グローバル教育
英語を本気で強みにする! ~日本の学校の取り組み~(2024)

英語を本気で強みにする!  
~日本の学校の取り組み~2024年度版

経済産業省では「産学連携によるグローバル人材育成推進会議」が2011年に発足して以来、グローバル人材育成を進めています。この「グローバル人材」は、専門性や異なる言語、コミュニケーション能力などを兼ね備えた人材として定義しています。教育現場では、大学の国際化や小学校からの英語教科導入、高校生の留学推進などに取り組んでいるものの、日本の英語力ランキングは、113ヵ国中87位と下位にあります。グローバル人材の必須要件と言える英語力の育成は、海外在住経験のあるご家族にとって、学校選択の一層重要な要素になってきています。

Springでは、海外生を積極的に受け入れている学校の「英語を本気で強みにする」取り組みについて、ご紹介します。特集の後半では、実際に英語を強みにした帰国生が現在、どのように英語を生かして活躍されているのかをSpring編集部が伺いました。ぜひご覧ください。
※2023年版EF EPI英語能力指数の全113の国・地域より

 ※紙面と同じ一覧がPDFでご覧いただけます。

参加校(50音順)
関東学院六浦中学校・高等学校
佼成学園中学校・高等学校
国際基督教大学高等学校
静岡聖光学院中学校・高等学校
昭和女子大学附属昭和中学校
白百合学園中学高等学校
聖心女子学院(セカンドステージ:初等科5年~) 
清泉女学院中学高等学校
 田園調布学園中等部・高等部
東京女学館中学校・高等学校
文化学園大学杉並中学高等学校

Q1「帰国生対象の取り出し授業」の一番上のクラスのレベルを教えてください。

多くの学校で実用英語検定が使用され、中学・高等学校ともに約6割の学校が英検準1級以上の学力を目安としているようです。

Q2英語についてどのような外部試験の対策をしていますか。

実用英語検定を筆頭に、海外大学に必要な外部英語試験の対策も実施しています。

主な外部英語試験
英検実用英語技能検定大学・高校などで英語入試の免除や加点対象などとなることがある。海外留学の語学力証明として認定する学校も。
TOEFLTest of English as a Foreign Language大学入試、大学入学後の英語力測定などに用いられることがある。得点により単位の付与、交換留学生の選抜基準として利用することもある。
SATScholastic Assessment Testアメリカの大学が志願者に受験を要求する共通テスト。日本の大学の入学試験の一部として使用されることもある。
IELTSInternational English Language Testing Systemイギリス、カナダ、オーストラリアを中心に海外大学への出願基準として広く認められている。
TOEICTest Of English International Communication大学入試、大学入学後の英語力測定などに用いられることがある。得点により単位が付与されることもある。
GTECGlobal Test of English Communication日本発。英語4技能を測定する。国内大学で英語入試の免除や加点対象、出願基準となることがある。海外大学でも使用可。

Q3英語で活動するクラブや部活動、委員会には どのようなものがありますか。

模擬国連やディベートなど、英語での発信力をつける課外活動が盛んなようです。

 

Q4英2023年度の海外大学進学者数を教えてください。

英語学習の取り組みに力を入れている各校では、年々海外大学への進学者が増加傾向にあるようです。日本と海外とで、目指す大学別に選択する授業がある学校もあり、今後はますます増加の一途を辿るでしょう。

 

Q5英日本人学校生へのアドバイスをお願いします。

関東学院六浦中学校・高等学校
学校から直ぐ近くに、一人一部屋の寮があります。閉寮期間はありませんので、年間を通して在寮可能なので、保護者様が海外在住でも安心して学校生活を送ることが出来ます。

佼成学園中学校・高等学校
建学の精神に基づき皆さんの経験を生かすことができるさまざまなプログラムを用意しています。多様な価値観や文化に触れ、寛容な心を育みながら、将来のグローバルリーダーとして活躍できるよう支えていきます。

国際基督教大学高等学校
授業にしっかり取組むことはもちろん、生活で触れる英語の意味を調べたり、感じたことを英語で表現することを意識してみてください。英語を「教科」として身構えず、生活の中に取り込んで慣れていくことが大切です。

静岡聖光学院中学校・高等学校
英語以外の授業では、日本語で授業を行っています。日本語講師による個別指導を受けることができますが、ある程度の日本語力を必要とします。

昭和女子大学附属昭和中学校
本校は「面倒見がよい」と言われています。帰国生に限らず、放課後や長期休暇を利用して指名制や希望制の補習を行っています。補習についてはこちらから声をかけることもありますので、安心してください。

聖心女子学院
日本人学校の生徒を歓迎しています。本校は取り出し授業をしない=日本人としての常識があることを期待しています。日本語力があって初めて真のバイリンガルだと考えています。自信を持って本校を目指してください。

清泉女学院中学高等学校
英語の先生からのアドバイスです。「現地でしか体験できないことを積極的に味わってください。その体験は唯一無二です!」

田園調布学園中等部・高等部
田園調布学園の帰国生入試は国語・算数でも受験可能です。日本とは違った環境での生活体験はとても貴重なものだと思います。現地で生活したからこその思考を大切に、中高で活躍してほしいと願っています。

東京女学館中学校・高等学校
母国語の力は物ごとを考える基盤としても英語力の伸長にも欠かせないものです。学校では日本語力を養うとともに、滞在国での日常生活の中で経験することを大事にしてください。

文化学園大学杉並中学高等学校
本校は日本とカナダの2つのカリキュラムが学べる学校です。日本の教育課程を学んでいる生徒はその土台をしっかりと生かしつつ自分の英語力をさらに伸ばすことができる環境が整っています。

Q6現地校生・インターナショナルスクール生へのアドバイスをお願いします。

関東学院六浦中学校・高等学校
高校1年時よりGLE(Global Learning through English)クラスを設置しています。このクラスは英検準2級以上に合格をしていることが入学条件となっているため、クラス内では英語は勿論、中国語やタイ語で会話をする生徒も数多くいます。

国際基督教大学高等学校
現地での経験を大切にしてください。現地に溶け込むほど帰国後日本の生活に違和感を感じるかも知れません。しかしその感覚こそが財産となります。その国ならではの文化を思い切り感じながら生活してください。

静岡聖光学院中学校・高等学校
IGCSEやA levelなどのインターナショナルコースがオンラインで受講できます。海外交流プログラムが充実しグローバルリーダーとして活躍する機会が多いため、国内・海外の両方の大学を視野に入れながら学習できます。

昭和女子大学附属昭和中学校
貴重な海外での生活を通して、積極的にその国の文化に触れ、ものの考え方の違いを体感してきてください。海外では、不慣れで苦しく辛いこともあるかもしれませんが、その経験は、長い人生で必ずプラスになります。

聖心女子学院
英語は話す中身が伴って初めて話すことができます。帰国生は、周りの意見も聞きつつ自分の意見を理解して貰うコツを心得ていると思います。そのような姿をぜひ、本校の生徒にも見せて大いに刺激してください。

清泉女学院中学高等学校
インターナショナルスクール出身の先生からのアドバイスです「当時、学校から帰って、漢字ドリルを渋々やっていましたが、日本に帰ってきて役に立ちました。」

田園調布学園中等部・高等部
英語力をさらに伸ばすために、中1~高2で英語の取り出し授業を実施しています。ネイティブ教員による少人数授業で、海外大学進学を見据えIELTS対策も行っています。帰国生入試では資格による得点換算もあります。

東京女学館中学校・高等学校
現地校ならではの貴重な学校生活を思い切り楽しみ、日本とは異なる価値観に触れて得るものや感じるものを大切に、大いに吸収してきてください。

文化学園大学杉並中学高等学校
本校の「カナダカリキュラム」はインターナショナルスクールのような雰囲気です。卒業時には英語圏の卒業資格も取得でき、「海外生枠」「帰国生枠」で受験できます。海外大学にもスムーズに進学できる環境があります。

 

幼少期を海外で過ごし、現在さまざまな分野で活躍する先輩方のストーリーをご紹介します。

過去のストーリーはこちら

Story

公益財団法人 日本ゴルフ協会

木村有花さん

【プロフィール】
慶應義塾ニューヨーク学院高等学校、
慶應義塾大学を経て現職

「英語が強みとなっている」と感じますか?

~仕事の幅が格段に広がる~ 
職場では英語を生かして、資料作成や翻訳作業、海外との窓口業務、試合に出場する海外選手の日本でのアテンドなどを担当しています。昨年、JOC(日本オリンピック協会)国際人養成アカデミーを受講する機会がありました。各スポーツ界からの参加者と協力し、知識を深める経験はとても素晴らしいものでした。これらの経験や現在担当している業務は、英語を身につけていなければ任されることのない仕事です。英語を習得したことで、私の仕事の幅は格段に広がりました。今後は海外で開催される試合に携わることができる人材になりたいと考えています。 

英語を習得するまでに、 どのような努力をしましたか? 

~現地の友だちとの交流が助けに~
英語を身につけることができた大きな要因は、アメリカでの生活環境とクラスの友だちのおかげだと思います。私が通った現地校は、日本人が一人も在籍していませんでした。英語の補習クラス(English as Second Language)もなく、英語を話すことができない生徒は私だけでした。そのような環境でしたが、たくさんの友人がプレイデートや誕生日会、お泊まり会などに声をかけてくれたためすぐに周囲と馴染むことができました。「英語が話せなくても遊べるね!」とみんなが受け入れてくれ、気がつけばいつの間にか英語を話せるようになっていました。現地の友だちとの交流の機会を大切にしてくれた両親には今でも感謝しています。

海外在住のご家族に、 アドバイスをお願いします。

~家族で過ごす時間を大切に~ 
海外での学校選びには、なるべく日本人の在籍者が少ない学校を選ぶことをおすすめします。日本人がいる環境は安心である一方、「楽」でもあります。海外で生活することは不安も多く、心細く思うこともありますが、勇気を持って新しい生活に飛び込んでください。そして家族で過ごす時間を大切にして欲しいと思います。日本と異なり、お子さまが一人で外出することが制限されている国もあると思います。私が過ごしたアメリカでは、留守番ができる年齢は13歳以上だったので、外出する際はいつも家族が一緒でした。振り返ってみると、海外で「家族が一緒に過ごした時間」は本当にかけがえのないものです。現在、海外に在住されているご家族には、「家族で過ごす時間を大切に、そして強い絆を結んでください」とお伝えしたいです。

Story

神戸市立医療センター 臨床研修医

渡辺 啓太さん

【プロフィール】
日本生まれ。9~14歳までニューヨークの現地校に通学。帰国後は渋谷教育学園幕張中学校、同高等学校を経て、国立大学医学部医学科入学。6年間医学を学び医師免許取得。現在は神戸市立医療センターにて臨床研修医として、救急対応・初期治療などを中心に勤務。

 

「英語が強みとなっている」と感じますか?

~医学の分野でも英語力は必須~
 医療分野のみならず、大学や国の研究機関の公用語は英語です。最新の研究をもとに治療を選択しなければならない医学の世界では、英語力は特に必要最低限のスキルだと感じます。薬物治療を行う内科、術式を選択する外科でも毎年、常識がひっくり返るような学術論文が多く発表されます。ひと昔前に行われていた治療が、実は患者にとって有害であったというようなことは往々にしてあります。そのため、正しい医療を行うためには英語を身につけることが必要不可欠です。また、学術論文を執筆する際にも英語を習得しておく必要があります。

英語を強みにすることで、将来の選択肢は増えると思います。例えば、米国の医師免許を取得して海外で働いたり、基礎研究のために海外留学することも可能になるからです。

英語を習得するまでに、 どのような努力をしましたか? 

~伝えようとする努力と経験が大切~ 
ニューヨーク現地校での生活は、慣れるまでに時間がかかりました。特にクラスの友だちとコミュニケーションがとれず苦労していましたが、ある時、勇気を出して自分から話しかけたことでサッカーに混ぜてもらうことができました。そこからは身振り手振りで友だちを作り、拙く間違った英語でも臆さず話すことで少しずつ会話ができるようになりました。笑われたり、大失敗したりすることもありましたが、伝えようとする努力と経験が大切です。その過程を経て正しい英語を話せるようになっていくと思います。テレビを見る際は、アニメではなく実写のディズニーチャンネルを見ることをおすすめします。学校を舞台にした作品も多く、簡単な英語で実用的な言い回しが学べるのでためになりました。

海外在住のご家族に、 アドバイスをお願いします。

~英語だけでなく別のスキルも~
お子さまが英語を習得することで高校・大学受験、就職活動においてはアドバンテージを得ることができるでしょう。しかし、英語さえできれば良いという時代は終わりを迎えていると感じます。語学に加えて、別のスキルをいかに伸ばすかがこれからの時代は重要です。私の場合は、英語で浮いた勉強時間を理系科目に回したことで、昨春ついに医師としての一歩を踏み出すことができました。私にとっての海外移住は、最初は大変で苦労もしましたが、あの5年間がなければ今の自分はいなかったと思います。海外経験をさせてくれた両親には感謝しています。日頃からお子さまの話をよく聞き、求められたときにはいつでもサポートする親御さんの姿勢が、お子さまの健やかな成長と自我形成につながると思います。

 

関東学院六浦中学校・高等学校

https://www.kgm.ed.jp/

英語は「教科」ではなく 「生きるための力」。     
英語学習は、 自分を生かすための「コミュニケーションツール」の習得


英語クラス形式     
「学びの国際化を加速し世界で通用する「英語運用力」を養う

Global English Teachers(GET)※のみで行う授業、GETと日本人教員によるTT(ティーム・ティーチング)で行う授業、日本人教員のみで行う授業をバランスよく展開することで「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能を育成し、生きた英語を身につける。高い英語力を持つ生徒対象の取り出し授業も展開。 ※Global English Teachers(GET)は、アメリカ・カナダ・オーストラリア・台湾・マレーシア・スリランカなどから集まった個性豊かな外国人教師のこと。
高等学校に設置しているGLE(Global Learning through English)は、一般クラスとは異なる独自のカリキュラムで3年間学ぶ。科目の約半分はGLEクラスの独自設置科目で、オンラインのマンツーマン英語レッスンをカリキュラムに組み込み、英語圏でも評価されるような高いレベルでの4技能獲得を目指す。正規カリキュラムの中にIELTS対策の授業を入れて、IELTS 5.5~6.5の獲得を目標としている。
DDP(Dual Diploma Program)は、卒業と同時にアメリカの高校卒業資格が認定されるプログラム。通常カリキュラムとは別に、英語で行われる週6時間の学習に約2年間取り組むことで海外大学進学がより身近になり、卒業後はアメリカの19大学の学部への推薦進学が可能。
CLIL(クリル:Content and Language Integrated Learning、「内容と言語の統合型学習」と呼ばれる学習方法)を導入。内容を習得目標言語の「英語」で学びながら、同時に話題の中で使われる語彙や表現で英語を必然的に習得していく。

その他の取り組み

世界中から集まる国際寮 本校から徒歩6分の場所にある寮は、閉寮期間がないので年間を通して在寮することができます。世界各国から集まる留学生や帰国生が数多く入寮しています。

校内英会話教室 放課後に行われる、本校外国人教員(GET)による英会話教室(有料)。外部の英会話スクールに通わず、時間を有効活⽤できる。教員1名に対して生徒2名、または、教員1名に対して生徒1名。各自のレベルに合わせて力をつけることが可能。

教材

CLILでは『TIME ZONES』を使用。また、ナショナルジオグラフィック社が提供する豊富な世界のコンテンツに触れることで、世界に目を向け視野を広げていく。本校オリジナルのカリキュラムは、IB教育の経験があるGETチームが中心になって作成。

海外プログラム     
多様な異文化体験を通して「気づきの力」を養う。

マッキンリーヒル語学研修: フィリピン・ルソン島のマッキンリーヒルにある語学学校で、1日7時間のマンツーマン英語レッスン。
カンボジア サービス・ラーニング研修: カンボジアの小学校や中学校を訪問し、教育ボランティアを経験。歴史や文化にも触れ、幅広い学びを体験。
アラスカ研修: オーロラ観測をはじめ、パイプラインの見学や犬ぞり体験、そしてアラスカ大学ではオーロラ研究の第一人者の先生からレクチャーを受けます。

進学実績     ※過去5年間の実績
海外大学: 
UCSI University、オランダ国立アムステルダム大、中國文化大、中原大、国立中興大、Griffith University、The University of Melborne、University of Oregon、フロリダ国際大、Arkansas State University、University of Manchester、King’s College London、University of Hawai’i 、Taylor's University など多数
国内大学:
東京大、筑波大、東京医科歯科大、お茶の水女子大、東京学芸大、横浜市立大、九州大、国際基督教大、早稲田大、慶應義塾大、立教大、青山学院大、学習院大、東京女子医科大、国際医療福祉大、立命館大、関西学院大、同志社大 など多数

※関東学院六浦中学校・高等学校の詳細はこちら
https://www.spring-js.com/japan/school/5427/

 

国際基督教大学高等学校

https://icu-h.ed.jp

「帰国生であること」、それはかけがえのないアイデンティティ

英語クラス形式

全ての授業は英語教授法の研究を基に、生徒の特色や能力に合わせて考えられたカリキュラム「英語で考える力」を育む教育。

英語の授業は4段階に分かれる。入学時にレベル分けテストを受け、自分に最も適したクラスで学ぶ。
1年生は週6時間、指導言語がすべて英語またはバイリンガルの教員による「英語コミュニケーション」の授業。英語圏やインター校のような授業(シェークスピアやさまざまなジャンルの小説の原書を年に3~5冊読む)とライティングのクラス。
エッセイやリサーチペーパーの書き方を徹底的に学ぶ。その他、大学入試準備のための英文法や長文読解のクラスもあり。
3年次選択科目にはMedia StudiesやCommunication and Debate、International Perspectivesが置かれ、大学入試のための「英文法演習」や「長文読解」を選択することも可能。海外の大学に進学する生徒にはSATやTOEFLの指導もあり。

その他の取り組み

「外国語としての英語(EFL : English as a Foreign Language)」 カリキュラム

・国内生が多く所属
・3年間を通して「多読システム」に重きを置く
・1500冊以上のGraded Readers (英語を母語としない人向けの 「段階別」 読み物) が備えられており、 生徒は授業外で週に1冊というペースで読破。 英語が不得意な人でも無理なく読めるように。
・英語以外にもフランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語があり、基礎クラスは2年次と3年次に選択可能。上級クラスは帰国生向けで、高度な内容。

2022年度 進学実績

国公立:
東京大学、京都大学、東京工業大学、東京医科歯科大学、東京芸術大学、東京外国語大学、一橋大学、北海道大学、東北大学、筑波大学、千葉大学、横浜国立大学、大阪大学、東京都立大学 など

私立:
国際基督教大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、明治大学、立教大学、法政大学、青山学院大学、中央大学、同志社大学、北里大学、杏林大学、聖マリアンナ医科大学、大阪医科大学、武蔵野美術大学 など

海外大学: 
The Ohio University、Earlham College、University of British Columbia、Katholieke Universiteit Leuven、University of Helsinki、成均館大学校, 梨花女子大学校 など

※国際基督教大学高等学校の詳細はこちら
https://www.spring-js.com/japan/school/5450/

 

白百合学園中学高等学校

http://www.shirayuri.ed.jp/

フランスの修道女会を設立母体として創立以来、外国語教育に注力

英語クラス形式

中学では全員が英仏2ヵ国語を3年間学習。

英語を週5時間 (帰国生対象の英語クラスでは、週5時間ネイティブ教員が指導。英語圏の現地校の教育課程に準じたカリキュラムで、ハイレベルな英語力の習得を目指す)
仏語を週1時間

英語4技能をバランスよく伸ばす学習。

中学:学習方法から学習習慣に至るまできめ細やかに指導。スピーチ、クリエイティブ・ライティングなど自己表現の機会が豊富。発音テストや即興会話などによる評価も行う。
高校:社会でも通用する英語力を見据え、多様なジャンルの教材を題材に高度な読解力・表現力の習得へ。

教材

一般生英語クラスでは、日本人教員が検定教科書と文法を強化する副教材、ネイティブ教員が 「Metro※1」 を使用。

帰国生クラスでは、「Impact※2」 と 「Longman Academic Reading ※3」 を使用。

※1・・・オックスフォード出版局の4技能を伸ばすテキスト ※2・・・Cengage Learningの4技能を伸ばすテキスト※3・・・ピアソンロングマンの読む力と語彙力を伸ばすテキスト

その他の取り組み

授業内で多読活動を取り入れている。図書室には初心者向けの絵本から上級者向けのペーパーバックまで約5,000冊の洋書を備え、生徒たちの多読活動をサポート。

海外大学の進学実績・推薦制度など

合格実績として、Minerva University、New York University, Abu Dhabi、Georgetown University、Wellesley College、Smith Collegeなど。

卒業生による海外大学進学講演会も実施。


白百合学園中学高等学校の詳細はこちら
https://www.spring-js.com/japan/school/5494/

 

清泉女学院中学高等学校

https://www.seisen-h.ed.jp

「コミュニケーションツール」としての語学教育に特化した多彩なプログラム

英語クラス形式

中1・2は3つのクラスで、きめ細やかな授業を展開。

ARE (Advanced Returnees’ English:帰国生対象アドバンストクラス 英検2級程度以上) 全英語の授業の90%程度をネイティブスピーカーの教員が担当
AE (Advanced English class:英検3級合格者対象クラス) 全英語の授業の10%程度をネイティブスピーカーの教員が担当
SE (Standard English class:スタンダードクラス) 全英語の授業の10%程度をネイティブスピーカーの教員が担当

⇒中3からも習熟度別授業を継続。

その他の取り組み

国際模擬国連にも積極的に参加。19年度はアブダビ、22・23年度はバンコクで行われた模擬国連に参加。
授業内で一対一でのオンライン英会話を実施(23年度は中2AE、中3~高2全員)。希望者は授業外でも受講できる。

海外プログラム

清泉オリジナルの英語を活用した多彩な「国際理解・異文化体験プログラム」で帰国生と一般生がともに英語力を伸ばす。

① 姉妹校の清泉インターナショナルスクールへの「国内留学」プログラム。世界60ヵ国約650名の生徒が学ぶ同校に通学し、国際バカロレア認定を受けたオールイングリッシュの授業に参加(1週間)。中3希望者
②ニュージーランド・オーストラリアへのターム留学(3ヵ月)。 中3・高1希望者
③ アイルランド語学研修(14日間)。最後の3日間は現地の清泉の姉妹校に通う。中3・高1希望者
④アメリカのボストンカレッジで行われる「リーダー養成プログラム」に参加。日本からは清泉女学院と栄光学園のみが参加可能(9日間)。高1・2希望者

※清泉女学院中学高等学校の詳細はこちら
https://www.spring-js.com/japan/school/5465/ 

 

聖心女子学院 セカンドステージ(初等科5年~)

https://www.tky-sacred-heart.ed.jp/index.html

世界32ヵ国に姉妹校が広がる創立116年の伝統校。転・編入生にも配慮した少人数の英語教育を実施

英語クラス形式

女子の成長に合わせた4・4・4制を実施し、伝える手段としての「英語力」を育成

セカンドステージ(初等科5年~中等科2年)
初等科5年から入学する転編入生は、入学後2~3ヵ月は一人ひとりの学びの様子に合わせ、個別対応を行っている。2月には学年全員で英語の発表に取り組む。
初等科では海外姉妹校からの留学生との交流、オーストラリアの学校とのオンライン交流、Tokyo Global Gateway訪問などを通して、英語でのアウトプットを積極的に行える場を提供。
中等科1年で帰国生入試を行い、中等科1年から1学級を2つに分け習熟度別のグループで授業を実施。Progress in English 21を使用し、4技能のバランスのとれた実践的な英語力を育成。

※セカンドステージでは、初等科5年生で約24名の転編入生を迎える。
その他の学年でも欠員がある場合編入生を募集。

サードステージ(中等科3年~高等科3年)
高等科においては豊富な英語関連選択科目を設置。
模擬国連全日本大会には毎年出場し、全米大会にも数多くの生徒が選ばれている。

海外プログラム

「多様に グローバルに よりよく生き抜く」を理念にグローバルマインドを育成

世界に広がる聖心のグローバルネットワークを活かした留学や研修・体験プログラムが豊富。2023年度には14校の海外姉妹校と長期および短期交換留学を実現。
定期的に「留学報告会」や「海外大学進学報告会」を実施して、最新の海外留学情報を生徒に提供している。海外姉妹校からの留学生と交流するなど、日本にいながら英語をアウトプットする場面も多くある。日本に留学する生徒をホームステイで受け入れ、異文化を学ぶ機会を得ることもできる。

卒業生の進路

大学の先にある自己実現のためだけでなく、他者のために生きる姿を、学びの目標に据えています。さまざまな観点から、幅広い知識を深化させていくことを目指しています。高等科卒業後は医療系、理系、文系、海外へと幅広く羽ばたいています。

【2022年度進学実績(112名中)】
東京大学 3名、東京医科歯科大学 1名、京都大学 1名、東京都立大学 1名、慶應義塾大学 15名、上智大学 11名、早稲田大学 7名 など
医・歯・薬 計 11名、理工・看護ほか 9名、芸術 5名、英国UCLなど海外大学 4名、聖心女子大学 30名 など
指定校推薦枠 約50校

※聖心女子学院の詳細はこちら
https://www.spring-js.com/japan/school/5465/ 

 

佼成学園中学校・高等学校

https://www.kosei.ac.jp/boys/

2021年 「グローバルコース」を新設、世界中からの帰国生受け入れ

英語クラス形式

帰国生対象に「取り出し授業」「習熟度別(4段階)授業」を実施。 ネイティブ教員による豊富な授業と資格試験対策。

グローバルコース(中学校):シンガポールで2年間研修した教員がシラバスを構築。「取り出し授業」は週4時間をネイティブ教員が担当。実用的な英語をカバーし、外部検定対策も行う。
グローバルコース(高等学校)IELTS推進校としてIELTS対策をシラバスに取り入れ、海外大学、総合型選抜入試にも対応。「取り出し授業」は週4時間をネイティブ教員が担当する。

海外プログラム

多彩な海外プログラムで異文化に触れ、世界的視野をもったグローバルな人材を育成(下記はグローバルコース生必修)。

モンゴル異文化体験プログラム・マニラ平和学習プログラム・タイ フィールド実践プログラム・ベトナム SDGs研修・ボストン アントレプレナーシップ研修

その他の取り組み

中学2年3学期では、フィリピン・セブ島での英語留学を実施。

2024年度合格実績速報(3月1日現在 現役のみ)

国公立 13名、早慶上理 41名、GMARCH 91名


※佼成学園中学校・高等学校の詳細はこちら
https://www.spring-js.com/japan/school/5441/

 

静岡聖光学院中学校・高等学校

http://www.s-seiko.ed.jp/

ICTを駆使したグローバルリーダー育成型の英語教育 海外大学進学に特化したプログラムを提供

英語クラス形式

 ネイティブ講師による「取り出し授業」と「習熟度(3段階)授業」を週に6コマ実施。

本校はグローバルリーダー育成に尽力しているため、取り出し授業では全て英語によるコミュニカティブ・アプローチを採用。ICTを駆使したプロジェクト型の授業、ネイティブ講師による丁寧なライティング指導、そして英検や各種資格対策を実施。

世界各国の海外大学に進学できる「A Levelプログラム」。 
高水準の海外教育を提供する「IGCSE」も受講可能。

海外大学への進学サポートとして、ケンブリッジ大学国際教育機構(CAIE)の認定A Level (高校1年~)とIGCSE(中学2年~)をオンラインで専門講師が指導。 学内では、A Levelを取得している外国人講師がサポート。

海外プログラムなど

多くの海外校と交流あり。Apple Distinguished School認定校。
本校主催で7ヵ国の参加校を迎えた国際サミットの経験も。

※静岡聖光学院中学校・高等学校の詳細はこちら
https://www.spring-js.com/japan/school/5470/

 

昭和女子大学附属昭和中学校

https://jhs.swu.ac.jp/

学内に米国ペンシルベニア州立テンプル大学を併設、一層グローバルな環境へ

英語クラス形式

本科コース、グローバル留学コースともに少人数の取り出し授業を実施。

グローバル留学コース: 高校で全員が10ヵ月カナダ留学へ。帰国後は補習授業を実施 ⇨ 次学年への円滑な進級をサポート。

高大連携プログラム

テンプル大学と昭和女子大学のダブルディグリーが可能となり、両大学との高大連携プログラムも充実。

海外プログラム

学園内のインターナショナルスクールや海外研修施設を活用。

① 中高部に隣接するブリティッシュスクールとは、両校の高校生がお互いの校舎で授業を受ける「ショート・エクスチェンジ」など、交流プログラムが充実。
② 米国の「昭和ボストン」研修でグローバルな視点の育成へ(12日間)。全員対象

※昭和女子大学附属昭和中学校の詳細はこちら
https://www.spring-js.com/japan/school/5457/

 

田園調布学園中等部・高等部

https://www.chofu.ed.jp

新たに海外大学進学を後押しする制度が始動、高みを目指す英語教育

英語クラス形式

FLT(Foreign Language Teacher)による取り出し授業。

中等部 英検2級程度の生徒対象。中1(週6時間)、中2(週5時間)、中3(週3時間)。
高等部 英検準1級以上の生徒対象。高1・2(週4時間)。

取り出し授業以外は中1~高2、20名程度の少人数制(グラマーの授業を除く)。

教材など

中等部の取り出し授業では、主に海外の教科書・小説を使用し、ディスカッションやディベートを通じてクリティカルシンキングの力を育成している。中等部ではコンピューターのプログラミング言語も英語で学ぶ。

海外大学の進学実績 ・ 推薦制度など

「海外大学進学協定校推薦入試制度(UPAS)」の加盟校として、校内基準を満たした生徒が海外大学へ進学できる制度が2019年度より開始。TOEFLなどの英語試験と高校の成績で英国・米国・オーストラリア・カナダの大学に出願することが可能(大学によっては返済不要の奨学金を受けることも可能)。 高等部の取り出し授業ではIELTS対策を行い、海外大学進学や留学も視野に入れた授業を展開。

※田園調布学園中等部・高等部の詳細はこちら
https://www.spring-js.com/japan/school/5478/

 

東京女学館中学校・高等学校

https://tjk.jp/mh/

20年の実績を誇る「国際学級」で 豊かな教養を備えた「真の国際人」に

帰国生と一般生が共に学ぶ。

1学年1クラス。中1・2はネイティブ教員と日本人教員の二人担任制。

習熟度別授業

独自のLanguage Artsの授業を少人数グループ(レベル別3分割)で実施。 中3までに英検2級、高3までにTOEFL iBT80以上の取得が目標。

Language Arts 授業例

中3:
英語劇『ロミオ&ジュリエット』。クラス全体で協力し劇を制作。
高2:
校内模擬国連。世界の問題について調べ英語で議論。学びの集大成。

海外プログラム

タスマニア研修(中3 希望者)・ボストンリーダーシップ研修(高1 必修) ・派遣留学(高1 選抜)・タイ、マレーシア、韓国への文化研修(希望者) ・ 姉妹校からの訪問団との交流 ・ 大使館訪問 ・ 姉妹校とのオンライン交流 ・海外大学進学協定校推薦入試制度(UPAS)に加盟

※東京女学館中学校・高等学校の詳細はこちら
https://www.spring-js.com/japan/school/5483/

文化学園大学杉並中学・高等学校

https://bunsugi.jp

吹き抜けるカナダの風
中学から日本とカナダのカリキュラムを同時に学ぶ

英語クラス形式

1年次からカナダの教員が主導(希望者)。

中学:
英検2級以上の希望者は中学1年からカナダ・ブリティッシュコロンビア州の教員によるハイレベルな授業を展開。「DD7」では理数科目7時間を含めた週17時間の英語の授業。「Advanced7」では週10時間の英語の授業となるが、理数科目は日本のカリキュラムをしっかりと行うため先取り教育が可能。
高校:
「ダブルディプロマコース」では日本とカナダの卒業資格を同時に取得。英語圏の卒業資格が取得できることで、海外大学ヘの進学がスムーズに。国内の大学も、海外枠での受験が可能で、受験のチャンスが倍増。

中学生の状況

中学生在籍429名中231名がカナダのカリキュラムを学んでいる。2024年度中学入学生は英検準1級12名、2級23名が入学。

卒業生の進路

1期生から7期生まで198名の卒業生が出ています。過去7年間の合格実績は海外大学95名、国公立早慶上理ICUに55名、GMARCH関関同立に60名合格が出ています。

※文化学園大学杉並中学・高等学校の詳細はこちら
https://www.spring-js.com/japan/school/5499/

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2024年3月25日現在の情報です。最新情報は直接お問い合わせください。

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