日本の大学が世界に伍していくために「大学の国際化」は喫緊の課題です。文部科学省は大学の海外進出を後押しする事業を2024年度から開始し、筑波大学が今年9月にマレーシア・クアラルンプールに分校を開校しました。また、「国際卓越研究大学※」に初めて認定を受けた東北大学では、「全方位の国際化」として日英公用語化を掲げています。 Springでは日本にいながらも英語で受講し学士を取れる「英語学位プログラム」を開講する大学をご紹介します。英語プログラムの概要や入試情報、学生の体験談もご覧ください。
※世界トップレベルの研究水準を目指して国が新たに支援を行う大学
■ 英語で学士を取れる主な大学一覧(50音順)
Japanese universities that offer Bachelor's degree in English
私立
大学名 | プログラム名 |
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京都先端科学大学 | 工学部(機械電気システム工学科)(★) |
慶應義塾大学(経済学部) | 経済学部PEARL(★) |
慶應義塾大学(SFC)◎ | 総合政策学部・環境情報学部GIGAプログラム(★) |
同志社大学 | 国際教育インスティテュート国際教養コース (ILA) |
法政大学 | グローバル経済学・社会科学インスティテュート(IGESS)(★)、グローバル教養学部(GIS)、 グローバルビジネスプログラム(GBP)(★)、人間環境学部 持続可能社会共創プログラム(SCOPE)(★)(Institute for Global Economics and Social Sciences)(★) |
明治学院大学 | 国際学部国際キャリア学科 |
明治大学 | 国際日本学部 English Track Program |
立教大学 | グローバル・リベラルアーツ・プログラム(GLAP)(☆) |
立命館大学◎ | グローバル教養学部(オーストラリア国立大学とのデュアル・ディグリー・プログラム)、 国際関係学部(①アメリカン大学・立命館大学国際連携学科(☆)、②グローバル・スタディーズ専攻)、 政策科学部(★)、情報理工学部(☆) |
早稲田大学◎ | 政治経済学部(★)、国際教養学部(SILS)、社会科学部(★)、 文化構想学部(*1)、基幹理工学部(★)、創造理工学部(★) |
国公立
大学名 | プログラム名 |
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大阪大学 | 人間科学コース(★) |
岡山大学◎ | グローバル・ディスカバリー・プログラム |
九州大学 | Engineering(★)、Bioresource and Bioenvironment(★) |
京都大学 | 工学部地球工学科国際コース(☆) |
国際教養大学(公立) | 全学部(国際教養学部) |
筑波大学◎ | 地球規模課題学位プログラム(★)、社会国際学教育プログラム(★)、 生命環境学際プログラム(★)、総合理工学位プログラム(★) |
東京大学 | 教養学部英語コースPEAK(国際日本研究、国際環境学)(★)、グローバルサイエンスコース(GSC)(★) |
東京都立大学◎ | 理学部生命科学科(英語課程) |
東北大学◎ | 理学部化学科:国際学士コース Advanced Molecular Chemistry(★)、 工学部機械知能・航空工学科:国際学士コース、 International Mechanical Aerospace Engineering-Undergraduate(★)、 農学部生物生産科学科:国際学士コース Applied Marine Biology(★) |
名古屋大学 | 自動車工学プログラム(工学部)、物理系プログラム(理学部)、化学系プログラム(理学部、工学部)、 生物系プログラム(理学部、農学部)、国際社会科学プログラム(法学部、経済学部)、 「アジアの中の日本文化」プログラム(文学部)(すべて★) |
■ 英語で学士を取れる主な大学一覧(50音順)
Major universities that have curriculum in Englsih
私立
大学名 | プログラム名 |
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学習院大学 | 国際社会科学部(☆) |
国際基督教大学(ICU) | 教養学部 |
中央大学 | 国際経営学部 |
立教大学 | 異文化コミュニケーション学部DLP(☆)、Global Liberal Arts Program(GLAP)(☆)、 社会学部(国際社会コース)(☆)、法学部国際ビジネス法学科(グローバルコース)(☆) |
立命館アジア太平洋大学(APU) | 国際経営学部(APM)、アジア太平洋学部(APS)、サステナビリティ観光学部(ST) |
国立
大学名 | プログラム名 |
大阪大学 | 国際科学特別プログラム(IUPS) |
九州大学 | 共創学部(Interdisciplinary Science and Innovation(ISI)) |
東京工業大学 | 環境・社会理工学院融合理工学系(☆) |
一橋大学 | 全学部(☆) |
(*1)日本の教育課程以外を修了した卒業生は秋入学春入学のみ(☆)、秋入学のみ(★)。 ◎印の大学は当ページ下部以降の詳細をご確認ください。
最新情報は各大学に直接ご確認ください。
取材協力:トフルゼミナール http://tofl.jp/juken/english.php(2024年9月25日現在)http://tofl.jp/juken/english.php国・公立大学はSpring調べ。
「英語で学士が取れるプログラム」のアプローチはさまざまです。私立大学の取り組みをご紹介します。
慶應義塾大学 文理融合の学びで社会の問題に取り組む「GIGA」と、一貫して経済学を学ぶ「PEARL」
慶應義塾大学では、英語で学位が取れるプログラムとして、湘南藤沢キャンパス(SFC)の総合政策学部・環境情報学部にGIGA(Global Information and Governance Academic)プログラム、さらに三田キャンパスの経済学部にPEARL(Programme in Economics for Alliances, Research and Leadership)を設置しています。
GIGAプログラムでは、文理を融合してグローバル社会の諸問題を発見・解決できる人材を育む幅広いカリキュラムを展開しています。学びのコアである「研究会」では教員と学生がともに研究を行うという少人数制の教育が行われています。完全2学期制で年間約600科目が開講されており、留学やフィールドワーク、インターンシップなどと組み合わせることも可能です。最先端IT環境や豊富な外国語プログラム、3.5年早期卒業制度なども整備されています。留学生や帰国生なども多く、多様なバックグラウンドを持った学生が多いことが特徴です。
英語で経済学を学ぶPEARLは、経済学の知識とともに高い語学力を生かして、世界各地域との連携を構築できる人材育成に注力しています。5年間で学士号・修士号を取得する選択肢もあるほか、世界のトップレベルの大学との協定強化も進めています。フランスのパリ政治学院やHEC経営大学院への留学を含むダブルディグリー・プログラムなどが充実しています。2016年の開設以降、卒業後のPEARL生の活躍が実業界からも注目されています。19年以降は、合格者数において、海外背景を持つ学生が増加しており、学部の多様性の促進に貢献しています。
早稲田大学 「世界で輝くWASEDA」を目指す
早稲田大学は「QS世界大学ランキング2024」において、国内私立大学第一位にランクインした総合大学です。卒業生は日本のみならず世界を舞台に、多岐にわたる分野で活躍しています。また、創立者・大隈重信が説いた「東西文明の調和」に基づき、創立当初から留学生を積極的に受け入れてきました。現在、世界100ヵ国以上より約8,000人の外国人学生が在籍しており、日本で最も国際化が進んだ大学の一つといえます。
早稲田大学には全13学部・20研究科があり、多彩かつダイナミックなカリキュラムを展開しています。また、国際化へ向けた取り組みとして、英語による学位取得プログラムの拡充に力を入れ、6学部・15研究科において、英語による授業履修のみで学位を取得することが可能です。
国立大学でも、幅広い分野で専門分野を深める「英語で学士が取れるプログラム」が提供されています。
九州大学 総合知で社会変革を牽引する大学へ
九州大学は、東京、京都、東北帝国大学に次ぐ4番目の帝国大学として1911年に創立されました。現在約19,000人の学生と約8,000人の教職員が在籍し、12学部、19学府、国内最大級の大学病院や附属図書館などを保有しています。
九州大学には、主に4つのキャンパスがあり、総合科学の中枢・実証実験拠点としての伊都キャンパス、アジアにおける生命医療科学拠点としての病院キャンパス、先端科学融合拠点としての筑紫キャンパス、アジアにおける先端デザイン拠点としての大橋キャンパスが、それぞれ特色ある研究や教育を展開しています。
伊都キャンパスは、約272haの敷地面積を有し、キャンパス単体では日本一の大きさを誇ります。敷地内はAIオンデマンド学内バスで乗りたいときに行きたい場所まで自由に移動できます。
九州大学の新作プロモーションビデオ 13世紀からやってきたタイムトラベラーが、九州大学のさまざまな学問分野により総合知を身につけていく姿をご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=kTTlxbLdvnY
九州大学の個性豊かな先生たちをご紹介。 イラストと動画でそれぞれ違う先生を紹介しています。
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/university/professor/
筑波大学 地球規模課題学位プログラム(学士)(BPGI)
筑波大学の「地球規模課題学位プログラム(BPGI)」では、「環境」と「人間」という大きな領域から地球規模課題全般を俯瞰する幅広い基礎知識を身につけます。各領域はそれぞれ「地球環境」と「リスク・安全」、および、「社会共生」と「人の健幸」に柱となる視点を置き、各領域を支える専門知識を身につけることができます。
授業形式は、従来型の知識を教えるだけの授業ではありません。地球規模の課題について、自分で考え抜く力、自分で解決策を見つける力を養うための「PBL(Problem/Program Based Learning)形式」のオリジナル授業を展開しています。また、興味に応じて専門分野を掘り下げるための授業も履修することができます。
同プログラムで学んだ学生は、国際機関や研究機関、あるいは世界展開している企業など、地球規模の課題を解決するあらゆる場で、柔軟で論理的な思考力と、興味に応じた高度な専門知識を武器に活躍できる人材となることができます。
東京都立大学 最先端の生命科学研究の力でグローバル課題の解決に挑む
東京都立大学は、東京都が設置する唯一の総合大学として多彩な基礎研究や応用研究を通して、卓越した学問、革新的な技術、グローバル・リーダーの育成に取り組んでいます。世界都市・東京にありながら豊かな自然に恵まれた南大沢キャンパスは、図書館や体育館、学生寮を備え、周辺は治安が良く住みやすい環境です。中規模総合大学として高い研究力を持ちながら、公立大学ならではの良心的な授業料設定も魅力です。
理学部生命科学科では、グローバルに活躍できる理系プロフェッショナルの育成を目的として、授業を英語と日本語の両方で提供しており、英語授業のみの履修でも卒業することが可能です。生体分子・細胞から生態系、進化、環境までの幅広い生命現象を、最先端の研究者でもある教員の指導により学びます。講義は比較的少人数で、インタラクティブな授業です。プログラムの約半分は実験や実習、野外・臨海実習などに充てられ、知的好奇心を満たす充実した体験ができます。研究施設も充実しており、世界的に注目される最先端の研究を行っています。生命科学の知識を生かして、健康・医療、食品や海洋・森林資源、環境保全など、多くの分野で社会に貢献する学生が巣立っています。
東北大学 「Future Global Leadership Program
FGL(Future Global Leadership) プログラムは、英語の授業で学位が取得できるプログラムで、学部コース(学士)として、理学部(先端物質科学:AMC)・工学部(国際機械工学:IMAC-U)・農学部(国際海洋生物科学:AMB)の3コースを開講しています。各専門分野の基礎をしっかりと学びながら、最先端の研究にも触れられる4年間を通じて、将来各分野を国際的に牽引するリーダーを育てることを目標としています。
AMCコースでは、材料科学に重点を置いた基礎化学カリキュラムを提供しています。IMAC-Uコースは、機械工学を学ぶための世界トップクラスの研究環境が整っています。AMBコースでは、水産養殖動植物の研究応用に特に重点を置いています。 すべての授業が英語で行われるため、応募段階で日本語能力は問われません。入試は、書類選考(英語能力や学力を示す各種テストのスコアが必要になります)と、オンラインでの英語による筆記・面接を通して行われます。
各コースには、世界各国から志の高い学生が、それぞれの専門分野で成し遂げたい夢をもって集まっています。学生同士はもちろんのこと、教員との距離も近く、国際的な視野で質の高い学びや研究を進めることができます。
慶應義塾大学
■ 慶應義塾大学 GIGAプログラム [Admissions for the GIGA Program]
入試形式 | 書類審査のみ(3分間のプレゼンテーションビデオ含む)。 ※筆記試験・面接なし |
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英語学位プログラム対象学部 | 総合政策学部・環境情報学部 |
入学時期 | 9月 ※日本語で授業を受けられる程度の日本語能力があれば、4月入学を選択することも可能。 入学希望時期は出願時に選択可能、ただし出願後の変更は一切不可。 |
募集人員 | 約50名 |
1年次から専門性が高い「研究会」の履修が認められている。留学、進級・卒業の時期を完全2学期制で運用し、9月入学者でも3月に卒業できる(3.5年早期卒業制度)など、柔軟性に富んだカリキュラムのもと、多様な進路設計が可能。
https://giga.sfc.keio.ac.jp
■ 慶應義塾大学 PEARLプログラム
入試形式 | 書類審査のみ。 IB、SATもしくはACTの成績、TOEFLまたはIELTSの結果、そして各人の志望動機や適性を見定めるための志望理由書などを提出、これらを総合的に評価して合否を決定。面接や独自の筆記試験なし。 |
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英語学位プログラム対象学部 | 経済学部 |
入学時期 | 9月 |
募集人員 | 約100名 |
日本人・外国人を問わず国内外から幅広く学生を受け入れる。 https://www.sfc.keio.ac.jp/en/academics/pmei/giga/
立命館大学
入試形式 | AO英語基準入学試験(4月入学/9月入学)、 帰国生徒(外国学校就学経験者)入学試験(4月入学)、 (総合型選抜)AO選抜入学試験(4月入学)、一般選抜入学試験(4月入学) |
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英語学位プログラム対象学部 | 【A】グローバル教養学部(オーストラリア国立大学(ANU)とのデュアル・ディグリー・プログラム) 【B】国際関係学部 ① アメリカン大学・立命館大学 国際連携学科 (ジョイント・ディグリー・プログラム) ② 国際関係学科 グローバル・スタディーズ専攻 【C】政策科学部 政策科学科 Community and Regional Policy Studies専攻 【D】情報理工学部 情報理工学科 Information Systems Science and Engineering Course |
入学時期 | 4月または9月(プログラムによって異なる) |
募集人員 | 【A】100名 【B】①25名 ②100名 【C】40名 【D】50名 |
立命館大学の英語学位プログラムでは、日本にいながらにして、海外で学んでいるような環境に身を置き、グローバル社会で活躍できる力を養います。海外大学と立命館大学の両方で学ぶ共同学位課程も展開しています。また、多様な環境で育った皆さまの強みを発揮できるさまざまな入学試験があります。詳しくはウェブサイトをご確認ください。
ritsnet.ritsumei.jp/english_degree_programs/
早稲田大学
入試形式 | 英語学位プログラム(AO入試) 日本語学位プログラム(外国学生入試、グローバル入試)など |
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英語学位プログラム対象学部 | 政治経済学部、社会科学部、国際教養学部、文化構想学部、基幹理工学部、創造理工学部 |
入学時期 | 主に9月(4月入学の有無は学部により異なる) |
募集人員 | 政治経済学部:100名、社会科学部:60名 国際教養学部:4月/9月入学併せて250名 文化構想学部:15名 理工学部(基幹・創造):各30名 ※英語学位プログラム(AO入試)の募集人数 |
「世界で輝くWASEDA」を目指す早稲田大学では、現在、英語による学位取得プログラムを計6学部で展開しており、学際的な研究のみならず、高い専門性を追求できるカリキュラムを提供。100以上の国・地域から年間約8,000人の留学生が学ぶキャンパスでは、授業の内外で、国境を越えた多数の文化交流が日常となっている。また、全学で800以上もの海外協定校にて留学が可能。
https://www.waseda.jp/inst/admission/en/
※早稲田大学に関する情報はこちら
https://spring-js.com/japan/897/
岡山大学
入試形式 | ① 国際入試 ② ディスカバリー入試(総合型選抜入試) |
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英語学位プログラム対象学部 | グローバル・ディスカバリー・プログラム |
入学時期 | ① 4月または10月 ② 4月 ※①②ともに、4月入学には日本語力が必須 |
募集人員 | ① 4月入学5名・10月入学30名 ② 25名 |
国籍を問わず国内外から幅広く学生を受け入れており、2024年9月現在では、21ヵ国から集った67名の留学生を含む228名が在籍。日本人学生も国内の高校出身者や、帰国生など、多種多様。入学当初から学生一人ひとりにアカデミック・アドバイザーがつき、きめ細やかなサポート体制で学生をバックアップする。多様な文化的背景を持つ学生・教員とふれあいながら、既存の学部の枠にとらわれない柔軟な学びを通じて、理論的・実践的知識を身につける。
https://discovery.okayama-u.ac.jp/en/
九州大学
入試形式 | 日本語受験: 一般選抜、総合型選抜、学校推薦型選抜、国際型入試(帰国生徒選抜・私費外国人留学生入試(4月入学)) 英語受験:国際型入試(私費外国人留学生入試(10月入学)) https://kyoso.kyushu-u.ac.jp/pages/admission |
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英語学位プログラム対象学部 | 共創学部 |
入学時期 | 4月または10月 |
募集人員 | 105名(内、国際型入試10名) |
共創学部では、柔軟な考え方と創造力をもつ、優秀で国際的な学生を求めています。当学部は、文系と理系の枠を超えた革新的な教育モデルを提供し、幅広い知識やスキル、経験を重視しています。ここでは、常に課題を意識しながら能動的に学ぶことで、これからの社会でグルーバルに活躍できる人間に成長できます。また日本でも住みやすい街として常に人気のある福岡市にあることも魅力の一つです。
https://kyoso.kyushu-u.ac.jp/
データで見る共創学部
・学生9人/チューター教員1人
・外国人教員の割合=約24%
・23部局から51名の専任教員
・学生文理の割合=57:43
・学生男女比=45:55
・卒業後の進路(2023年度) 就職66.9% 進学25.5% その他7.6%
筑波大学
入試形式 | 書類審査と口述審査※による総合評価 ※海外在住の出願者はオンライン審査 |
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英語学位プログラム対象学部 | 【A】地球規模課題学位プログラム(BPGI) 【B】 総合理工学位プログラム(IDE) 【C】社会国際学教育プログラム(TISS) 【D】 生命環境学際プログラム(TILES) |
入学時期 | 【A】10月 【B】【C】【D】9月 |
募集人員 | 【A】若干名 【B】13名 【C】8名 【D】11+若干名 |
地球規模課題学位プログラム(BPGI):
人間と環境に関する課題を解決するために、分野を超えて必要な情報・技術を自ら意欲的に求めていく姿勢を持ち、多くの選択肢の中から最適な解決策を意思決定できる人材を育成。国籍を問わず国内外の学生を受け入れる4年間の英語プログラム。
https://bpgi.tsukuba.ac.jp
総合理工学位プログラム(IDE):
基盤的工学教育として数学と物理の確固たる基礎学力を備えたうえで、モノを扱うミクロからマクロスケールにわたる分野横断的工学分野の課題を原理的な視点から理解・分析。創造的解決に結びつけることのできるグローバル人材の育成をめざす。
https://www.ide.tsukuba.ac.jp/
社会国際学教育プログラム(TISS):
社会学類と国際総合学類の2つにまたがり、社会科学分野(法学、政治学、経済学、社会学)を中心に英語のみで学位取得できる学士課程プログラム。
https://www.soc-int.tsukuba.ac.jp/tiss/?lang=en
生命環境学際プログラム(TILES):
生命環境学群(生物学類、生物資源学類、地球学類)が開設する、地球環境、エネルギー、食糧等の地球規模の問題解決に必要な視座を学ぶ学士課程プログラム。
https://www.life.tsukuba.ac.jp/en/
東京都立大学
入試形式 | 理学部生命科学科 日本語受験 : |
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英語学位プログラム対象学部 | 理学部生命科学科 |
入学時期 | 4月または10月 |
募集人員 | 60名(秋季入学入試は若干名) |
生命科学科では、十分な基礎学力と共に、次のような学生を求めます。
① 生物が大好きで、実験・観察・研究をしたい人
② 生命科学を通じて、研究する力、企画力、実行力を身につけたい人
③ 英語力も高めて、国際的に活躍したいと思っている人
入学金・授業料(2023年4月)入学金:282,000 円/授業料:520,800 円
最新情報は本学入試課のページをご参照ください。授業料減免の制度もあります。
https://www.tmu.ac.jp/entrance.html(入試課)
https://gs.tmu.ac.jp/exemption/(学生課・授業料減免)
東北大学
入試形式 | グローバル入試II期、国際学士コース(Future Global Leadership)入試 一次試験:書類審査 二次試験:面接・筆記試験※1 ※1… どちらの入試も二次試験はオンライン・英語で実施。FGL入試は出願も英語でオンライン。 |
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英語学位プログラム対象学部 | 理学部 化学科 (先端物質科学コース:Advanced Molecular Chemistry) 工学部 機械知能・航空工学科 (国際機械工学コース:International Mechanical Aerospace Engineering-Undergraduate) 農学部 生物生産科学科 (国際海洋生物科学コース:Applied Marine Biology)※2 ※2…FGL入試のみ |
入学時期 | 10月 |
募集人員 | IMAC-Uコース: 15名程度、その他のコース:10名程度 |
東北大学では、国際的な視野を持ち、地球規模での活躍を目指す世界各国の優秀な高校生のために、学部教育を英語で行う3つの国際学士コースを設置。いずれのコースも本学のトップレベルの教授陣による授業や研究指導を通して、基礎から最先端の知識を提供。卒業後の大学院進学や就職においても国際的に活躍できる機会が得られる。FGL入試の対象は原則として日本国籍を有しない者だが、一定の条件(現地校での教育期間)を満たせば出願可能となる場合もある。
FGL入試:https://www.insc.tohoku.ac.jp/english/degree/undergraduate-english/
グローバル入試II期:https://www.tnc.tohoku.ac.jp/admissions_sp.php
Spring 編集部が聞きました
「英語学位プログラム」を受講した学生さんには、さまざまな理由や思いがあるようです。 現在の授業の様子や将来の目標など、これから検討される皆さんにとって、 大いに参考になることでしょう。ぜひご覧ください。
岡山大学
4年生 前嶋 優奈さん
🆀 1 なぜ同学を選んだのですか。
グローバル・ディスカバリー・プログラム(GDP)内の授業だけでなく、他学部の授業を履修できるフレキシブルなシステムに惹かれ、入学を決めました。私自身がそうであったように、高校卒業時に自分の進みたい分野が定まっていない、あるいは英語だけでなく日本語でも学びたい人にとっては、GDPの自由さはとても魅力的だと思います。また、自然豊かで開放的かつ暖かい雰囲気のキャンパスに通ってみたいと感じました。
🆀 2 大学生活の様子をお聞かせください。
多様なバックグラウンドを持った学生と毎日楽しく学んでいます。自分の夢に向かってインターンシップやボランティア、プロジェクトの立ち上げなどを積極的に行っている学生が多く、日々刺激をもらっています。
🆀 3 将来の夢は何ですか。
将来は日本に住む外国人を支援できる職に就きたいと考えています。社会学や文化人類学の授業を履修しているうちに、日本での外国人受け入れ制度と多文化共生社会に疑問を持つようになったからです。タイの大学で、一年間の交換留学を経験し、GDPで学んだことをもとに移民や多様性について現地の学生とディスカッションをしたり、授業を受けたりして考えを深めることができました。
※岡山大学の詳しい情報はこちら
https://www.spring-js.com/japan/school/5414/
九州大学
共創学部共創学科 4年生 NUR SABRINA BINTE MOHAMAD SUHAIMIさん
🆀 1 なぜ同学を選んだのですか。
高校時代から学際的で創造的な解決策を求めたいという好奇心があり、文理横断で多様な分野を学べる九州大学共創学部を選びました。この学部では、環境破壊、食料安全保障、経済格差などのテーマについて学ぶ機会が無限に広がっていています。複雑でグローバルな問題を、一つの学問分野からアプローチするのではなく、多分野の視点から理解し対処することに焦点を当てている共創学部での学びは、とても充実しています。
🆀 2 大学生活の様子をお聞かせください。
初めての海外生活ということもあり、大学生活は常に学びと成長の連続でした。「You’ll never know until you try!」の精神で、積極的に留学生のグループや大学の起業家クラブ、学部の広報チームの活動等に参加したことで、私の留学生活は信じられないほど活気に満ち、彩り豊かなものになりました。これらの経験は何にも代えがたいものです。温かな友人や先生方にもとても感謝しています。
🆀 3 将来の夢は何ですか。
革新的な解決策でグローバルな問題に挑む起業家を目指しています。特に、食事制限がある人々や食料入手が困難な地域の人々のために、世界中の食料へのアクセスを改善することに注力しています。COVID-19パンデミックは、私の視野を広げ、持続可能な解決策を模索する原動力となりました。日本での経験を生かして、食を通じた文化交流を促進し、人々の生活の質の向上を目指しています。現在、日本料理とアジア料理を融合させたハラル料理のプロジェクトを進めており、近い将来、起業することが目標です。「行動はあらゆる障害を乗り越える」という信念のもと、困難を乗り越えるために全力を尽くします。
※九州大学の詳しい情報はこちら
https://www.spring-js.com/japan/school/5437/
慶應義塾大学SFC総合政策学部GIGA
4年生(取材時) 井上 美佑さん
🆀 1 なぜ同学を選んだのですか。
10年以上も日本から離れていたため、日本独特の組織と文化を学べる最後のチャンスと捉え、GIGAを選びました。さらに、GIGAではIB(国際バカロレア)でも受験でき、幅広い分野の講義を英語と日本語の双方で履修できる点が魅力的でした。研究会にも1年生から所属することができ、フィールドワークも行うことができます。
🆀 2 大学生活の様子をお聞かせください。
湘南藤沢キャンパスは一言で言うと「都内から簡単にアクセスできる別世界」です。自然豊かで四季折々に変化し、尊敬できる教授と学生たちに囲まれて常に刺激を受けて視野も広げることができています。 私自身は2つの研究会で「公共政策」と「AI進化」が「どのように環境問題を解決できるか」というテーマで研究しています。体育会にも所属しており、他学年・他学部の学生と関係を築いていく中で、授業だけでは得られないことを学んでいます。
🆀 3 将来の夢は何ですか。
日本の魅力を正当な価値で世界に届けながら、未来の地球と子どもたちのために働きたいです。さまざまなバックグラウンドを持つ学友とともに培った視座や人脈を生かしていきたいです。
※慶應義塾大学の詳しい情報はこちら
https://www.spring-js.com/japan/school/5439/
筑波大学
地球規模課題学位プログラム(BPGI) 2年生 柳澤 栞生さん
🆀 1 なぜ同学を選んだのですか。
中学・高校の6年間をアメリカで過ごし、当初はアメリカの大学に進学する予定でした。しかし、日本の大学を調べているうちに、地球規模課題学位プログラムに出会い、アメリカから受験することに決めました。このプログラムは一つの専門分野にとらわれず、さまざまな分野に焦点を当てることができるため、複数の分野に興味がある私にとって理想的でした。また、筑波大学は総合大学であり、他学部の英語・日本語の授業も履修できるため、幅広い学びの機会を得ることができると考えています。秋入学が可能で、英語で学べる数少ない国立大学のプログラムに出会えて、とても嬉しく思います。
🆀 2 大学生活の様子をお聞かせください。
国外から集まった異なるバックグラウンドを持つ仲間と共に、充実した大学生活を送っています。クラスの規模が小さいため、専門知識豊富な教授陣から手厚いサポートを受けながら、これまで触れることがなかった分野や多角的な視点を身につけながら学んでいます。また、他学部の留学生や日本人学生との交流もあり、さらに、一年時の春学期には国際基督教大学での学びの機会を得ることができました。このような経験を通じて、自分の可能性を広げられると感じています。
🆀 3 将来の夢は何ですか。
日本だけでなく、国際的に活躍できる仕事に就くことが夢です。そのために、特に興味のある平和研究をはじめとするさまざまな分野を学び、すべての人が住みやすい世界を作る一端を担えるように努力していきたいです。
※筑波大学の詳しい情報はこちら
https://www.spring-js.com/japan/school/5477/
東京都立大学
理学部生命科学科 4年生 木須 雄士郎さん
🆀 1 なぜ同学を選んだのですか。
生物学を全て英語で学べる都内の公立大学は同学が唯一の選択肢でした。「生物学」は科学の中でも自分の性格に合っているため、それを生かして何か面白いことをしたいと思いました。また、科学において「英語」は実質の世界共通言語のため、英語で情報を扱えるようになれば科学を思う存分堪能し活用できると思いました。さらに、「都内の公立大学」にこだわった理由は実家から通いやすく、自分が必要なものにお金をかけられると考えたからです。
🆀 2 大学生活の様子をお聞かせください。
大学にはさまざまな情報源や溢れるリソースがあるため、それをいかに自分の興味のある研究に活用できるかを考えています。リソースを利用する時に、学問的な思考では主に英語を使いますが、日本語も状況に応じて使います。大学生活では思考を試す機会が豊富で、人とのやりとりを通じての試行錯誤を愉しんでいます。またサークルでは、自分の将来の目標を達成するプロセスを小規模で実験するように活動しています。
🆀 3 将来の夢は何ですか。
あらゆる分野の思考が仲良くなれるような枠組みをつくることです。私は幼い頃から興味の有無とは関係なくさまざまな活動をしてきましたが、大学生になると思考が高度になり、専門性により細分化するものを目の当たりにしています。一方で社会ではそのような思考がさらに融合した問題があることに興味を持ちました。そこで私はその問題に取り組む人間がどのように他分野と協力して効果的に活動できるのかを研究テーマとしています。将来的にはその研究から得られるノウハウを参考に自分の夢を実現させるプロセスを築いていきたいです。
※東京都立大学の詳しい情報はこちら
https://www.spring-js.com/japan/school/5487/
東北大学
工学部 機械知能・航空工学科 国際機械工学(IMAC-U)コース 3年生 土田 稜貴さん
🆀 1 なぜ同学を選んだのですか。
私は米国に8年ほど暮らした経験があり、中学のころから航空工学を学びたいという強い思いがありました。理系の英語学位プログラムを実施する大学が少ない中で、日本が世界に誇る科学技術を英語で、かつ少数精鋭で学ぶことができるFGL(Future Global Leadership)プログラムに惹かれて東北大学に入学することを決めました。
🆀 2 大学生活の様子をお聞かせください。
入学後に気づいたのは、東北大学は学生の活躍をサポートするシステムが整っていることです。私はそれをフルに活用することで、とても充実した生活を送っています。現在は国際交流促進団体のリーダー・代表を務め、日本人学生、留学生問わずいろいろな方と関わりながら国際交流に貢献しています。また、ビジネスコンテスト団体や情報プラットフォーム団体を創設し、代表として運営しています。その他、国連やEUが共催する国際フォーラムにご招待いただくなど、学外でも貴重な経験をしています。
🆀 3 将来の夢は何ですか。
将来は世界を相手に仕事ができる人になりたいと思います。米国在住の経験があるからこそ、大学入学前から日本と世界を結ぶ重要性を感じていました。入学後はより一層、世界との架け橋として日本の技術や文化を世界にアピールし、ともに歩むことができるようになりたいと感じました。そのために今後は、多様な文化を理解し、理系・文系問わない知識を更に身につけたいです。
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https://www.spring-js.com/japan/school/5489/
早稲田大学
政治経済学部 English-based Degree Program(EDP) 2年生 冨山 皓生さん
🆀 1 なぜ同学を選んだのですか。
国内でも有数の英語学位プログラムが充実しており、日本内外から多様な学生や教授が集まる早稲田大学の国際的な環境に惹かれました。英語と日本語の両方で講義を履修できることで、多くの興味深い授業や教授から自由に選択し、自分の関心を深めていくことができます。この柔軟さと多様性は、早稲田大学ならではの強みだと感じています。
🆀 2 大学生活の様子をお聞かせください。
私自身は大学2年生の後期からゼミに所属しており、「ミクロ経済」と「ゲーム理論」の分野を中心に、経済学が実世界でどのような役割を持つのか、役に立てるのかについて学んでいます。また、私はWISHという早稲田大学直営の国際学生寮でレジデンス・アシスタントとして活動しています。さまざまなバックグラウンドを持った寮生との交流を通じ、学問以外の面でも日々学びの多い生活を送っています。
🆀 3 将来の夢は何ですか。
私は経済学の他に、IT分野にも強い興味を持っています。早稲田大学で培った価値観やどんな環境でも力強く生きていく力を基盤に、これらの分野を融合させて社会に貢献したいと考えています。
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2024年9月25日現在の情報です。最新情報は直接お問い合わせください。