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シンガポール公立小学校 徹底解説

シンガポール公立小学校 徹底解説

2013.07.25

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国際的に評価される教育立国シンガポール
「ローカルスクールに興味はあるけれど、実情がわからない」という読者からのご要望にこたえて、シンガポール公立小学校を徹底解説します。

シンガポールのローカルスクールとは

 シンガポールは国家戦略として「教育」を掲げており、教育立国として国際的に高く評価されています。近ごろは、日本からもこのシンガポールの教育に高い関心が寄せられており、視察にくる教育関係者が増え続けています。読者の皆さまからも「ローカルスクールに興味はあるけれど、実情がわからない」と、その詳細を知りたいという声が多く寄せられています。

 シンガポールの基礎教育をになう公立校(現地校)のカリキュラムはどのような仕組みなのでしょうか。Springが徹底解説します。

◎二言語教育を中心にしたカリキュラム

 シンガポール公立校は、小学校6年制、中学校4年制、高校2年制(※1   小学校卒業後には複数の進路があります。後述のPSLE図表参照)をとり、シンガポール国民と永住権(PR)保持者が通っています。各校の空き状況によって、帯同家族ビザ(DP)保持者である外国籍の子女も受け入れているほか、学生ビザを取得して入学できるケースもあります。

 教育省(Ministry of Education、以下MOE)によると、公立小学校・中学校・高校における外国籍児童・生徒(※2   DP保持者および学生ビザ保持者)の割合は全体の約4%で、ここ数年において大きな変動がなく推移しています 。

 公立校の最大の特徴は、母語と英語を中核とする二言語教育で、義務教育ではないローカル保育園・幼稚園からその基礎教育は始まります。授業は、「母語」を除けば全科目英語でおこなわれます。シンガポールの公用語であるおもな民族語、すなわち中国語・マレー語・タミール語のいずれかを「母語」として入学時に選択します。それらの言語が母語でない生徒の場合、学校を通じて MOEに母語学習免除の申請をすることもできます。中国語の重要性が語られる中、最近では非中華系でも中国語を選択するケースが増えています 。

◎小学校卒業試験(PSLE)

 小学校低学年では母語のほか、英語と算数に比重がおかれます。3年生以降では、追加科目として理科や社会が導入され、放課後にはダンス・理科・アート・楽器演奏など各校によってさまざまなクラブ活動(CCA)の場が提供されます。4年生修了時の試験結果で5年生以降のクラス分けが行われ、卒業試験(Primary School Leaving Examination、以下PSLE)にむけて学習がさらに本格化します。
 PSLEとは、将来の進学コースを決定づける小学校卒業試験のことで、 1週間にわたり口頭試験(英語および母語)、リスニング試験(英語および母語)、筆記試験(英語・母語・算数・理科の全教科)がおこなわれます。

詳細は教育省(MOE)ウェブサイトにてご確認ください。www.moe.gov.sg

◎基本情報

長期休暇: 6月および11月中旬~12月末
授業時間: 1部制(7:30−13:30)または2部制(7:30−13:30、および12:00−6:00)
      学校により異なり、段階的に1部制への完全移行が進められる予定です
対象年齢: 6歳-11歳
      (1月生まれが学年で年長、12月生まれが年少。外国人子女の場合、
                                 学年をおとすなどの特別措置がとられることもあります)
1クラスあたりの人数: 約30人
一か月あたりの学費: 永住権(PR)保持者$103 、外国人(non-ASEAN)$513
          (※2013年現在。そのほか教科書、ユニフォームなどは別途購入)
給食   : なし。休み時間に校内の食堂で軽食を購入するか、持参したお弁当を食べます

※2013年6月25日現在の情報です

公立校で使用される教材例(1年生)

公立校で使用される教材例(1年生)

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