コロナ禍ならではの第2回 獅和祭（しおんさい）

9月下旬に、第2回獅和祭が行われました。新型コロナウィルスの影響により開催が危ぶまれましたが、何とか実施する方法はないかと生徒会執行部を中心に意見が交わされました。そして、「このような状況だからこそ、自分たちで出来るものを創ろう」という提案から、各クラスで動画を制作し発表するという形に変えて実施しました。

「動画の発表」と聞いて最初は戸惑った生徒もいたようですが、どのクラスも団結し、とても楽しそうに動画を制作していました。監督、キャスト、カメラマン、音響、脚本、動画編集、大道具・小道具など役割を分担し、皆で力を合わせ一つの動画を完成させることができました。

獅和祭当日は生徒会執行部の司会のもと、各クラスの映像作品が披露されました。完成した7分間の動画は、それぞれ細部やカメラワークにこだわっており、企画内容や衣装に各クラスのカラーが表れていました。どの作品もレベルが高く、特別開催となった今年の獅和祭は大変な盛り上がりを見せ、幕を閉じました。

今年度は多くの行事が中止になり、クラス全体で団結する機会が少なくなりましたが、皆で協力し一つの作品を制作したことで、普段の学校生活では得がたい達成感を感じることができました。困難な状況を克服したこの試みは、生徒たちにとって唯一無二のかけがえのない思い出となったに違いありません。