なぜ『コーディング』を学ぶのか
シンガポールでは、全ての高等学校の生徒はコーディングを学ぶことが義務付けられています。また、オーストラリア・英国・フィンランド・中国だけでなく日本でも必修科目となっています。なぜ、各国でコーディングが学ばれているのでしょうか。それは「新しいリテラシー」だからです。コーディングを通して学校や仕事、そして生活に必要な「論理的に思考する力」「事実を把握し分析する力」「洞察力や批判的・客観的に思考する力」を身につけることができるからです。
Coding Lab 塾長
Mr. Yong Ning Foo 先生
コーディングと聞くと、一見難しいと感じるかもしれません。しかし、子どもたちにとっては「楽しいもの」なのです。Coding Labは、その楽しさを子どもたちに伝えるために米国マサチューセッツ工科大学(MIT)の卒業生によって創業されました。
コーディングを学ぶには、次の2つのステップがあります。①わかりやすく課題を小さく分解する②コンピューターとコミュニケーションをとるために「コード」を書く、です。対話の相手であるコンピューターには、分かりやすく筋道を立て指示を与える必要があります。このステップを経験することで、論理的思考・問題を解決するスキルが身につくのです。順序を立てて考えを整理する練習は、コーディングだけでなく、より豊かな人生を送る上でとても役立つスキルと言えるでしょう。
実際の作業では、キーボードでコードを入力し、マウスで画面を操作します。コーディングの技術が日常生活の中でどのように使われているかを学ぶだけでなく、パソコン操作にも慣れていきます。さまざまな側面からモノゴトを考える訓練ができ、脳が鍛えられます。
このような学びを通して、学校の授業では算数がより深く理解できるようになり、他の科目にも興味が湧き「学ぶ楽しさ」を知るでしょう。
こうして子どもたちは難しい問題に取り組み、「自分でできた!」と実感し、自己肯定感を育むことにつながっていくのです。クリエイティブに発想しながら、最後まであきらめずに挑戦し続ける力と「やってみよう」と勇気を持つこともできるでしょう。
今日、社会で必要な専門技術の需要は非常に高まっています。コーディングの技術があれば、絶えず変化する世界の中でも柔軟に対応することができます。さあ、あなたは、未来の準備はできていますか。
※過去の「教育の現場から」はこちらに掲載しております。ぜひご覧ください。
https://spring-js.com/expert/expert01/from-edu/※Coding Labに関する詳しい情報はこちら。
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