金付き合格」10名。一人当たりの平均奨学金はUSD120,000(約1,330万円)相当。
※茗溪学園中学校高等学校の詳細はこちら
https://spring-js.com/japan/968/
佼成学園中学校・高等学校
2021年 新たに「グローバルコース」を新設し、世界中からの帰国生を受け入れ
<英語クラス形式>
● 帰国生対象に「取り出し授業」「習熟度別(4段階)授業」を実施。
● ネイティブ教員による豊富な授業と資格試験対策。
グローバルコース (中学校) | 週4~5時間のネイティブ教員による授業。(一般生は週3時間)ネイティブ教員と日本人教員とのチームティーチング。TOEFL・GTEC・英検などの外部検定対策。 |
グローバルコース (高等学校) | グローバル社会で通用する英語力を獲得。IELTS・TOEFL対策を強化。留学時に必要な資格をサポート。高校卒業までに英検1級取得を目指す。 |
<海外プログラム>
● 多彩な海外プログラムで異文化に触れ、世界的視野をもったグローバルな人材を育成(下記はグローバルコース生必修)。
モンゴル異文化体験プログラム・マニラ平和学習プログラム・タイ フィールド実践プログラム・東南アジアSDGs※研修・アメリカ、アントレプレナーシップ研修 |
※Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)。2015年の国連サミットで採択された国際目標で、「貧困問題」「資源エネルギー問題」など17のゴールに対して169の具体的な目標を掲げている。
<その他の取り組み>
● 新入試を見据え、ICTやネイティブ教員を活用して「英語4技能」を育成。
※佼成学園中学校・高等学校の詳細はこちら
https://spring-js.com/japan/9378/
昭和女子大学附属昭和中学校
学内に米国ペンシルベニア州立テンプル大学を新設、一層グローバルな環境へ
<英語クラス形式>
● 本科コース、グローバル留学コースともに少人数の取り出し授業を実施。
グローバル留学コース:高校1年次に全員が10ヵ月カナダ留学へ。帰国後は補習授業を実施 ?高2への円滑な進級をサポート。 |
● 高大連携プログラム
テンプル大学と昭和女子大学のダブルディグリーが可能となり、両大学との高大連携プログラムも充実。 |
<海外プログラム>
● 学園内のインターナショナルスクールや海外研修施設を活用。
① 中高部に隣接するブリティッシュスクールとは、両校の高校生がお互いの校舎で授業を受ける「ショート・エクスチェンジ」を実施。 |
② 米国の「昭和ボストン」研修でグローバルな視点の育成へ(12日間)。【中2全員対象】 |
※昭和女子大学附属昭和中学校の詳細はこちら
https://spring-js.com/japan/12446/
田園調布学園中等部・高等部
新たに海外大学進学を後押しする制度が始動、高みを目指す英語教育
<英語クラス形式>
● ネイティブ教員による取り出し授業。
中等部 | 英検2級程度の生徒対象。 中1(週4時間)、中2・3(週3時間) |
高等部 | 英検準1級以上を対象。 高等部 高1・2(週2時間) |
● 取り出し授業以外は中1~高1、20名程度の少人数制(文法の授業を除く)。
<教 材>
中等部の取り出し授業では、主に海外の洋書を使用し、ディスカッションやディベートを行うほか、CNNニュースのサマリー練習などを通じて時事英語にも触れ、ライティング力も向上させている。 |
<海外大学の進学実績・推薦制度など>
● 「 海外大学進学協定校推薦入試制度(UPAS)」の加盟校として、校内基準を満たした生徒が海外大学へ進学できる制度が2019年度より開始。TOEFLなどの英語試験と高校の成績で英国・米国・オーストラリア・カナダの大学に出願することが可能(大学によっては返済不要の奨学金を受けることも可能)。
● 同制度の初年度からすでに米国の大学進学者が確定。
※田園調布学園中等部・高等部の詳細はこちら
https://spring-js.com/japan/12962/
文化学園大学杉並中学・高等学校
吹き抜けるカナダの風
日本とカナダの二つのカリキュラムを同時並行で
<英語クラス形式>
● 1年次からカナダの教員が主導(希望者)。
中学 | 英検2級以上の希望者は、中1から「DD7プログラム」で理数科目6時間を含めた週16時間の英語の授業を受講可能。授業はすべてカナダブリティッシュコロンビア州の教員が主導。他のクラスも習熟度別で行われ、2年生から「ダブルディプロマ準備コース」と「中高一貫コース」に分かれる。 |
高校 | 「ダブルディプロマコース」では日本とカナダの卒業資格を同時に取得。 英語圏の卒業資格が取得できることで、海外大学ヘの進学がスムーズに。国内の大学も、海外枠での受験が可能で、受験のチャンスが倍増。 |
<海外プログラム>
「ダブルディプロマコース」の生徒は高校1年の夏に5週間のカナダ短期留学。その他、セブ島英会話レッスン、イギリスホームステイ、オーストラリアターム留学など海外プログラムも豊富。 |
<入学生状況>
2021年度新中学1年生は110名。そのうちの半数がすでに英検級を取得(4人に1人が英検2級以上)。帰国生やインター校出身の生徒が年々増加。 |
※文化学園大学杉並中学・高等学校の詳細はこちら
https://spring-js.com/japan/662/
関連記事もぜひご参照ください。
帰国生を歓迎する日本の中学・高等学校
https://spring-js.com/japan02/high_school/