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海外生の今 ~海外で教育を受けた子どもたちの「今」 ~

大妻中野中学校2年 秋葉美鈴さん「喜びも挫折も味わった3年間」

2013.02.12

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 小6で英検2級合格

シンガポール日本人学校では、私のように日本から来た友だちや長くシンガポールに住んでいる友だち、そして他の国からシンガポールに来た友だちとともに日本では体験することができない貴重な学校生活を送ることができました。英会話の授業が多く、触れ合う時間がたくさんあったので英語がとても楽しいと思えました。  住んでいたコンドミニアムで行われていたネイティブの先生による英会話レッスンも受けていました。会話はもちろん、英検の面接対策などわかりやすく教えていただきました。また、塾にも通い文法や読解、文章の書き方などを学び、家では英語で日記を書いてできるだけ英語を使う努力をしました。その結果、小学6年生のときに英検2級に合格することができました。

大勢のお客さんの前で踊った「よさこい」

 友だちや家族と過ごした思い出

私は、シンガポールでソフトバレーボールを始めました。最初はただ友だちに誘われるがままにクラブに入りましたが、次第に夢中になりました。練習は大変でしたが、コーチが熱心に指導してくださったおかげで、チームの一体感が生まれました。小学5年生のときに初めて日本人会の大会に出場し、小学6年生のときに見事優勝することができました。よさこいも半年だけチャレンジしました。人前で踊ることには抵抗がありましたが、踊った後に観客の皆さんから大きな歓声をいただき、人前で踊ることの楽しさを知りました。  休みの日に家族でナイトサファリに行ったことや、父と妹と一緒に参加したシンガポールマラソンもとても良い思い出に残っています。

 父の支えで乗り越えた中学受験

私は中学受験に向けて、参考書やパンフレットで日本の学校の情報を集め、塾にも通いました。英検2級を取得したこともあり帰国生入試での受験を考えていました。ただ、受験と帰国に向けた引っ越し準備が重なってしまい、両立するのが大変でした。さらに、父が家族より半年早く本帰国してしまったので、精神的にもとても辛かったことを覚えています。  当初は他校を志望していましたが残念ながらその志望校は落ちてしまい、私は大きなショックを受けました。志望校に落ちた日の夜、父が夜遅くまで帰国生入試のある学校を探してくれて、大妻中野への受験を薦めてくれました。取り寄せてくれた資料を読んで、学校の雰囲気や教育カリキュラム、校風が気に入ったので、帰国生入試での受験を決め、無事に合格することができました。今の学校では、帰国生だけの特別な英語授業が受けられるだけでなく、そのクラスでいろいろな国を経験したクラスメイトから他国のことを聞くことができます。そういった周りの友人から大変刺激を受けることができるので、大妻中野を薦めてくれた父に感謝しています。

セントーサ島で妹と

 将来は世界で活躍できる音楽家に

小学生の頃からピアノを習っており、日本人学校の卒業式ではピアノ伴奏もしました。  中学生になっても練習を続け、合唱コンクールで伴奏をしたこともあります。現在は吹奏楽部に入部し、クラリネットも演奏しています。音楽に触れていることが大好きなので今の経験を生かし、将来海外で音楽活動をして大きな舞台で演奏することを夢見ています。    シンガポールの皆さんへ  シンガポールに住んでいる間に、目標をもって英語をしっかり勉強することをおすすめします。日本に戻ると英語に触れる機会がとても少なくなり、英語力が落ちてしまいます。私も「現地の方と英語で会話をして交流を深めてもっと勉強すればよかった」と、今でも後悔しています。ほんの少しでも心がけるだけで英語を使うチャンスは増えると思うので、現地の方とどんどん会話をして、英語力を磨きましょう。

お母様より

緑豊かで温暖な気候のもと、志の高い先生方、素直で陽気なクラスメイトに囲まれて、娘は心健やかに日本人学校での生活を送ることができました。父親が半年早く本帰国してしまい不安な中で迎えた人生で初めての受験勉強でしたが、挫折と再起の挑戦を経て、精神的にもたくましくなったと思います。今の中学校では、インター校で鍛えられてきたクラスメイトとの英語の力の差に圧倒されているようですが、英語の宿題に必死に取り組んでいる娘の様子を微笑ましく見守っています。シンガポールで経験、体験したことをベースに世界にも視野を広げて、将来の夢を叶えてもらいたいと願っています。

 

大妻中野中学校2年
秋葉美鈴さん

2008年4月~2011年3月 日本人学校小学部クレメンティ校

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